中沢浜貝塚(なかざわはまかいづか)は、岩手県陸前高田市広田町中沢にある縄文時代の貝塚遺跡。日本でも有数の多数の人骨が出土した貝塚である。1934年1月22日、国史跡に指定された[1][2]。
中沢浜
貝塚
貝塚
概要
広田半島先端の大森山 (標高147.2m) の西の丘陵にある。面積約17,000平方メートルの範囲が国史跡に指定されている[3]。人骨が多数出土している遺跡であり、1907年に野中完一が調査したところ、人骨17体が出土した。これまでに40体以上もの人骨が出土しているほか、土器や石器、骨角器、動物骨なども多数発見されている。長い年月を経て堆積した砂が、遺跡の広範囲を覆っている。縄文時代から平安時代にまで複数の時代に及ぶ複合遺跡であることがわかったため、三陸ジオパークにも認定されている[4]。