ヴァリオLF2/2 INは、チェコのアライアンスTWが手掛ける路面電車車両の1形式。車内の一部がバリアフリーに適した低床構造となっている超低床電車(部分超低床電車)である[1][2]。
概要
複数の企業によるコンソーシアムであるアライアンスTWは、車内全体の43 %の床上高さを抑えた部分超低床電車のヴァリオLF2 プラスを展開している。この車両を基に開発されたのがヴァリオLF2/2 INである[1][6]。
編成はヴァリオLF2 プラスと同様の2車体連接車だが、片運転台式のヴァリオLF2 プラスと異なり、両方の車体に運転台が設置されている他、乗降扉も両側に設置されている。これにより、工事等の理由によりループ線が使用できない場合でも運用が可能となっている。また、前面デザインも変更されており、アライアンスTWが手掛けるEVO2を基にした形状となっている。電気機器についてもヴァリオLF2 プラスとは異なり、各台車に設置されている主電動機(誘導電動機)を含めてシュコダ電気が製造したものが採用されている[1][3]。
この車両の発注はプルゼニ市電を運営する(プルゼニ公共交通会社)が実施したもので、2013年の製造後、試運転を経て営業運転に投入された。以降、2014年までに4両が導入されている[2]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d “VarioLF2/2IN”. Pragoimex. 2021年2月8日閲覧。
- ^ a b c “Plzen Urban Transport Company”. Pragoimex. 2021年2月8日閲覧。
- ^ a b Libor Hinčica; Jan Šlehofer (2013). “První tramvaj VarioLF2/2 IN v Plzni”. Československý dopravák 4: 8–10.
- ^ “Plzeň chce nové tramvaje za 1,1 mld. Kč”. Československý Dopravák (2018年5月9日). 2021年2月8日閲覧。
- ^ DopravniPodnikMestaOlomouce/postsの投稿(2031304356988740) - Facebook
- ^ “Tramcar VarioLF2plus”. Pragoimex. 2021年2月8日閲覧。