この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2011年4月) |
先天性赤血球異形成貧血(せんてんせいせっけっきゅういけいせいひんけつ、congenital dyserythropoietic anemia; CDA)とは、先天的に赤血球の形成異常があるために貧血を引き起こす疾患である。
概念
赤芽球に機能的形態的異常があり、不応性貧血、黄疸、脾腫、(ヘモクロマトーシス)を伴う遺伝性疾患。赤芽球は成熟不全と早期崩壊が起こるので、無効造血となり貧血は亢進する。
分類
貧血の種類や顕微鏡所見、血清所見によりI型~VI型の6種に分けられる。うちI型~III型の3型が多く、IV型~VI型の3型はまれである。
原因
統計
かなりまれな疾患であり、約350例ほどの報告しかない。
症状
貧血は必発。重症度や発症時期は症例により異なる。黄疸や脾腫は多くの症例で伴う。肝腫大が見られることもある。輸血をしたかどうかに関わらずヘモクロマトーシスとなる。
合併症
ヘモクロマトーシスを原因として、以下の症状が起こりうる。
検査
診断
治療
確立した治療法はない。(鉄剤)投与はヘモクロマトーシスの助長のため禁忌。輸血も同様の理由から重症例でなければ避ける。デフェロキサミンが投与されることもある。
予後
貧血自体は進行することはないが、ヘモクロマトーシスはすべての病型で進行していく。死亡の原因もヘモクロマトーシスによるものが多い。
診療科
血液内科、小児科