内山 勝利(うちやま かつとし、1942年1月31日 - )は、日本の西洋古典学者・ギリシア哲学研究者。京都大学名誉教授。古代ギリシア哲学専攻。
来歴
1967年京都大学文学部哲学専修卒、1975年同大学院博士課程中退、藤沢令夫に師事する。関西大学助教授、1988年京大文学部助教授、教授、2005年定年退官し名誉教授。日本西洋古典学会委員長(第9代、2004年6月~10年6月)も務めた。
2008年『哲学の歴史』で毎日出版文化賞を共同受賞。
著書
- 『哲学の初源へ ギリシア思想論集』世界思想社 2002
- 『対話という思想 プラトンの方法叙説』岩波書店 2004
- 『ここにも神々はいます』岩波書店 2008
- 『プラトン「国家」逆説のユートピア』岩波書店 2013
- 『変貌するギリシア哲学』岩波書店 2022
共編
訳・共訳
- R・S・ブラック 『プラトン入門』(岩波文庫 1992)
- ガレノス『自然の機能について』(種山恭子共訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉1998)
- トーマス・A.スレザーク『プラトンを読むために』(丸橋裕、角谷博共訳、岩波書店 2002)
- ガレノス 『ヒッポクラテスとプラトンの学説 (1)』、※ 同 (2) は未刊
- 木原志乃共訳。京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉2005
- G.S.カーク、J.E.レイヴン、M.スコフィールド『ソクラテス以前の哲学者たち』
- 木原志乃、國方栄二、三浦要、丸橋裕共訳。京都大学学術出版会 2006
- クセノポン『ソクラテス言行録 (1)』 京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉2011
- 「ソクラテスの思い出」(メモラビリア)を収録
論文
- Cinii