仲ツ山古墳(なかつやまこふん、仲津山古墳)は、大阪府藤井寺市沢田にある古墳。形状は前方後円墳。古市古墳群(世界文化遺産)を構成する古墳の1つ。
仲ツ山古墳 | |
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墳丘(右に前方部、左奥に後円部) | |
別名 | 仲津山古墳 |
所属 | 古市古墳群 |
所在地 | 大阪府藤井寺市沢田4丁目 |
位置 | 北緯34度34分12.24秒 東経135度36分44.60秒 / 北緯34.5700667度 東経135.6123889度座標: 北緯34度34分12.24秒 東経135度36分44.60秒 / 北緯34.5700667度 東経135.6123889度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 | 墳丘長290m 高さ26.2m |
出土品 | 埴輪・勾玉 |
築造時期 | 5世紀前半 |
被葬者 | (宮内庁治定)仲姫命 |
陵墓 | 宮内庁治定「仲津山陵」 |
史跡 | 国の史跡「仲姫命陵古墳周堤」 (「古市古墳群」に包含) |
特記事項 | 全国第9位の規模[1] |
地図 | 仲ツ山古墳 |
実際の被葬者は明らかでないが、宮内庁により「仲津山陵(なかつやまのみささぎ)」として第15代応神天皇皇后の仲姫命の陵に治定されている。また周堤は国の史跡に指定されている(史跡「古市古墳群」のうち)[2]。
概要
古市古墳群の北部、誉田御廟山古墳の北東に位置する。全長290メートル、後円部径170メートル、高さ26.2メートル、前方部幅193メートル、高さ23.3メートルで[3]、古市古墳群で2番目、全国でも9番目の大きさを誇る[1]。墳丘は三段築成で、葺石と埴輪が確認される。くびれ部の両側には造り出しがある。国府台地の最高所にあるため、周濠は空濠に近い湿地帯になっている。
主体部については不明であるが、石棺が存在することや勾玉が出土したことが伝えられている。また、発掘調査により、外堤外法面に葺石が施されていることが判明した。出土した埴輪の特徴から、古市古墳群の巨大前方後円墳では、津堂城山古墳に次いで古く、5世紀前半の築造と推定されている。
ギャラリー
仲姫命仲津山陵 拝所
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脚注
外部リンク
- google.mapsの衛星画像