函館地方気象台(はこだてちほうきしょうだい)は、北海道函館市にある地方気象台。札幌管区気象台の管轄下にある。渡島総合振興局および檜山振興局の気象観測等の業務を行っている。1872年に日本初の気象観測所、函館気候測量所として観測がはじめられ、函館測候所、函館海洋気象台を経て現在の名称となった。なお、函館海洋気象台時代は気象庁本庁の直轄であった。全国に4つあった海洋気象台(函館・舞鶴・神戸・長崎)のうちの一つだった。
函館地方気象台 | |
---|---|
函館地方気象台 | |
種別 | 地方気象台 |
管轄区域 | 北海道(渡島総合振興局、檜山振興局) |
所在地 | 北海道函館市美原3丁目4番4号 |
座標 | 北緯41度49分0.8秒 東経140度45分11.9秒 / 北緯41.816889度 東経140.753306度座標: 北緯41度49分0.8秒 東経140度45分11.9秒 / 北緯41.816889度 東経140.753306度 |
リンク | 函館地方気象台 |
函館地方気象台
沿革
- 1872年8月26日 函館気候測量所として観測を開始。所在地は函館区船場町9。
- 1879年6月6日 庁舎移転。函館区高砂町19に。
- 1882年2月8日 函館測候所に改称。
- 1923年10月15日 再び庁舎移転。函館区海岸町埋立地に。
- 1940年9月1日 現在の庁舎に移転。函館市美原三丁目4-4。
- 1942年8月25日 函館海洋気象台へ改称。
- 1962年7月1日 函館山に気象レーダーを設置。
- 1992年10月1日 横津岳に気象レーダーを移設。
- 2010年3月 海洋気象観測船「高風丸」の運用を終了。
- 2013年10月 函館地方気象台に改変の上で、札幌管区気象台の下部組織入りした[1][2][3][4]。なお、変更後も業務上の変更点はないとしている[4]。
- 2020年2月3日 目視観測通報自動化。[5]
脚註
- ^ “「海洋気象台」、組織改編で消滅 10月から”. 日経電子版. (2013年1月30日) 2013年1月30日閲覧。
- ^ “舞鶴海洋気象台 9月廃止 「日本海海洋気象センター」に”. 京都新聞. (2013年1月30日) 2013年1月30日閲覧。
- ^ “消える神戸「海洋」気象台 「地方」に改編へ”. 神戸新聞. (2013年1月29日) 2013年1月30日閲覧。
- ^ a b “全国の「海洋気象台」消える 神戸は90年の歴史に幕”. 長崎新聞. (2013年1月29日) 2013年1月30日閲覧。
- ^ “地方気象台等における目視観測通報の自動化等について”. (2019年10月25日)2020年2月3日閲覧。