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メイド イン ワリオシリーズ(海外名称はWario Ware)は、任天堂から発売されているコンピュータゲームシリーズ。公式でのゲームジャンルは瞬間アクションとされている。
メイド イン ワリオ | |
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ジャンル | 瞬間アクション |
開発元 | 任天堂企画開発本部 インテリジェントシステムズ |
発売元 | 任天堂 |
1作目 | メイド イン ワリオ (2003年3月21日) |
最新作 | おすそわける メイド イン ワリオ (2021年9月10日) |
概要
任天堂のマリオシリーズのキャラクター・ワリオが「ワリオカンパニー」という会社を設立し、仲間たちと一緒にゲームを作っていくという設定のゲームシリーズ。シリーズごとに「ボタン操作」「タッチ操作」など、操作方法が異なる。
このゲームの特徴は、プチゲーム(海外版ではマイクロゲーム[Micro game]という名称)というきわめて短時間で終了する簡単な操作のミニゲームを連続して行っていくという点である。プチゲームは種類によって異なるが基本的には約8拍子(広告では5秒と表記され、実際は約4秒または約8秒)の内容で、終了するたびに次のプチゲームの内容指示(「よけろ!」「いれろ!」など簡素なもの)を含めた合いの手を挟みながら次々と新しいゲームが出されていく。「瞬間アクション」というジャンル名はこのことに由来する。プチゲームは豊富な種類が存在し、一定数のゲームをクリアするたびにゲームスピードが上昇し、より複雑な操作が要求されたりフェイントが入ったりするようになる。これらのことからシリーズのコンセプトは「最多 最短 最速」となっている。なお各作品に数種類用意されている「ボスゲーム」のみゲーム時間が長く内容も複雑で、ゲーム内でいくつも指示が出されるのを連続でこなさなければいけないものもある。
このシリーズの原型となっているのは64DD専用ソフト『マリオアーティスト ポリゴンスタジオ』に収録されたゲーム『(サウンドボンバー)』である。これは数秒で完結するミニゲーム8種類を、規定の回数ミスをするまでひたすらクリアしていく、ごく単純なゲームであった。『メイド イン ワリオ』シリーズと同じく、各ゲームの間には合いの手シーンが挿入されるが、この時点ではまだプチゲームという名称は付けられていない。ゲーム画面にはプレイヤーが作成したポリゴンモデルが登場し、これを操作したり避けるなどして各ゲームをクリアしていく。
シリーズ作品ごとに「多人数でプレイ」(『あつまれ!!』)や「本体を回転させる」(『まわる』)など目玉となるコンセプトがある。これは「基本がプチゲームの集まりなので、新作はプチゲームを新しくするだけではなくて、何か新しいコンセプトが必要」という開発スタッフの意向によるものである[1]。
シリーズの世界観
本シリーズは、任天堂のゲームキャラクターの中でも特に型破りで破天荒な性格を持つワリオが顔役(事実上の主役だが、厳密な主役はゲームのテストを行っているプレイヤー自身とされている)となっている。登場するプチゲームは、ゲーム販売で金儲けを企むワリオとその友人たちが作ったものであり、プレイヤーはそのゲームのテストを行っているという設定である(『ゴージャス』でのプレイヤーはワリオ主催のゲーム大会への参加者とされる)。シリーズオリジナルキャラクターであるワリオの友人たちも個性的で、プチゲームの演出・グラフィックも奇抜でシュール・ナンセンスなものが大半である。またゲームには直接関係ない小ネタや、任天堂のゲームにしては珍しく下ネタ や、実在・架空問わず特定の有名人物を模写した上でパロディ化したネタも多い。
シリーズの舞台
シリーズの舞台となる場所はダイヤモンドシティ[注 1]という都市で、登場キャラクターたちはそこに住む住人という設定である。ダイヤモンドシティは『初代』の取扱説明書で「地図のどこにも載っていない街」とされており、マリオシリーズやワリオが主役の『ワリオランド』シリーズともほとんど関連しておらず、『メイド イン ワリオ』からの要素が他の作品に登場したこともほとんど無い[注 2]。
ゲーム一覧
ゲームタイトルにその作品の特徴となる点が入っているのが伝統となっている。各作品の詳細はリンク先を参照。なお、発売日は日本版のものである。
- メイド イン ワリオ(ゲームボーイアドバンス)
- 2003年3月21日発売。
- シリーズ第1作目。この時点で、基本ゲームシステムや世界観などといった、後のシリーズの基礎となる要素の大部分を確立させている。
- なお、本項では後の各シリーズ作品との区別のために、本作を『初代』と表記する。
- あつまれ!!メイド イン ワリオ(ニンテンドーゲームキューブ)
- 2003年10月17日発売。
- 基本的には『初代』の移植作品だが、多人数用モードが追加されるなどの新要素が加わっている。
- まわるメイドインワリオ(ゲームボーイアドバンス)
- 2004年10月14日発売。
- ゲームカートリッジに回転センサーを搭載しており、ゲーム機自体を回転させて操作を行う。
- さわるメイドインワリオ(ニンテンドーDS)
- 2004年12月2日発売。
- ニンテンドーDSのローンチタイトルの1つとして発売された(日本国外でも北米以外ではローンチとなった)。
- ニンテンドーDSのタッチスクリーンを使った操作を行う。ダブルスクリーンやマイクの機能を利用したゲームもある。
- おどる メイド イン ワリオ(Wii)
- 2006年12月2日発売。
- Wiiのローンチタイトルの1つとして発売された。
- Wiiリモコンを用いた操作を行う。基本的にはWiiリモコン単体での操作で、(ヌンチャク)は一部のゲームのみ用いる。
- うつすメイドインワリオ (ニンテンドーDSiウェア)
- 2008年12月24日配信。
- DSi搭載のカメラを使い、自分の手や顔を動かす事でプチゲーム(お題)をプレイする。
- メイドイン俺(ニンテンドーDS)
- 2009年4月29日発売。
- あらかじめ収録された新作プチゲームのほか、自分でオリジナルのプチゲームを製作しプレイすることが出来る。
- ニンテンドーWi-Fiコネクションにより、随時配信される新規プチゲームのダウンロードやコンテストへの自作プチゲーム投稿、ワイヤレス通信によるプチゲーム交換などが出来る。
