佳景山駅(かけやまえき)は、宮城県石巻市鹿又字欠山(かけやま)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)石巻線の駅である[1]。
歴史
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅である[1]。小牛田駅管理の無人駅[1]。
簡易自動券売機が設置されていたが撤去され、現在は乗車駅証明書発行機(自動精算機対応)が設置されている。
駅周辺
駅前にタクシー会社1軒、駅から少し離れた所にコンビニエンスストアがある。
佳景山駅の南には駅名の由来である欠山という標高92メートルの山がある[1]。この山の北側が地滑りで崩落したために、欠山と呼ばれるようになったと言われる。江戸時代の寛政年間(1789年から1801年)に、故あってこの地に預けられた、鹽竈神社の神職で国学者でもある藤塚知明(藤塚式部)が、欠山に佳景山の字を当てた。大正時代にこの地に駅ができると、佳景山は駅名に採用されて、この地域の通称として広まった[6][7][8]。
- 石巻市立河南東中学校
- 河南農村環境改善センター
- 河南カントリーエレベーター
- (宮城県道257号河南登米線)[1]
隣の駅
脚注
- ^ a b c d e f g h i 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、27頁。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、481-482頁。ISBN (978-4-533-02980-6)。
- ^ 「運輸省告示第120号」『官報』1948年4月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ “日本国有鉄道公示第52号”. 官報. (1982年6月5日)
- ^ “「通報」●石巻線佳景山駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1982年6月7日)
- ^ 『河南町誌』上518-519頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典4 宮城県』162頁。
- ^ 『日本山名辞典』237頁。
参考文献
- 河南町誌編纂委員会 『河南町誌』上 河南町、1967年。
- 角川日本地名大辞典編纂委員会 『角川日本地名大辞典4 宮城県』 角川書店、1979年。
- 徳川球雄・石井光造・武内正(編) 『日本山名辞典』 三省堂、2011年。
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(佳景山駅):JR東日本