ヴォイチェフ・シュチェスニー（Wojciech Szczęsny, 1990年4月18日 - ）は、ポーランド・マゾフシェ県ワルシャワ出身のサッカー選手。セリエA・ユヴェントスFC所属。ポーランド代表。ポジションはゴールキーパー。
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| ポーランド代表でのシュチェスニー（2018年） | ||||||
| 名前 | ||||||
| 本名 | ヴォイチェフ・トーマシュ・シュチェンスヌィ Wojciech Tomasz Szczęsny | |||||
| ラテン文字 | Wojciech Szczęsny | |||||
| 基本情報 | ||||||
| 国籍 | ポーランド | |||||
| 生年月日 | 1990年4月18日（33歳） | |||||
| 出身地 | ワルシャワ | |||||
| 身長 | 195cm | |||||
| 体重 | 84kg | |||||
| 選手情報 | ||||||
| 在籍チーム | ユヴェントスFC | |||||
| ポジション | GK | |||||
| 背番号 | 1 | |||||
| 利き足 | 右足 | |||||
| ユース | ||||||
| 2004-2005 | (アグリコラ・ワルシャワ) | |||||
| 2005-2006 | レギア・ワルシャワ | |||||
| 2006-2009 | アーセナル | |||||
| クラブ1 | ||||||
| 年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
| 2009-2017 | アーセナル | 132 | (0) | |||
| 2009-2010 | → ブレントフォード (loan) | 28 | (0) | |||
| 2015-2017 | → ローマ (loan) | 72 | (0) | |||
| 2017- | ユヴェントス | 137 | (0) | |||
| 代表歴2 | ||||||
| 2007-2010 | U-20ポーランド | 4 | (0) | |||
| 2009-2012 | U-21ポーランド | 7 | (0) | |||
| 2009- | ポーランド | 69 | (0) | |||
| 1. 国内リーグ戦に限る。2022年5月23日現在。 2. 2022年12月1日現在。 (■テンプレート)（(■ノート) ■解説）■サッカー選手pj | ||||||
クラブ経歴
レギア・ワルシャワのユース出身。2006年にアーセナルへ移籍。同チームの下部組織で経験を積んだ後、2008-09シーズンからリザーブチームに昇格。リーグ最終戦となる5月24日のストーク・シティFC戦ではトップチームのベンチ入りメンバーに入った。
翌2009-10シーズンはブレントフォードFCにレンタル移籍し、正GKとして28試合に出場。アーセナル復帰後の2010-11シーズンは序盤こそ控えに甘んじていたがウカシュ・ファビアンスキとマヌエル・アルムニアの負傷もあって第17節のマンチェスター・ユナイテッド戦(0-1)でプレミアリーグデビューを果たした。シーズン途中から出場機会を得ると安定したパフォーマンスを披露した[1]。アーセン・ベンゲル監督から「正GKを任せられる器」という評価を与えられた[2]。
2011-12シーズンは初の開幕スタメンを獲得。アルムニアが退団した2012-13より背番号1番を継承した。
2014-15シーズン、プレミアリーグ第20節サウサンプトンFC戦に敗れた後、控室のシャワールームにて喫煙した事が問題視され、2万ポンド(約364万円)の罰金を課された。以来ダビド・オスピナにリーグ戦での出場機会を奪われてしまった[3][4]。
2015-16シーズン、チェルシーFCよりペトル・チェフが加入したことによる出場機会確保のため、ASローマへ1年間の期限付き移籍をした[5][6]。
2016-17シーズンもローマでのプレーを発表し、再びレンタル移籍した[7]。また、完全移籍の義務条項もとりつけられており、移籍金は1340万ポンドとされる。
2017年7月、ユヴェントスFCへの移籍が決定[8][9]。
2018年7月、退団したジャンルイジ・ブッフォンの背番号である1番を2018-19シーズンから着用することになった。2019-20シーズン、チームのリーグ優勝に貢献し、リーグの年間最優秀GK賞を受賞した[10]。
代表経歴
2009年に就任した(フランツィシェク・スムダ)監督の初陣となる11月14日のルーマニアとの親善試合でポーランドA代表初招集。11月18日のカナダ戦で代表デビューを飾る。2011年2月9日のノルウェーとの親善試合ではフル出場を果たした。
2022年11月、2022 FIFAワールドカップに臨むポーランド代表に招集され[11]、グループリーグ2戦目のサウジアラビアでPKをセーブして勝利に貢献、第3戦アルゼンチン戦では試合に敗れたもののリオネル・メッシのPKをセーブ、これのよりチームは得失点差で決勝トーナメント進出を果たした[12]。
人物
2022 FIFAワールドカップのグループステージ終了時点において、シュチェスニーはキャリア通算87本のPKに立ち会い、そのうち26本ものシュートを止めてきた。セーブ率は30%と高い水準を示しており、自身は「直感ではなく、ちゃんとした準備のおかげ」と述べている[13]。
個人成績
| 年度 | クラブ | リーグ | (リーグ戦) | (リーグ杯) | (オープン杯) | 国際大会 | その他 | 通算 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |||
| イングランド | リーグ戦 | FLカップ | FAカップ | UEFA CL | UEFA EL | その他 | 期間通算 | |||||||||
| 2008-09 | アーセナルFC | プレミアリーグ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2009-10 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | ||
| ブレントフォードFC | フットボールリーグ1 | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 28 | 0 | |
| 2010-11 | アーセナルFC | プレミアリーグ | 15 | 0 | 5 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 24 | 0 |