- なお、日本版ではタイトルに「ワリオ」が入っていないが、登場キャラクターは引き続きワリオカンパニーの面々である。
- (あそぶメイドイン俺)(Wiiウェア)
- 2009年4月29日配信。
- DS版『俺』のプチゲームをワイヤレス通信によりWiiにダウンロードし、テレビ画面でプレイできる追加コンテンツ。本作のみの新作プチゲームも収録されており、単体で遊ぶこともできる。
- DS版同様にニンテンドーWi-Fiコネクションにより、新規プチゲームのダウンロード・保存ができる。
- (Wii U)
- 2013年3月28日発売。
- (Wii U GamePad)の機能や特徴を活かした16種類以上のゲームを収録。
- なお、内容は従来の「瞬間アクション」とは異なるため、タイトルには敢えて『メイド イン ワリオ』を入れていない[2]。
- メイド イン ワリオ ゴージャス(ニンテンドー3DS)
- 2018年8月2日発売。
- 過去の歴代シリーズの定番に新作を含めた300種類のプチゲームを収録[3]。このゲームから任天堂オリジナルのフォントがプチゲームのカウント以外使われなくなった(指令文やゲーム中のスコア表示は全てフォントワークス社のフォント。アレンジされていない。)
- おすそわける メイド イン ワリオ(Nintendo Switch)
- 2021年9月10日発売[4]。
- 画面上に表れる各キャラクターを操作してプチゲームをクリアする。Joy-Conのおすそわけ(携帯モード・Switch Liteではローカル通信)で2人同時プレイに対応。
関連作品
- (マリオアーティスト ポリゴンスタジオ)(64DD)
- 2000年8月29日発売(ランドネット会員への配布日)。
- 前述のように、メイド イン ワリオシリーズは、この作品に収録されたミニゲームモード「(サウンドボンバー)」を原型としている。
- リズム天国(ゲームボーイアドバンス)
- 2006年8月3日発売。
- ゲームアイディア自体はメイド イン ワリオとは異なるが、開発スタッフがほぼ同一であり、グラフィックやBGM、システムといったデザイン面に共通点があり、登場キャラクターもメイド イン ワリオと一部共有しているなどスピンオフに近い側面を持つ。
- 続編として『リズム天国ゴールド』(ニンテンドーDS)や『みんなのリズム天国』(Wii)、『』(ニンテンドー3DS)も発売。
- 鳥とマメ(ニンテンドーDSiウェア)
- 2008年12月24日配信。
- 『初代』に収録されていたミニゲーム「PYORO」と「PYORO2」を単体の作品としてニンテンドーDSi用にアレンジを加えて移植したもの。
- 紙ヒコーキ(ニンテンドーDSiウェア)
- 2008年12月24日配信。
- 「鳥とマメ」と同様『初代』に収録されていたミニゲーム「はてしなく 紙ヒコーキ」を単体の作品としてニンテンドーDSi用にアレンジを加えて移植したもの。
プチゲームについて
- シリーズ各作品に共通するプチゲームの進行は以下の通り。
- まず、開始の合図となる音が鳴る。(ステージによっては専用のBGMがあるために鳴らない場合もある)
- プチゲームの画面に切り替わりながら、するべき指示が表示される。
- 画面上の爆弾が爆発するまでの間に、画面上の指示を達成する。プチゲームによっては爆弾が爆発するまで敵キャラをよけ続けるなどの耐久系の物もある。
- 終了時の音が鳴り、時間内に指示を達成できていなければライフが1減る。
- プチゲームのBGMは基本的には8拍であるが、一部には16拍の物も存在する(『初代』~『まわる』のオービュロン担当の物は全て16拍)。また、『まわる』『ゴージャス』では4拍の物も存在する。また、ステージが進むと徐々にテンポが上がっていく(基本的には1周回に2回発生する)。テンポが上がれば指示が表示されている時間が短くなったりゲーム中のオブジェクトが動くスピードが上がったりするという形で難易度が上がることになる。
- プチゲーム1回当たりのプレイ時間は以下の式で得られる。
- ここでbはそのゲームのBGMの拍数、sはBGMのテンポである。sは初代~『まわる』では140から、『さわる』以降は120からスタートする。通常のプチゲームを初期状態でプレイする場合、実質的なプレイ時間は(8×60)/140≒3.43秒、あるいは(8×60)/120=4秒となる。ゲームの前後の音がそれぞれ4拍あるため、1つのプチゲーム当たりの時間は(16×60)/140≒6.86秒、あるいは(16×60)/120=8秒である[注 3]。一部作品では16拍のプチゲームにおいて早く成功、または失敗が確定した場合に8拍または12拍に短縮される場合がある。なお、テンポの上限は作品やモードによって異なる[注 4]。
登場キャラクター
キャラクターの声は基本的に英語音声だが、『ゴージャス』から日本語音声が追加された。
ステージキャラクター
- ワリオ (Wario)
- 声 - チャールズ・マーティネー(英語) / 近藤浩徳(日本語)[5][6]
- 本シリーズの顔役。本シリーズでは『マリオ』シリーズや他の『ワリオ』シリーズでの帽子やオーバーオール姿ではなく、(バイカーファッション)の服装となっている。一人称は「オレ」か「オレ様」かもしくは「ワリオ様」で、二人称が「お前」。テレビニュースでゲームソフト「PYORO」が大ヒットしていると聞いて、早速一攫千金を夢見て自ら2003年にゲーム会社「ワリオカンパニー」(海外版名称はWario Ware Inc.、日本版でも『初代』のオープニングの名刺に表記)を設立する。しかし、さすがに一人では無理があったためか、知り合いたちを集めてゲームのアイデアを出させてゲームを完成させる。その際の売り上げ金は一人でネコババしようと企むが、いつも失敗している(ゲーム中で失敗が明確に登場しているのは『初代』と『ゴージャス』だけで、『まわる』などは取扱説明書で描写されている)。
- また、シリーズを通して事件の元凶になることが多く、『まわる』では遊んでいたゲームに負けた八つ当たりで壊したり、『さわる』ではマンホールの神様からDSを奪ったり、『おどる』では作法棒(Wiiリモコン型の宝)を盗んだり、『ゴージャス』ではラックス村の宝を盗んだり、『おすそわける』では新しく開発したゲームを放り投げてバグを発生させた挙句暴走させ(開発中に発生したバグを無視して除去しなかったのが原因だった)、それを知った社員に怒られる等、最終的には行いが災いして酷いオチになるパターンが多い。
