株式会社リベラルスーパーチェーンは、兵庫県洲本市に本社を置き、淡路島内を中心にスーパーマーケットの「リベラル」を展開していた企業である。2014年に自己破産し、倒産した。
概要
同社の前身「淡路主婦の店」を経営していた西岡茂は、オール日本スーパー経営者協会(後のオール日本スーパーマーケット協会、AJS)設立に尽力し、1962年に初代会長に就任。この縁で長らくAJSグループに加盟していたが、2006年にCGCグループに鞍替えをした。[要出典]
他チェーン店との競合、そして自己破産へ
淡路島内で食品スーパーを運営していたが、1985年に洲本市本町七丁目に存在したリベラル洲本店(破産以前に既に閉店)の2・3階で玩具・衣料品を販売していた当時のジャスコ洲本店が現在のイオン洲本ショッピングセンターに移転、食料品の販売を開始した頃から食品スーパーの競争が激化。その後もサティ(現在のイオン淡路店)などの全国大手チェーン店の出店や、さらに2000年代には四国大手チェーン店のマルヨシセンターやマルナカの出店で食品スーパーの競争がさらに激化する。その中、既存店舗のうち規模の大きい店舗を高級感ある内装へのリニューアルや淡路島外(大阪府など)への出店、南あわじ市で営業していたイズミヤの継承を行ったが、業績は悪化の一途をたどる。[要出典]
金融機関の支援を受けたり、同業大手の幹部経験者を代表に招へいするなどで立て直しを図るが奏功せず、2014年3月期末時点で約25億3600万円の負債を抱え、2014年12月14日に事業停止(店舗の営業の停止)をし、翌12月15日に自己破産申請への準備に入り[1]、2015年2月25日に神戸地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[2]。なお営業停止した店舗のうち、規模が大きい物部店(洲本市)、三原店(南あわじ市)、一宮店(淡路市)は同業者である「マルナカ」が引き継ぎ、事業停止5日後の2014年12月19日に営業を開始した[3][4]。
沿革
かつて存在した店舗
- 売場面積3,038m2[7]
- 志筑店(洲本市津名町志筑3268[8])
脚注
- ^ a b c d e f “淡路島のスーパー「リベラル」自己破産 全11店が営業停止”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2014年12月15日)
- ^ 追報:(株)リベラルスーパーチェーン/破産開始決定JC net. 2015年2月27日
- ^ a b 佐藤健介(2014年12月19日). “マルナカに3店舗譲渡 淡路島内のスーパー「リベラル」”. 神戸新聞 (神戸新聞社)
- ^ 神戸新聞・2014年12月16日朝刊の淡路地域版紙面上および該当店舗の張り紙にて案内している
- ^ a b 『日本スーパーマーケット名鑑 1966年版』 商業界、1966年。pp316
- ^ “ジャスコ、リベラルと提携”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社. (1971年8月21日)
- ^ a b c 『日本スーパーマーケット名鑑 1966年版』 商業界、1966年。pp453
- ^ a b c d e f g h 『兵庫県下におけるスーパー・マーケットの現状』 神戸商工会議所調査部、1968年。pp143
- ^ a b c d e 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp453
- ^ a b 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp454
外部リンク
- - ウェイバックマシン(2014年12月17日アーカイブ分)