この記事は(検証可能)な(参考文献や出典)が全く示されていないか、不十分です。(2012年12月) |
アッサンブラージュ(アセンブリッジ、英語:Assemblage)とは、コラージュやパピエ・コレの立体版、すなわち、「立体的なもの」を寄せ集め、積み上げる、貼り付ける、結び付けるなどの方法により制作された美術作品(立体作品)およびその技法。「アサンブラージュ」と表記されることもある。一般の彫刻概念から逸脱するような立体作品である。全体として、ある種の統一性がある場合もあるが、統一性がなく、混沌としていることが特徴の場合もある。
概要
はじまりは、ピカソのキュビスムの立体作品(1912年頃)とも言われている。
ここで、アッサンブラージュを構成する「立体的なもの」とは、既製品でも、自然物でも、何でも構わない。ただ、材料費がほとんどかからないか安くすむということから、大きな作品の場合には、空き缶・空き瓶などの廃品が使われることがある。そのような場合には、「ジャンク・アート」(junk art、廃物美術、廃品美術)の作品ともとらえられる。
作品の外観は、一般の美醜感覚からは、美しいと言えるとは限らず、反芸術的・非芸術的な要素・素材があり、その点において、ダダイスムに連結する。また、シュルレアリスムにおける立体作品でも、彫刻のイメージからははずれており、アッサンブラージュと呼べるようなものがある。(第二次世界大戦前の)ダダやシュルレアリスムの場合には、むしろ、単に「オブジェ」と呼ばれることの方が多いかもしれない。
レディメイドの作品は、すべてアッサンブラージュに含める考え方と、「アッサンブラージュ」という言葉の意味から考えて、既製品「単品」の場合には含めず(例えば、マルセル・デュシャンの「泉」。1917年)、既製品を2つ以上組み合わせた場合に限り含める(例えば、マルセル・デュシャンの「自転車の車輪(スツールの上に自転車の車輪をさかさまに載せた作品)」。1913年)考え方がある。
主なアッサンブラージュのアーティスト
- アルマン
- ハンス・ベルメール
- (ウォレス・バーマン)
- アンドレ・ブルトン
- (ジョン・チェンバレン)
- (グレッグ・コルソン)
- ジョゼフ・コーネル
- (ロザリー・ガスコイン)
- ラウル・ハウスマン
- (ロマール・アズメ)
- (ジョージ・ハームズ)
- (ルイ・ハーシュマン)
- (ロバート・H・ハドソン)
- (Irma Hünerfauth)
- ジャスパー・ジョーンズ
- (エドワード・キーンホルツ)
- (ナンシー・レディン・キーンホルツ)
- (ルボ・クリステク)
- (ジャン・ジャック・ルべル)
- (ジャニス・ローリー)
- (オンドレイ・マレス)
- (マルクス・モイラー)
- ルイーズ・ネヴェルソン
- (大平實)
- メレット・オッペンハイム
- ヴォルフガング・パーレン
- (ノア・プリフォイ)
- ロバート・ラウシェンバーグ
- (フレッド・H・ロスター)
- (Betye Saar)
- (アレクシス・スミス)
- (ダニエル・スペーリ)
- ウラジーミル・タトリン
- (ヴォルフ・フォステル)
- (ゴードン・ワグナー)
- (ジェフ・ヴァスマン)
- (ヨハン・ディーター・ヴァスマン)
- トム・ウェッセルマン
- (H・C・ウェスターマン)
- (ジェフリー・ヴァランス)