- 本シリーズのワリオは、ゲームの雰囲気もあって他の作品以上に下品さ(ウンチ・オナラネタなど)が強調された演出がされている。また自己顕示の強さも際立っており、自分の担当するステージのプチゲームには必ず自身を登場させている(各種亜種も同様。ただし『まわる』のワリオとワリウォッチ、『さわる』のワリオは除く)。キャラの呼び方のイメージは特にないので、どのキャラに対しても普通に呼ぶ。ワリオは自分のことをクールでハンサムだと思っている。
- ワリオマン (Wario-Man)
- 『まわる』より登場。
- 『まわる』ではクライゴア発明の洗濯機のような「回転ゲーム機製造マシン」にワリオが入ってしまった拍子に、『さわる』では風邪のワリオがニンニクと間違えて(マンドラゴラ)を食べてしまった拍子に変身してしまった「(自称)正義の味方」姿のワリオ。本人は強くなったと思っていたようだが、実際はあまり変わっておらず『まわる』ではクライゴアに簡単に持ち上げられたり、『さわる』に至っては風邪のため機関車と力比べに負けてしまうなど、大幅に弱体化していた(自分の入ったゲーム製造マシンを変形させる、地上すれすれを飛べる、といった新たな能力も一応は得ている)。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』以降の『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズではワリオが各キャラクター固有の大技「最後の切りふだ」を発動させて変身するという形で登場する。こちらでは変身中は無敵で大体の攻撃ワザが強化され、通常ワザにキャンセルが効くなど、メイド イン ワリオシリーズとは異なってかなり強化されている(『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では変身型の切りふだ廃止に伴い、攻撃時の演出としてワリオマンに変身する形となった)。また『スマブラ』シリーズの『for』以降では『光神話 パルテナの鏡』のキャラクター、ピットのスマッシュアピールにてワリオマンの変身経緯を聞くことができるが、この内容は『さわる』を基準としている。
- 『』ではレスラー会見のレスラーがワリオマンに扮している。
- ちびワリオ (Tiny Wario)
- 『おどる』より登場。
- 『おどる』の最終ステージでは、ペニーがくれた、バイク風の小型乗り物マシンのトラブルで多人数に分裂するとともに、赤ん坊のような姿になってしまったワリオ。普段のワリオと違い、イチゴが好物。本人は可愛さを自慢に思っていたようだが、町の掲示板では「なんだかうじゃうじゃしていて気持ち悪かった」と書かれている。『リズム天国 ザ・ベスト+』ではカメラマンの写すミニカーで3人登場している。
- 元々は『ワリオランド』シリーズに登場した弱体化状態のワリオである。
- キャプテンワリオ (Captain Wario)
- 『ゲーム&ワリオ』に登場。退屈しのぎに町に出たワリオが洋服屋で見つけたコスチュームで、古めかしい海賊の服装になったワリオ。ゲーム「パイレーツ」で出演している。
- なお、それ以前にも『マリオパーティ2』のステージに応じた衣装や『怪盗ワリオ・ザ・セブン』の変身の一つに同名のキャラクターが登場しているが、デザインは大幅に異なっている。
- ゲームの「パイレーツ」のキャプテンワリオは悪者であり、各船から矢を飛ばしてくる。エピローグデモではこのゲームが繁盛して、子供たちに大人気だったが、ワリオは悪者なので、大勢の子供たちは盾を構えてエネルギー状の球体をキャプテンワリオにぶつけ、吹き飛ばしてしまった。
- ワリオデラックス (Wario Deluxe)
- 『ゴージャス』に登場。ラックス村から盗んだツボ(便器)を被って変身したワリオ。しかし能力は普段のワリオとほとんど変わっておらず、ゲーム大会の準備で睡眠不足になった影響で目が充血している。
- バグワリオ (Wario Bug)
- 『おすそわける』に登場。大群のゲームバグによって変身したワリオゲームのプログラム。厳密にはワリオ自身ではなく、ワリオが開発したゲーム内におけるワリオのステージが変異したものである。紫色の巨大な魔王のような姿をしている。
- 最終的にワリオたちによって取りついたゲームバグの親玉である「キングバグ」が倒されて沈静化し、キングバグはこのまま残しておいた方がゲームとして面白そうだとして命は見逃される事となり、キングバグも感謝を述べていた。
- ジミー・サング (Jimmy Thang)
- 声 - 亀谷祐馬[5][6]
- ワリオの幼馴染で『クラブサトー』(ナイトクラブ)の専属ダンサー。説明書や一部ゲームなどでは、ジミー・T.(サング〈Thang〉の頭文字から)とも表記される。一人称はシリーズを通して「ボク」だが、『ゴージャス』では「オレ」を使うこともある。よく語尾に「~YO!」をつける。二人称は「君」で、ワリオへの呼び方は「ワリオ」。青いアフロヘアーとサングラスが特徴だが、実はカツラである。カツラの下は頭がヘルメット状に覆われた白い全身タイツであり、本当の髪型は謎に包まれている。ダンスを含め運動が得意で、『俺』ではエアロビクスのインストラクターもつとめており、『ゲーム&ワリオ』ではスキーを披露している。
- ダンスをこよなく愛し、ケータイメールと着メロ収集が趣味。長らくフィーチャー・フォンを使用していたが、『ゲーム&ワリオ』オープニングよりスマートフォンを使用するようになった。ハイテンションな人物だが、友達は少ない。一方で、『おどる』や『ゴージャス』ではネコに好かれやすいという特技が明らかとなっている。どのキャラに対しても普通に呼ぶ。
- 『リズム天国 ザ・ベスト+』ではパチパチ三人衆の一員になり、手袋を着用する。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』では、本シリーズをモチーフとしたステージ「メイド イン ワリオ」での演出「アピールしろ!」のワンシーンでゲスト出演している。ワリオによると、ものすごくスマートフォンの返信が早いという。
- ジミー・サングの家族
- 続編に登場するジミーの家族たち。ジミーと同様、ケータイが趣味でアフロのカツラを被っている。
- 『さわる』以降のゲームでは出番がないが、『ゴージャス』の公式キャラクターPVや『おすそわける』のギャラリーではジミーのスマートフォンの写真に写る形で登場している。
- ジミーパパ&ジミーママ (Papa T.&Mama T.)
