乾(けん)は八卦の一つ。卦の形は☰であり、三爻がすべて陽。または六十四卦の一つであり、(乾為天)。乾下乾上で構成される。
卦象
方角
方角としては北西の方角になる。全方位(東西南北)を十二支で12等分した場合、北東、東南、南西、西北が表現できないため、これと別に北から時計回りに坎(かん)、艮(ごん)、震(しん)、巽(そん)、離(り)、坤(こん)、兌(だ)、乾(けん)の八卦を使って方角を表現した[1]。戌(いぬ)と亥(い)の間であることから乾は「いぬい」とも読まれる。
先天図
伏羲先天八卦における次序は一であり、方位は四正卦の一つで南に配される。陰陽消息は陽が極まったところである。
脚注
- ^ 「干支2方位神」国立国会図書館 2021年12月16日閲覧