ル・カネ (Le Cannet)は、フランス、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、アルプ=マリティーム県の都市。カンヌ湾を見下ろす緩やかな斜面の丘にある。画家ピエール・ボナールが晩年を過ごした地としても知られる[1]。
Le Cannet | |
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行政 | |
国 | フランス |
地域圏 (Région) | プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏 |
県 (département) | アルプ=マリティーム県 |
郡 (arrondissement) | グラース郡 |
小郡 (canton) | 小郡庁所在地 |
INSEEコード | 06030 |
郵便番号 | 06110 |
市長(任期) | ミシェル・タバロ (2008年 - 2014年) |
人口動態 | |
人口 | 42,207人 (2007年) |
人口密度 | 5 474人/km2 |
住民の呼称 | Cannetans |
地理 | |
座標 | 北緯43度34分36秒 東経7度01分09秒 / 北緯43.576616度 東経7.01912度座標: 北緯43度34分36秒 東経7度01分09秒 / 北緯43.576616度 東経7.01912度 |
標高 | 平均:m 最低:12 m 最高:285 m |
面積 | 7.71km2 |
Le Cannet | |
公式サイト | http://www.mairie-le-cannet.fr/ |
地理
カンヌ港の北、地中海から2km離れている。沖合いにはレラン島が見える。マデイラ島から戻り、1862年にこの地を見出したピエトラ・サンタより、『フランスのマデイラ』(le Madère de la France)と別称をつけられた。
歴史
非常に古くからローマ人が移住し、彼らはオリーブの木を植えてOlivetumと名づけた。
15世紀、レラン島からやってきた修道士が、ヴァル・ドネイユ(現在はインペリアの一部)出身の世帯を引き連れやってきて、土地を清め耕した。1441年、レラン修道院はシルヴェストル・カルヴィにル・カネの土地を授けた(これがコミューン最古の記録である)。1441年から1550年までに140世帯がル・カネに移住し、彼らの一部は地区の名に自らの姓をつけた。レ・ダニ、レ・ザルディソン、カルヴィなどである。
人口統計
ル・カネ住民の年齢層は相対的に高い。60歳以上が31%ほどを占める。
関係者
出身者
- ルネ・ヴィエット - 自転車競技選手
居住その他ゆかりある人物
- ジョルジェット・ルブラン - 歌手、女優、作家。1941年10月27日、療養中にル・カネで没する。墓もここにある。
- クロード・アヴリーヌ - 作家
姉妹都市
脚注
- ^ “ピエール・ボナール 《雨降りのル・カネ風景》”. 公益財団法人上原美術館. 2018年11月3日閲覧。
- ^ http://193.48.79.11/archives/ImageZoomViewerCAD.php?a=01/01/1814&t=T&c=MOUGINS&e=1/20000&l=Tableau%20d%27assemblage&cote=25FI%20085/1/A0&che=25Fi/085/085_1_A0.JPG