- 『まわる』と『さわる』に登場。
- ジミーの両親。パパは細身でかなり長身、ママは背が低くて身体が太いのが特徴。ジミーとジェイミーはパパ似、ジェームズはママ似である。
- ジェイミー&ジェームズ (Jamie T.&James T.)
- 『さわる』に登場。
- ジミーの妹と弟。ジミーステージで登場するほか、それぞれがリミックスステージで単独出演する。ジェームズはゲーム好きらしく、ナインボルト&エイティーンボルトと同じゲームを買おうとしている場面がある。
- ジミー・P. (Jimmy P.)
- 『おどる』に登場。
- 『クラブムトー』(デイクラブ)の専属ダンサー。ジミー・T.とそっくりな姿だが、まったくの別人。サーフィンが趣味で、日焼けした肌やアロハシャツなど南国を思わせる人物。誰とでも友達になれるのが特技らしい。ゲーム中ではTとは一切会話をしないが、公式サイトではTのブログにPがコメントをしている。
- ゲームへの登場は『おどる』のみだが、『ゴージャス』のPVでジミーの家族と同様にジミーの写真に写っている。
- モナ (Mona)
- 声 - 青木瑠璃子[5][6]
- ダイヤモンドシティの女子高生。後ろにウェーブのかかったオレンジ色の髪が特徴。一人称は「あたし」で、二人称は「君」で、ワリオへの呼び方は「おじさまかワリオおじさま」。ゲーム中には出てこないが、父は彫刻を手がける芸術家、母は世界中を飛び回るスーパーモデルというかなりのお嬢様で、『おすそわける』では巨大な豪邸住まいであることが明かされた。好奇心旺盛だが一風変わったセンスの持ち主であり、花占いならぬ鼻占いをしたり、異臭騒ぎになるほどの強烈な布団の臭いを「ちょっといい香り」と表現したり、ワリオを「カッコイイ」と思っているワリオファンである(なおこのセンスは両親譲り)。そのため、ワリオに対して「ワリオおじさま」と敬称を使っている。冒険家の卵でもあり、ワリオの冒険に後からこっそりついていく事があるらしい。怒ると怖く、モナーズの面々からは彼女の事を恐れている。更にゲームバグ騒動の原因がワリオであることを知った際も仲間達と共にワリオに対して激しい怒りを見せた。いつも何かしらのアルバイトをしているが、作品ごとに職種が異なるため衣装が変化している。クライゴアに改造してもらったスクーター「モナバイク」が愛車。キャラクターPVではモナがこれまでバイトをしてきた衣装を多数披露した。ワリオを除けばどのキャラに対しても普通に呼ぶ。
- コスプレが趣味で、高校のチアリーダーもしている。また音楽バンドを組んでおり、ヒットランキング1位になるほどの評判。
- 『マリオテニスGC』のオープニングムービーではマリオブラザーズに負けたワリオがトーナメント表のマリオの絵にモナを模ったラクガキをするという悪戯をしている。ワリオによると、マリオとルイージに会ったことがあるというが、真相は謎。
- ナインボルト&エイティーンボルト
- ダイヤモンド小学校に通うゲーム好きの小学生で、ワリオのゲーム仲間。『まわる』以降はエイティーンボルトとのコンビとなり、コンビ名「27ボルト」と名乗っている。『ゴージャス』によるとエイティーンボルトは現在9歳であり、学年は3~4年の模様。
- 彼らのステージに登場するプチゲームは、シリーズ通して他の歴代任天堂ゲーム及びグッズに関連した内容のものになっている(『ゲーム&ワリオ』は過去作をリミックスしたプチゲームとなっている)。
- ナインボルト(9ボルト)(9-Volt)
- 声 - 小市眞琴[5][6]
- ダイヤモンド小学校の小学生。一人称は『ゲーム&ワリオ』までは「ぼくちん」で、『ゴージャス』以降は「ぼく」で、二人称は「君」で、ワリオへの呼び方は「ワリオ」。父は消防士[7]で、そのためかパトランプ付きのヘルメットを被っている。『おすそわける』にてヘルメットを取った姿および髪型が判明し、髪がかなりの癖毛であるが判明した。かなりの任天堂ゲームマニアかつコレクターで、任天堂グッズは相当にレトロなものも所持している。ワリオに堂々と口答えするなど結構生意気な所がある。勉強は算数が苦手だが『ゴージャス』でしゃぎぃに解き方を教えてもらったことがキッカケで克服の兆しを見せている。ファイブワットには「お母さん」と呼ぶが、それ以外はどのキャラに対しても普通に呼ぶ。
- ゲームだけでなく、スケボーとDJも趣味で、DJの腕前はかなりもの。クライゴアに改造してもらった「ナインボルトSK8(エスケーエイト)」というジェットエンジン付きのスケートボードを持っている。
- 『マリオテニスGC』のオープニングムービーでは、マリオブラザーズに負けたワルイージがトーナメント表のルイージの絵に、ナインボルトを模ったラクガキをするという悪戯をしている。ワリオによると、ワルイージに会ったことがあるというが、真相は謎。
- エイティーンボルト(18ボルト)(18-Volt)
- 声 - 木村昴[5][6]
- 『まわる』から登場(ただし海外では『さわる』が先に発売)。
- ダイヤモンド小学校に転校してきた小学生で、博多弁で喋る。一人称は「おれっち」で、二人称は「あんた」で、ワリオへの呼び方は「ワリオ」。ナインボルトと同い年のはずだが、その巨体と老け顔から大人と間違われる事もあるらしく、『ゴージャス』劇中では高校生のサーティーンアンプから同世代と勘違いされた。
