リペツク市電

リペツク市電（ロシア語: Липецкий трамвай）は、ロシア連邦の都市・リペツク市内に存在する路面電車。2021年現在はリペツク市が所有する単一企業体であるリペツクパッサジュルトランス（МУП «Липецкпассажиртранс»）による運営が行われている^[1][2][3]。

リペツク市電
タトラT6B5SU （2012年撮影）
基本情報
国	ロシア連邦 リペツク州
所在地	リペツク
種類	路面電車^[1]^[2]
路線網	3系統（2021年現在）^[1]^[2]
開業	1947年^[1]
運営者	リペツクパッサジュルトランス （МУП «Липецкпассажиртранс»）^[3]
路線諸元
路線距離	30 km（2021年現在）^[4]
軌間	1,524 mm^[4]
電化区間	全区間^[4]
(テンプレートを表示)

概要・歴史

ソビエト連邦（ソ連）時代の1947年11月7日に営業運転を開始した、リペツク市内の路面電車。ソ連時代は路線網の拡張が相次ぎ、1986年時点で総延長108.5 km、14系統を有する大規模な路線網が築かれていた。だが、ソビエト連邦の崩壊以降は市内中心部を中心に路線の廃止が相次いだ他、残された路線についても線路や施設の老朽化も課題となっており、今後も路面電車の運営を維持するための大規模な修繕の検討も行われている^[1][2]。

2021年現在運行しているのは以下の3系統で、全区間のうち90 %以上が道路と分離した専用軌道となっている。運賃は17ルーブルである^[2][5]。

系統番号	起点	終点	営業キロ	所要時間	備考・参考
1	Доменная печь №6	Центральный рынок	20km	53分	^[6]
5K	Стан 2000	НЛМК	6km	15分	^[7]
5	Кольцо 9-го микрорайона	Стан 2000	18km	48分	^[8]

車両

2021年現在、リペツク市電に在籍する車両は以下の通り^[9][10]。

車両形式		両数 (2021年現在)	備考・参考
71-605	71-605	11両
	71-605A	12両
タトラT6B5	タトラT6B5SU	20両
71-619	71-619K	12両	モスクワ市電からの譲渡車両

•  

  71-605（2011年撮影）

•  

  タトラT6B5（2015年撮影）

脚注

 

ウィキメディア・コモンズには、リペツク市電に関連するカテゴリがあります。

[脚注の使い方]

注釈

出典

1. ^ ^{a b c d e} Анна Черкасов (2019年9月18日). “Быть или не быть? Вот в чем трамвай”. ГТРК "Липецк". 2021年11月3日閲覧。
2. ^ ^{a b c d e} Анна Черкасов (2019年12月13日). “”. gorod48.ru. 2019年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月3日閲覧。
3. ^ ^{a b} Анна Черкасов. “МУП "Липецкпассажиртранс"”. kartoteka.ru. 2021年11月3日閲覧。
4. ^ ^{a b c} “LIPETSK”. UrbanRail.Net. 2021年11月3日閲覧。
5. ^ “Липецк”. Городские маршруты. 2021年11月3日閲覧。
6. ^ “Маршрут №1, Липецк”. Городские маршруты. 2021年11月3日閲覧。
7. ^ “Маршрут №5к, Липецк”. Городские маршруты. 2021年11月3日閲覧。
8. ^ “Маршрут №5, Липецк”. Городские маршруты. 2021年11月3日閲覧。
9. ^ “Vehicle Statistics Lipetsk, Tramway”. Urban Electric Transport. 2021年11月3日閲覧。
10. ^ Павел Яблоков (2018年1月21日). “С барского плеча—2: из Москвы в регионы. Часть 2: куда отправились трамваи?”. TR.ru. 2021年11月3日閲覧。