刀銭(とうせん、刀幣)は、中国で用いられた、刀の形状を模した青銅の貨幣。刀泉とも表記する。
春秋戦国時代の斉・燕・越などで用いられた。形状から、尖首刀・斉刀・明刀(方首刀)・円首刀の4種類に分けられる。新の王莽が鋳造した貨幣(王莽銭)のうち一部も、刀銭を模した形状をしている。同時代には各地で青銅貨幣が用いられており、趙・魏・韓などでは(布銭)、楚では蟻鼻銭、秦では(円銭)(環銭)が用いられていた。
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