- 趣味はゲームとラップで、DJもできる。特に音楽に関しては常にラジカセを持ち歩き、頭にCDをつけているほど。ナインボルトに音楽センスを認められたことや、共通の趣味を持つことなどから盟友となった。ナインボルトには及ばないものの、彼もゲームや玩具をコレクションしている模様。『おどる』ではナインボルトが遊んでいたマルチスクリーンを誤って壊してしまい激怒したナインボルトから一度も絶交されるも、玩具店でマルチスクリーンをナインボルトと共に手に入れ仲直りした。どのキャラに対しても普通に呼ぶ。ワリオによると、博多弁でしゃべるようになったきっかけは福岡の人の影響だという。
- ファイブワット(5-Volt)
- 声 - 青木瑠璃子[5][6]
- 『まわる』から登場(間接的には『初代』の公式ホームページから登場)。『ゴージャス』以降はサブキャラクターからステージキャラクターに昇格した。
- ナインボルトの母親。一人称は「わたし」で、二人称が「あなた」で、ワリオへの呼び方は「ワリオちゃん」。名前自体は『まわる』のエンディングから登場していたが、長らくシルエットのみの出演で『ゲーム&ワリオ』で初めて姿が明らかとなった。夫との仲は良好。ナインボルトが夜更かししてゲームを遊んでいる事に目を光らせ、『まわる』では叱る程度だったが、『ゲーム&ワリオ』『ゴージャス』では鬼のような形相で過剰な見張り、見回りなどをしている。ただし、これはあくまで演出上のものでナインボルトも「こんなに怖くない」「優しいお母さん」と語り、『ゲーム&ワリオ』おまけコンテンツでは普通の表情で部屋を開けるファイブワットの似顔絵がある。『おすそわける』のギャラリーではしゃぎぃや赤ん坊のナインボルトを可愛がるシーンもある。ナインボルト曰く特技が幽体離脱である。
- ナインボルトと共に彼女もゲーム好きであり、『初代』のホームページではナインボルトが彼女の誕生日である3月13日にゲームボーイアドバンスSPをプレゼントし(なお、誕生日が判明している唯一のキャラクターでもある[7])、『ゲーム&ワリオ』ではナインボルト&エイティーンボルトのゲーム成績を遥かに上回る高得点を叩き出したり、『おすそわける』のギャラリーにてナインボルトが夜中にプレイしていたARゲームを内緒でプレイするなどの腕前を見せる。普段は真面目かつ穏やかな性格で、ナインボルトからも慕われている。趣味はガーデニングで、得意料理は野菜のキッシュ。家事の中では料理が好きだが料理を褒められると嬉しくなって嫌だと言われるまで同じものを作ってしまうお茶目な一面もある。『ゴージャス』ではテレビのショッピングコーナーのストレッチ体操を見てダイエットに成功し、さらには棚を片手で軽々持ち上げるほどの怪力となった。『ゴージャス』のキャラクターPVではナインボルトのドラム、エインティーンボルトのギター、サーティーンアンプのDJに合わせてエレキギターを弾いている。
- ワリオへの呼称は「ワリオちゃん」。ワリオおよびワリオカンパニーの面々は息子の友人およびご近所という形で接しており、ワリオカンパニーの存在は知らないという設定である[8]。ナインボルトを除けばどのキャラに対しても「ちゃん」か「さん」付けである。ワリオによると、ファイブワットが怒る姿は鬼のようだという。
- しゃぎぃ(Fronk)
- 声 - 山口和也[5][6]
- ナインボルトの飼っているペット(しゃぎぃ自身は『ゴージャス』においてペット扱いを否定している)。名前は髪(らしきもの)がボウボウ(シャギーヘア)である事から。関西弁で、おっさん臭い言動をして、『ゴージャス』では実際におっさんを自称している(本人曰く「小動物は1年ごとに老ける」)。
- 『初代』か1年前に道端に落ちていた(捨てられていたのではない)のをナインボルトが拾ってきて勝手にペットにした。そのためナインボルトも素性に関してはよく分からない。本人曰く友達がおり、ゲーム中でもしゃぎぃの色違いや表情違いがプチゲーム中に登場する。趣味はバイクいじりで、好きな言葉は「ま、これも人生ということで」。特技は潜水で『ゲーム&ワリオ』のカードによると3日は潜っていられるらしい。
- シャイな一方目立ちたがり屋でもあり、『初代』では皆の知らぬ間に自分が登場するプチゲームを毎回こっそり入れていた。『ゴージャス』のキャラクターカードには特技の一つとしてハッキングと記されている。
- 『初代』から登場しているキャラクターだが、シナリオへの絡みは『ゴージャス』まで無かった。
- ドリブル&スピッツ
- ダイヤモンドシティ・タクシー(株)[注 5]に勤務する(タクシードライバー)のコンビ。二人とも動物の姿で、関西弁で喋る。愛車は、クライゴアに改造してもらった「ドリブルタクシー」。かつては自動車教習所に務めていたようで、ワリオにも自動車の運転を教えた(ただし、ワリオの運転はなかなか上達していないらしい)。
- 二人とも宇宙にロマンを感じているが、SFの定義をよく知らなかったりする。『初代』のホームページで「タクシーを改造して宇宙に行く」と抱負を語り、『まわる』からは本当に宇宙に行けるようタクシーが改造されている。『ゲーム&ワリオ』からはタクシーに武装もしておりバズーカ型のエネルギー砲をタクシー内に隠していて、『ゴージャス』ではタコ型バズーカ砲をタクシー上部に装備していた。
