リヨン美術館(Musée des Beaux Arts de Lyon)は、フランスのリヨンにある美術館である。フランス国内でも規模の大きな美術館のひとつである。
リヨン美術館 | |
---|---|
施設情報 | |
正式名称 | Musée des beaux-arts de Lyon |
来館者数 | 294 610 (2009)[1] |
開館 | 1803年 |
所在地 | 20, place des Terreaux 69001 Lyon |
位置 | 北緯45度46分01秒 東経4度50分01秒 / 北緯45.76694度 東経4.83361度座標: 北緯45度46分01秒 東経4度50分01秒 / 北緯45.76694度 東経4.83361度 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
沿革
リヨン美術館の建物は、かつてダム・ド・サン・ピエール王立大修道院として使われていた。フランス革命後に国内15の都市に絵画コレクションを設けるという(ジャン=アントワーヌ・シャプタル)の政令を受け、この建物のなかに美術館が設けられる。1803年より絵画コレクションが一般に公開されるようになる。1914年には自然史博物館が、1935年には併設されていた美術学校(リヨン国立高等美術学校)が分離され、1921年にリヨンの歴史に関する作品は(ガダーニュ博物館)へと移された。
コレクション
70の展示室には古代エジプトや古代ギリシアの美術品、新古典主義やロマン主義の作家たちの彫刻、ゴシック様式の絵画から19世紀までのイタリア、フランス、オランダ、フランドルの作品、またリヨン派の作品等を所蔵している。大階段を囲む壁には、ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの手による壁画『芸術とミューズにとって愛しい聖なる森』が描かれている。庭園も整備されており、ロダンの彫刻等が配置されている。
ギャラリー
古代美術
エジプト中王国の彫像
西洋絵画
『キリストの誕生』
ロレンツォ・コスタ, 1490年頃『天使たちをともなう聖母子』
クエンティン・マサイス
1509年頃『バテシバの水浴』
パオロ・ヴェロネーゼ, 1575年頃『東方三博士の礼拝』
ピーテル・パウル・ルーベンス 1617年-1618年頃『聖ステファノの石打ち』
レンブラント・ファン・レイン 1625年『聖母被昇天』
グイド・レーニ, 1637年『アッシジの聖フランシスコ』
フランシスコ・デ・スルバラン
1645年頃『ソフォニスバの死』
マッティア・プレーティ
1660年から1670年の間『エトルタの嵐の海』
クロード・モネ, 1883年『ステージ上の踊り子』
エドガー・ドガ, 1889年頃『ナヴェ・ナヴェ・マハナ』
ポール・ゴーギャン, 1896年
参照
外部リンク
- Official Website
- 絹織物の都リヨンに咲いた美しき芸術の花 by メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス