ラルド・ディ・コロンナータ(イタリア語: Lardo di Colonnata)はイタリア、トスカーナ州カッラーラの集落(コロンナータ) [2] で生産されるラルドで、背脂の生ハムとも表現される。IGPにも認定されている [3] 。
そもそもラルドとは豚の背脂を塩漬けまたは燻製にしたものをさすが[4]、本項のラルドは豚の背脂をニンニク、ローズマリー、コショウ、セージなどとともに塩漬けにして製造される食品である [5][6] 。塩漬け時に使用する容器も特徴的で、地元カッラーラ特産の大理石でできた「コンカ」と呼ばれる浴槽様のものを用い、前述の食材をセットしたあとはこれも大理石でできた蓋で閉じられる。後は6ヶ月以上経過してから取り出す[6][7]。
脚注
- ^ a b 長本 n.d., 後段
- ^ コロンナータはトスカーナのコムーネ、カッラーラに属す分離集落の1つ。
- ^ “” (PDF). 食肉加工品(生ハム、サラーメ等)DOP 一覧. イタリア貿易振興会. p. 2. 2013年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年7月10日閲覧。
- ^ 近藤, 合田 & 正戸 2013, p. 80。語義の2.より。一般的には脂身や脂肪のこと。部位も背脂に限定されない。
- ^ a b “半歩プロの西洋料理”. 辻調グループ校. 2013年7月10日閲覧。
- ^ a b “Lardo di Colonnata lardodicolonnata igp originale Colonnata Carrara MassaeCarrara”. PUNTO VERDE DI CAGNONI MAURA ANNA. 2013年7月10日閲覧。
- ^ 柴田書店 2011a, p. 133 によれば半年から10ヶ月。
- ^ 柴田書店 2011b, p. 187
- ^ 長本 n.d., 前段
関連項目
参考文献
外部リンク
- ウィキメディア・コモンズには、ラルド・ディ・コロンナータに関するカテゴリがあります。