- ドリブル (Dribble)
- 声 - 亀谷祐馬[5][6]
- ブルドッグの姿をした大柄のドライバー。先輩のスピッツには頭が上がらない。超が付くほどのスピード狂で、ジェットコースターよりもスリリングだという運転をする。カッとなりやすいタイプだが、そのたびにスピッツになだめられる。乱暴な運転でタクシーを傷めるが、整備に関しては全くできずスピッツかクライゴア任せである。一人称は「わて」または「わい」で、二人称は「あんさん」で、ワリオへの呼び方は「ワリオはん」。了解した時は「かしこまり!」で、モナもこのセリフを使ったことがある。どのキャラに対しても「○○はん」と呼ぶ。
- ごつい外見ながら裁縫が趣味で、タクシー内にはお手製のスピッツ人形を吊るしている。ワリオによると、乱暴な運転をしようとしたものの、断られたという。
- スピッツ (Spitz)
- 声 - 山口和也[5][6]
- ネコの姿をしたドリブルの相方で先輩。小柄である為に後輩だと勘違いされやすいらしい。ドリブルとは逆に、穏やか過ぎて誰でも眠ってしまうという運転をする。その一方で、一度怒ると見境がなくなって手が付けられなくなる事が『ゴージャス』で描写されている。一人称は「わし」で、二人称は「あんさん」で、ワリオへの呼び方は「ワリオはん」。どのキャラに対してもドリブルを除けば「○○はん」と呼ぶ。
- SF小説を読むのが趣味で、休日は自分でSF小説も書いており、作家デビューが夢。そのためドリブルよりもSFに関して詳しい。ゲームの内容のほとんどはスピッツの趣味であることが『ゲーム&ワリオ』で語られている。風呂好きでもあり、朝夜と1日2回入っているらしい。鶏肉が大好物。
- 『まわる』のホッケーゲームでは、ドリブルに変わり、打ち返す範囲を増やす技を使う。
- 『初代』公式サイトの日記では2回ほどワリオを送迎するためタクシーを運転する場面が記されたが、ゲーム本編中では一度もスピッツが運転した描写が無い。ワリオによると送迎された際にあしたののぼるおかまでが見えたという。
- カット&アナ
- ダイヤモンド幼稚園に通う双子の姉妹。幼いため舌足らずに「し」を「ち」と話す。一人称は「あたち」で、二人称が「きみ」で、ワリオへの呼び方は「ワリオ殿」。ワリオは幼稚園の卒園生(先輩)らしい。父が伊賀忍者の子孫で、彼女たちも修行中の忍者。二人とも生き物が好きで、『あつまれ!!』でのキャラ説明によると、ペットとして後述のハヤトとポンきち以外にも大量にカメを飼っているらしく、同作には「カメカメぐらぐら」というゲームも収録されている。
- 二人の名前は英語で「Kat」と「Ana」と表記、二つをつなげると「Katana=カタナ(刀)」を意味する(“Katana”は英語で日本刀という意味である)。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』と『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では戦いを支援する「アシストフィギュア」として登場している。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではアシストフィギュア出演は無いものの、強化施設「道場」の担当キャラクターとして出演している。
- カット (Kat)
- 声 - サラ・ラディッシュ(英語) / 榎吉麻弥(日本語[5][6])
- 双子の姉で、活発な性格。生き物の中でも特にネコとカメが好き。嫌いなのは不潔な人。ワリオについては臭いから「びみょう…」と評している。
- 幼いが好戦的で剣術や忍術などの実力はかなりのもの。特に剣術はかなりの腕前で、クライゴア製のハイテク刀など自分の背よりも長い刀を巧みに使う。
- 髪を一つに結っている。髪色はピンク。髪の毛は自分で切っている。どのキャラに対しても「○○殿」と呼ぶが、アシュリーにのみ「あちゅりー殿」と呼んでいる。(アナも同様)ワリオによると、クライゴアのハイテクの刀と勝負してもらおうとした際、明らかにカットの刀のほうが切れ味が優れているという。
- アナ (Ana)
- 声 - レスリー・スワン(英語) / 松山ユイ(日本語[5][6])
- 双子の妹で、おとなしい性格。生き物の中でも花(特にコスモス)が好き。嫌いなのはおばけ。ワリオについては怖いから「びみょう…」と評している。
- 性格もあってカットには及ばないものの、かなり身体能力は高く、姉とのチームワークも抜群。得意なのはカット同様マキビシと変身の術。
- 『まわる』のホッケーゲームでは、円盤を分裂させる術を使う。
- 髪を左右二つに結っている。髪色はオレンジ。髪型はカットに任せているが、前髪だけは切らせない。ワリオによると、アナのおとなしい性格はアシュリーのようだという。
- Dr.クライゴア (Dr. Crygor)
- 声 - 松井謙典[5][6]
- ダイヤモンドシティ沖の孤島に研究所を構える天才科学者。ワリオの所有するワリオバイクやワリオカーをはじめ、シリーズ中登場するマシンのほとんどは彼の発明品である。自分が設計した延命スーツに身を包み、バイザーを被ったサイボーグのような姿をしている。そのため100歳を超える高齢ながら、心身ともに丈夫な体力を保っている。ただし頭部の保護を怠ったために禿げてしまった。よく自身の開発した薬品で腹を壊すが、すぐに回復する。一人称は「わし」か「わたし」で、二人称が「君」で、ワリオへの呼び方は「ワリオくん」。
