『ローマの恋』(ローマのこい、イタリア語: Un amore a Roma, 「ローマにおける恋愛」の意)は、1960年製作・公開、ディーノ・リージ監督によるイタリア・フランス・西ドイツ合作映画である[1][2][3]。イタリア式コメディの1作。
ローマの恋 | |
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Un amore a Roma | |
監督 | ディーノ・リージ |
脚本 | エンニオ・フライアーノ |
原作 | (エルコーレ・パッティ) |
製作 | マリオ・チェッキ・ゴーリ |
出演者 | ミレーヌ・ドモンジョ エルザ・マルティネッリ (ピーター・ボールドウィン) |
音楽 | カルロ・ルスティケッリ |
撮影 | (マリオ・モントゥオーリ) |
編集 | (オッテロ・コランジェーリ) |
製作会社 | レティシア・フィルム、(フェア・フィルム)、CEIインコム レ・フィルム・マルソー、(コシノール) アルファ・フィルム |
配給 | CEI インコム コンスタンティン・フィルム 日本ヘラルド映画 コシノール |
公開 | 1960年11月24日 1961年3月17日 1962年5月30日 1962年8月1日 |
上映時間 | 113分 |
製作国 | イタリア フランス 西ドイツ |
言語 | イタリア語 |
略歴・概要
本作は、1960年、イタリアの製作会社レティシア・フィルム、マリオ・チェッキ・ゴーリが同年設立した製作会社(フェア・フィルム)、CEI インコム、フランスの製作会社レ・フィルム・マルソーとメジャー映画会社(コシノール)、西ドイツ・西ベルリンのアルファ・フィルムが共同で製作、イタリアの首都ローマ市内およびカンパニア州ナポリ県のカプリ島でロケーション撮影、ローマにあるチネチッタ撮影所およびインコム撮影所で(セット撮影)を行い完成、同年11月24日にCEIインコムの配給によりイタリア国内で、翌1961年3月17日にコンスタンティン・フィルムの配給により西ドイツ国内で、さらに翌年の1962年8月1日にコシノールの配給によりフランス国内で、それぞれ公開された[1]。
日本では、日本ヘラルド映画が輸入し、フランス公開よりも2か月早い同年5月30日、同社の配給により公開された[1][2][3]。日本でのビデオグラムは、2010年8月現在発売されていない[3]。
2009年9月10日、第66回ヴェネツィア国際映画祭で上映された[1]。
スタッフ
- プロデューサー : マリオ・チェッキ・ゴーリ
- 監督 : ディーノ・リージ
- 原作 : エルコレ・パッティ (Ercole Patti)
- 脚本 : エンニオ・フライアーノ (Ennio Flaiano)
- 撮影 : (マリオ・モントゥオーリ) (Mario Montuori)
- 美術 : (ピエロ・フィリッポーネ) (Piero Filippone)
- 編集 : (オッテロ・コランジェーリ) (Otello Colangeli [4])
- 音楽 : カルロ・ルスティケッリ
キャスト
- クレジット順
- ミレーヌ・ドモンジョ - Anna Padoan
- エルザ・マルティネッリ - Fulvia
- (ピーター・ボールドウィン) (Peter Baldwin) - Marcello Cenni
- (クラウディオ・ゴーラ) (Claudio Gora) - Engineer Curtatoni
- (マリア・ペルシー) (Maria Perschy) - Eleonora Curtatoni
- (アルマンド・ロメオ) (Armando Romeo [5]) - Nello D'Amore
- (ウンベルト・オルシーニ) (Umberto Orsini) - Peppino Barlacchi
- ラウラ・ロッカ ((マリア・ラウラ・ロッカ)、Maria Laura Rocca) - Curtatoni の妻
- アン・ホワイト (Anne White)
- (ファンフッラ) (Fanfulla) - 芸人
- (レナート・モンタルバーノ) (fr:Renato Montalbano)
- (アンナ・グロリ) (Anna Glori [6])
- (エンリコ・グロリ) (Enrico Glori)
- (ジャンニ・ムジー) (Gianni Musy)
- (ジャック・セルナス) (Jacques Sernas) - Tony Meneghini
- ヴィットリオ・デ・シーカ - 重役
- クレジット外
- (エルコーレ・パッティ) - 展覧会の客