| 2011-12 | 38 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 46 | 0 | ||
| 2012-13 | 25 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 33 | 0 | ||
| 2013-14 | 37 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 46 | 0 | ||
| 2014-15 | 17 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 29 | 0 | ||
| イタリア | リーグ戦 | (リーグ杯) | コッパ・イタリア | UEFA CL | UEFA EL | その他 | 期間通算 | |||||||||
| 2015-16 | ASローマ | セリエA | 34 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 42 | 0 |
| 2016-17 | 38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 39 | 0 | ||
| 2017-18 | ユヴェントスFC | 17 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 21 | 0 | |
| 通算 | リーグ通算 | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | UEFA CL | UEFA EL | その他 | リーグ通算 | ||||||||
| イングランド | プレミアリーグ | 132 | 0 | 7 | 0 | 12 | 0 | 29 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 181 | 0 | |
| フットボールリーグ1 | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 28 | 0 | ||
| イタリア | セリエA | 89 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 102 | 0 | |
| 総通算 | 249 | 0 | 7 | 0 | 14 | 0 | 40 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 311 | 0 | ||
試合数
- 2022年11月30日現在
タイトル
クラブ
- アーセナルFC
- FAカップ：2回 (2013-14, 2014-15)
- FAコミュニティ・シールド：2014
- ユヴェントスFC
- セリエA 3回 (2017-18, 2018-19, 2019-20)
- コッパ・イタリア：2回 (2017-18, 2020-21)
- スーペルコッパ・イタリアーナ：2回 (2018, 2020)
個人
脚注
- ^ レーマン：シュチェスニーは全てを持っている
- ^ ヴェンゲル：シュチェスニーはNo.1になれる器だ
- ^ “試合後にシャワールームで喫煙？ アーセナルGKに罰金３６０万円” Goal.com 2015年1月6日
- ^ “喫煙騒動のシュチェスニー、代表でも先発落ちの危機。ドゥデク氏「クラブを退団すべき」”FOOTBALL CHANNEL、2015年3月6日
- ^ WOJCIECH SZCZESNY HANDED ROMA’S NO.25 SHIRTASローマ公式 2015年7月29日
- ^ “ローマ、シュチェスニーのレンタルを発表”Goal、2015年7月29日
- ^ “シュチェスニー、レンタル移籍合意で今季もローマでプレー”. 超ワールドサッカー (2016年8月5日). 2018年6月4日閲覧。
- ^ “Szczesny signs for Juventus!”ユヴェントスFC公式、2017年7月19日
- ^ “ユーベがシュチェスニー獲得を発表！ いずれブッフォンの後継者に？”サッカーダイジェスト、2017年7月20日
- ^ “ディバラがセリエAのMVPに輝く！…コロナ克服し今季11得点7アシストで9連覇貢献”. www.soccer-king.jp (2020年7月5日). 2020年7月5日閲覧。
- ^ “CZESŁAW MICHNIEWICZ OGŁOSIŁ KADRĘ NA MUNDIAL W KATARZE” (ポーランド語). PZPN (2022年11月10日). 2022年11月12日閲覧。
- ^ “シュチェスニー、自ら与えたPKを“帳消し”にしたワールドカップ史上2人目のGKに”. サッカーキング. 2022年12月2日閲覧。
- ^ 田島大 (2022年12月4日). “まさに最強のPKストッパー。驚異のセーブ率を誇るシュチェスニー”. footballista. 2022年12月4日閲覧。
外部リンク
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - National-Football-Teams.com (英語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - Soccerway.com (英語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - Soccerbase.comによる選手データ (英語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - FootballDatabase.eu (英語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - WorldFootball.net (英語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- - FIFA主催大会成績 (英語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - UEFA (英語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - レキップ (フランス語)
- ヴォイチェフ・シュチェスニー - TheFinalBall.com (英語)
- Wojciech Szczesny (@13Szczesny13) - Twitter