- 相当な天才である事は間違いないのだが、かなりの変人でワリオ含めてよく他人を実験台にしたがる(自分も発明品の被害をよく被る)。運動としてよくフラメンコを踊る。彼曰くこれもひらめきの為の一環らしい。研究や発明品の評価はかなり厳しく『ゲーム&ワリオ』のデザインにて、出来の悪いロボットに対しては「作り直してこい!」「ポンコツだな」と厳しく判定する。後述の自作のロボット・クリナを「色が気に入らない」というだけで捨てたこともあり、『ゴージャス』では再会したクリナから追い回される事となった。『おすそわける』では相手のダンスをほめるロボットを開発し、自分のダンスをほめられなかったため作り直そうとしていた。
- 孫のペニーがアイドル歌手を目指していたことを知らず、『ゴージャス』でそのことを知り驚いていた。『おすそわける』のギャラリーでは赤ん坊のペニーに世話を焼くシーンが見られる。どのキャラに対してもマイクとペニーを除けば「○○くん」と呼ぶ。
- 作品ごとに延命スーツのデザインが変化しており、『さわる』では自身の作った「物質再生マシーン」で完璧な状態に修復(頭部も完全に保護)、『おどる』では途中で再度スーツが変更されるとともにダイエットマシーンにより屈強な肉体となった。『俺』では更にスーツが変更され、元の体型に戻っていた。『ゲーム&ワリオ』ではスーツのデザインは『俺』と同じだが、黒い全身タイツに白衣という服装になっている。
- 通常“Dr.”の肩書きが付いているが、一部作品のエンディングでは“クライゴア”としか表記されない。ワリオによると、ワリオバイクを作ったのはクライゴアだという。
- マイク (Mike)
- 声 - 鈴木崚汰[5][6]
- 『さわる』から登場。
- クライゴアが暇つぶしにカラオケセットを改造して作ったロボット。人間となんら変わりない高度な人工知能と感情を持つ。体の色は青。一人称は「ジブン」で、二人称は呼んだキャラの名前で、ワリオへの呼び方は「ワリオサン」。
- クライゴアは家事雑用ばかりさせており、カラオケロボである自分との葛藤に思い悩む事がしばしばある。収録曲の大部分は演歌。ただし、かなりの音痴(クライゴアも音痴である事が原因らしい)。家事に関してはかなり優秀で、とくに料理が上手くて得意料理はフルーツポンチ。「〜デアリマス」が口癖。基本的には真面目で敬語で話すが、ふとしたきっかけで乱暴な口調に変わることがある。
- 『さわる』では研究所から勝手に飛び出しカラオケ大会を開いたり、音痴さでクライゴアと喧嘩になるなどあまり関係は良くなかったが、『おどる』以降でもクライゴアの助手としてなおも研究所に滞在している。独立はなおも考えている模様。ロボットであるが、アロマセラピーが趣味。どのキャラに対してもクライゴアとペニーを除けば「○○サン」である。ワリオによると、乱暴な口調になった時のマイクは恐ろしかったという。
- ペニー (Penny)
- 声 - 榎吉麻弥[5][6]
- 『おどる』から登場。
- ダイヤモンドアカデミーに通う中学生で、Dr.クライゴアの孫娘。一人称は「わたし」で、二人称はなく、ワリオへの呼び方は「ワリオさん」。薄茶色の2つおさげの髪型と丸メガネ、黒のスーツにピンク色のワンピース服(『おどる』のムービーや『ゲーム&ワリオ』『ゴージャス』では白衣)が特徴。ハート型の髪留めはミサイルも発射する。祖父のクライゴアを尊敬しており、そのため科学者を目指している。発明家としての能力はすでに高く、クライゴアも将来を期待しているほど。非常に真面目な性格で、ワリオに対しても丁寧に対応する。『俺』ではチュートリアルでの解説役を務める。
- 歌が好きで、クライゴア・マイクと違ってかなり上手い。科学者だけでなく歌手(『ゴージャス』以降はアイドル歌手となっている)にもなりたいという夢もある。しかし『俺』によると楽譜は苦手らしく、『ゴージャス』では美声になる薬を開発していたが、ライブハウス「クラブジョー」で地声で歌を披露したところ多くの客がやって来た。中学校では科学部とアイドル研究会を掛け持ちしているという設定がある[8]。
- 海外版ではフルネームがペニー・クライゴア(Penny Crygor)と設定されている。 どのキャラに対してもクライゴアとマイクを除けば「○○さん」と呼ぶ。ワリオによると、ハート形のミサイルは遠距離追尾するのだという。
- オービュロン (Orbulon)
- 声 - 浜添伸也[5][6]
- IQ300の宇宙人。黒いマントにサングラスが特徴。紀元前1年生まれ(2003年時点で2003歳と証言。2018年時点では2018歳になっている)らしく、シリーズで唯一歳を取る人物。元々は地球侵略に来たのだが、宇宙船がワリオの家に墜落、以後も何度となく激突して顔見知りとなった(ただ、『おどる』では「地球に来て1000年」と発言)。現在も地球侵略はあきらめていないようだが、周囲に隠す様子も周囲がそのことを気にしている様子もなく、全く進展の無いままダイヤモンドシティに居着いている(そもそも、彼が目指す侵略がどのようなものかも不明)。かなり小柄で、身長はカットやアナよりも低い。『ゲーム&ワリオ』まではスパイク付きブーツを履いていたが、『ゴージャス』以降はピッグシップ(UFO)から降りた際は素足になっている。独特の味覚の持ち主であり、熱いものは苦手で冷ましたものや辛い飲み物などを好み、さらには生きたブタを材料として持って来たこともある。
