ヤロスラフ・ペリカン(Jaroslav Pelikan、1923年12月17日 - 2006年5月13日)は、アメリカ合衆国のキリスト教史学者・神学者。イェール大学名誉教授。マルティン・ルター全集(通称ペリカン版)の編纂者としても知られる。
ルター派教会の牧師の息子としてオハイオ州アクロンに生まれた。ルターの研究者として英訳全集編纂を指導するとともに、エキュメニカルな視点からの文化史的な教会史研究でも知られる。またエキュメニズム運動にも好意的な立場をとり、とくに北米におけるカトリック教会とルター派の交流に大きく与った。のち、1998年に正教会に改宗した。
日本語訳著書
- 『ルターからキェルケゴールまで』(聖文舎, 1967年)
- 『ルターの聖書釈義』(聖文舎, 1970年)
- 『文化史の中のイエス―世紀を通じての彼の位置』(新地書房, 1991年)