『剣鬼喇嘛仏』(けんきらまぶつ)は、1971年に発表された山田風太郎の時代小説。『オール讀物』(文藝春秋)1971年5月号に掲載された忍法帖シリーズの一つ。
物語
宮本武蔵との対決を熱望する「剣鬼」・長岡与五郎、「忍法喇嘛仏」を使う青龍寺組の頭領の孫娘・お登世。男女合体したまま旅を続け、2人二刀流で敵を斬る剣豪と化す。与五郎の父・細川忠興は、息子の大坂入城を危惧し刺客を放つ。
登場人物
作中に登場する忍法
- 忍法喇嘛仏 - 男女が合体したまま、2人が刀で前後の敵を斬る。
備考
せがわまさきにより、『山風短』の一編として漫画化[1]され、『月刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2010年8号から2011年2号まで連載された。また、せがわの『十 〜忍法魔界転生〜』にも長岡与五郎が登場する。