分布図(ぶんぷず、英語: distribution map)とは、地理的事象の分布を表す地図のことで、主題図の一種である[1]。
分布図は地理的事象の位置や量、分散のようすなどを示す[2]。地理的事象の空間的な分布を考察対象とする地理学[3]において、分布図は地理的事象の地域的な差異を把握したり、他者に理解させたりするとき[4]に限らず、地域差の要因を考察するうえでも有用な道具である[5]。
脚注
参考文献
- 兼子純 著「主題図を描く」、上野健一・久田健一郎 編『地球学調査・解析の基礎』古今書院〈地球学シリーズ〉、2011年、187-191頁。ISBN (978-4-7722-5254-6)。
- 加賀美雅弘 著「地域・空間論」、上野和彦・椿真智子・中村康子 編『地理学概論 [第2版]』朝倉書店〈地理学基礎シリーズ〉、2015年、12-15頁。ISBN (978-4-254-16819-8)。
- 高橋伸夫 著「分布の規則性」、中村和郎、高橋伸夫 編『地理学への招待』古今書院〈地理学講座〉、1988年、23-30頁。ISBN (4-7722-1227-2)。
- 日本地誌研究所 編『地理学辞典 改訂版』二宮書店、1989年。ISBN (4-8176-0088-8)。
外部リンク
- 『(分布図)』 - コトバンク