経歴思想 - 代表作は『聖なるもの』(1917年)で、宗教学の重要な原典である。キリスト教の教義に依拠せず、哲学の立場から宗教にどうアプローチするかということになると、オットーの思索にたどり着くといわれる。
- 神聖で、それでいて道徳や習俗、認識とは別途のものを彼は、「ヌミノーゼ」という概念で呼ぶ。
- 神秘学、罪、宗教哲学概説、といった分野の業績がある。
邦訳された著作 - 『聖なるもの』
- 山谷省吾訳、岩波文庫 (1968.12)
- (久松英二)訳、岩波文庫新版 (2010.2)
- 『聖なるもの-神的なものの観念における非合理的なもの、および合理的なものとそれとの関係について』
- (華園聰麿)訳 創元社 (2005.3) (ISBN 4-422-13005-6)
- 『西と東の神秘主義 エックハルトとシャンカラ』
- 華園聰麿、(日野紹運)、J・ハイジック共訳 人文書院 (1993.3) (ISBN 4-409-03037-X)
- 『インドの神と人』
- 立川武蔵、(立川希代子)訳、人文書院 (1988.12) (ISBN 4-409-41039-3)
参考文献 - 藤原聖子『「聖」概念と近代―批判的比較宗教学に向けて』
- 大正大学出版会、2006年7月 (ISBN 4-924297-29-1)
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