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モエビ

モエビ(藻海老、学名 Metapenaeus moyebi )は、十脚目クルマエビ科に分類されるエビの一種。西日本からパキスタンまでのインド太平洋沿岸に広く分布し、食用にもなる。

モエビ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
: 軟甲綱(エビ綱) Malacostraca
: 十脚目(エビ目) Decapoda
亜目 : 根鰓亜目(クルマエビ亜目) Dendrobranchiata
上科 : (クルマエビ上科) Penaeidea
: クルマエビ科 Penaeidae
: (ヨシエビ属) Metapenaeus
Wood Mason, 1891
: モエビ M. moyebi
学名
Metapenaeus moyebi
(Kishinouye, 1896)
和名
モエビ(藻海老)
英名
Green tail prawn

ただし、方言呼称での「モエビ」は本種も含む小型エビ類を指す総称として用いられることが多い。また、本種とは別系統のモエビ科 Hippolytidae という分類群もあるので注意を要する。

石川県石崎では夏が多獲期であることから「ナツエビ」という。[1]

特徴

成体の体長は100-130mmほどで、同属のシバエビヨシエビより小さい。額角は水平に前方に伸び、上縁だけに6-8個の鋸歯がある。甲は薄くて柔らかく、細毛が密生したくぼみが各所に散在する。新鮮な個体は淡黄色-淡青緑色で、尾肢が色に縁取られる。英名"Green tail prawn"(緑色の尾をしたエビ)はここに由来する[2][3]

パキスタンから東南アジアを経て西日本まで、インド洋と西太平洋熱帯温帯海域に広く分布する。日本での分布域は、日本海側が七尾湾以南、太平洋側が東京湾以南とされている。温帯域では個体数が少ないが熱帯域では個体数が多く、重要な水産資源にもなっている[2][3]

水深20mほどまでの、内湾や汽水域の砂泥底に生息する。和名通りアマモなどの藻場にも多い[2][3]。昼は砂泥に浅く潜り、夜になると動きだす。クルマエビ科の中でも特に浅い海に生息し、夜に内湾の波打ち際や河口域で姿を見ることもある。

産卵期は7-9月だが、寿命や生態など詳しいことはよくわかっていない。ただ量的にはクルマエビよりはるかに多く、その点でも水産上重要視されている。旬は漁獲の多い盛夏の頃。煮付けや寿司だねに用いる[1]

学名の変遷

本種は日本の動物分類の基礎を作った岸上鎌吉によって、Penaeus moyebi Kishinouye, 1896 として記載された。学名の種小名"moyebi"は日本語名に由来する。

しかし、岸上は記載の4年後に自説を訂正し、既知の同属種 Metapenaeus affinis ((H. Milne Edwards), 1837) と同種だったとした。

その後、久保伊津男が再び別種と判断し、新種 M. burkenroadi Kubo, 1954 として記載したが、ここで先取権の原則により、最初に岸上が記載した学名が有効とされて現在に至る[3]

参考文献

  1. ^ a b 本尾洋 『日本海の幸―エビとカニ―』 あしがら印刷出版部、1999年、8頁。
  2. ^ a b c 三宅貞祥『原色日本大型甲殻類図鑑 I』1982年 保育社 (ISBN 4586300620)
  3. ^ a b c d (林健一)『日本産エビ類の分類と生態 I 根鰓亜目』1992年 生物研究社 (ISBN 4915342077)
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