レーモン・ベランジェ4世(Raimond Bérenger IV, 1195年 - 1245年8月19日)は、プロヴァンス伯およびフォルカルキエ伯(在位:1209年 - 1245年)。
生涯
プロヴァンス伯アルフォンス2世とガルザンド・ド・フォルカルキエ (Garsende de Forcalquier) の息子。父からプロヴァンスを、母からフォルカルキエを相続した。当時アラゴン王国の王家であったバルセロナ家の同族で、父アルフォンスはアラゴン王アルフォンソ2世の次男であった。
1219年にサヴォイア伯トンマーゾ1世の娘ベアトリーチェ(ベアトリス)と結婚した。2人の間には死産の2子を除いて4女が生まれたが、4人はいずれも各国の王妃となった。
- マルグリット(1221年 - 1295年) - フランス王ルイ9世の王妃
- エレオノール(1223年 - 1291年) - イングランド王ヘンリー3世の王妃
- サンシー(1234年 - 1267年) - コーンウォール伯リチャード(ヘンリー3世の弟、名目上のローマ王)の妃
- ベアトリス(1234年 - 1267年) - シチリア王カルロ1世(ルイ9世の弟)の王妃
- レーモン - 早世
男子がなかったため、レーモン・ベランジェ4世の死後は末娘ベアトリスと娘婿カルロが所領を相続した。