昭和61年豪雪(しょうわ61ねんごうせつ・61豪雪)は、1985年(昭和60年)12月から1986年(昭和61年)3月にかけて、南岸低気圧により日本で発生した大雪である。新潟県能生町(現:糸魚川市)では1月26日に雪崩が発生した(柵口雪崩災害)。また、3月23日には、関東地方などで「春の大雪」となった。栃木県日光と山梨県河口湖で75cm、横浜で10cm、東京都心で9cmの最深積雪を記録した。吹雪による鉄塔倒壊で、50時間以上にもおよぶの停電・断水などが発生し、約3,000,000人が影響を受けた。西武新宿線田無駅で、大雪によるブレーキ故障によるとみられる列車衝突の事故が発生し、204人が負傷するなど、鉄道の事故もあった[1]。
各地点での積雪量
いずれも地名の後は積雪量(cm)を表す。
被害
- 死者 88人[2]
- 負傷者 504人
- 住家全半壊・一部損壊 119棟
- 住家浸水 165棟
大規模な雪崩があった新潟県では、死者 41人・重傷者 112人・軽傷者 83人の人的被害があった。