下毛野 根麻呂(しもつけの の ねまろ)
以下の2名が『続日本紀』に登場するが、姓が異なるこの両者が同一人物かどうか『続日本紀』の記載内容からははっきりしない。同一人物とする場合、公姓の根麻呂がのちに朝臣姓を賜姓されたことになる。
下毛野 根麻呂 (公姓)
下毛野 根麻呂(しもつけぬ の ねまろ)は、奈良時代の貴族。姓は吉弥侯[1]のち下毛野公。系譜は明らかでない。官位は外従五位下・芳賀郡少領。
天平神護元年(765年)2月に正六位上から外従五位下に昇叙され[2]、同年3月に根麻呂ら一族4名が下毛野公の姓を賜与される[3]。
下毛野 根麻呂 (朝臣姓)
下毛野 根麻呂(しもつけぬ の ねまろ)は、奈良時代の貴族。姓は朝臣。官位は外従五位下・(下野介)。
脚注
参考文献
- 宇治谷孟『続日本紀』講談社学術文庫、1992年
- 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年(系譜セクションの出典)