上舟入停留場(かみふないりていりゅうじょう)とは、かつて広島県広島市(現在の中区)に存在した広島電鉄江波線の路面電車停留場である。
歴史
上舟入停留場は1943年(昭和18年)12月、江波線の開業に合わせて開設された[1]。しかし開業から1年も経たない翌年の6月に休止される[1]。加えて1945年(昭和20年)8月6日には原爆投下により江波線自体も不通となった[1]。路線はその後1947年(昭和22年)11月に復旧を果たしたが、当停留場は復活することなくこのとき廃止された[1]。
周辺
停留場は江波線の土橋 - 舟入仲町(1952年ごろ舟入町に改称)間に置かれていた[1]。
当停留場廃止後、この区間には舟入百米道路停留場(ふないりひゃくめーとるどうろていりゅうじょう)という停留場が開設されたことがある[2]。この停留場は江波線と平和大通り(100m道路)の交差点あたり(土橋起点0.3 km地点)に置かれ、1955年(昭和30年)8月7日に開設、翌8日に廃止という臨時の停留場であった[2]。
隣の停留場
脚注
- ^ a b c d e 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年、150-157頁。ISBN (4-533-05986-4)。
- ^ a b c d e 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、18,38頁。ISBN (978-4-10-790029-6)。