- IQの高さは本人も誇りに思っており、現在は日本語の勉強に励んでいるが、ひらがなとカタカナが入り混じったり、日本語を「ニポン語」と発音するなど苦戦している模様。IQのみならず世界の文化にも興味を示しており、世界中の宝物を盗んだことがあった。ワリオ程では無いが、シリーズを通して何かしらのトラブルに巻き込まれる事が多く、被害に遭われるケースも多い。
- 『あつまれ!!』や『ゴージャス』でのキャラクターPV、『おすそわける』のギャラリーでは人間(女性)に変装するシーンがある(『あつまれ!!』とキャラクターPV以降ではデザインが異なる)。どのキャラに対しても「○○サン」と呼ぶ。ワリオによると、味覚はワリオカンパニーの中で一番優れているという。
- アシュリー&レッド
- 『さわる』から登場。
- ダイヤモンドシティはずれにある不気味な洋館「ホラーマンション」(『ゴージャス』以降は「ホラーハウス」)に住んでおり、『さわる』のストーリーでアシュリーがオービュロンを薬の材料にしようとした事をきっかけに出会った。
- アシュリー (Ashley)
- 声 - 福原綾香[5][6]
- 親元を離れてホラーマンションで修行する、見習い魔女の少女。一人称は「アシュリー」か「私」(たまに「オレ」)で、二人称は「あなた」か「君」で、ワリオへの呼び方は「ワリオ」(「黄色ヒゲ」や「ワリオのやつ」とも)。黒髪のツインテールに赤のワンピース服とドクロ型の飾りを身に付ける。大掛かりな魔法を使おうとしたり、酷く機嫌を損ねると髪が白くなる。『おすそわける』のギャラリーでは髪を解くとストレートのロングヘアになる。
- 性格はネガティブ且つ相当なひねくれ者で、無口で欲が少ない。いつも無愛想でぼそぼそとしか喋らず、あまり他人と関わろうとしない。たまに舌打ちする。ただ『さわる』収録のテーマ曲「Song of Ashley」の歌詞や『ゲーム&ワリオ』でのキャラクター解説によると本当は友達が欲しいらしい。また、ワリオカンパニーの中で一番頭が良い。『ゲーム&ワリオ』ではクラブサトーの集まりでも他者と距離を置いていたが、『ゴージャス』ではファイブワット主催のバーベキューおよび野外ゲームに参加して楽しむ様子を見せている。怖い物が好きで可愛いドレスやお菓子が嫌い。かなりの大食い。
- 魔法の実力は『さわる』では失敗の様子が目立っていたが、『おどる』では魔法の書の稽古によって上達し、『ゲーム&ワリオ』では本の中の世界に入り込む技を披露し、『ゴージャス』では魔物を召喚したり、魔王ハラ・ペーコを退治するまでに成長している。
- 相棒のレッドのことは魔法の特訓のための手伝いをさせているが、薬の材料にしようとしたり、何かとレッドに対して怒ったりと扱いが良いとは言い難いが、『さわる』では薬の材料として標的としたオービュロンの捕獲に失敗したレッドには怒らず手を繋いで一緒に帰ったり、『おどる』では寝ているレッドのためにプレイヤーに起こさないようにと注意を促すなど優しさを見せることもある。ワリオへのツッコミが多く、ワリオとは仲が悪いので、互いのせいにすることもあるが、ワリオの言い間違いを直したりするなど、たまに意見が合う。
- 『ゲーム&ワリオ』では大半のキャラクターの眼の色が黒に変更されているが、彼女に関しては髪が白くなっている間のみ従来の赤眼が見られる(『ゴージャス』以降では赤眼に戻ったが、ハイライトが無くなった。『おすそわける』のギャラリーでは赤眼の間に黒い点がつく)。
- ニンテンドー3DSのゲームソフト『バッジとれ〜るセンター』では、2015年のハロウィン企画から2017年の定期更新終了まで、同コンテンツのアイドル的キャラクターの一人として登場していた。ここでは様々なコスプレ姿のバッジが登場し、『ゴージャス』でもミニゲームのおまけとしてコンテンツでバッジとして登場した一部の衣装を見られる[注 6]。『バッジとれ〜るセンター』の2017年4月1日のエイプリルフール企画では、架空のゲームソフト『クレイジーギャラクシー』の設定画像が公開されたが、この中で5人の主要人物の1人としてアシュリーが登場している(他の4人はオリジナルキャラクター)[9]。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではアシストフィギュアで出現するお助けキャラクターとして出演[10]。周囲に闇のゾーンを発生させる。ワリオによると、アシュリーの戦い方がワリオに似てきたという。
- レッド (Red)
- 声 - 武藤真子[5][6]
- アシュリーの使い魔である、赤い小悪魔。ワリオに拾われてから関西弁で喋る。薬の材料集めや家事一式、魔法の杖や空飛ぶ箒に変身するなどアシュリーの身の回りのことをなんでもこなす。変身だけでは無く、通訳もこなす。『ゲーム&ワリオ』のカードによると手にした三つ又の槍は身体の一部であるらしい。かなりの怖がりで、ちょっとしたことでも驚く。魔物の通訳も務め(実際に人間の言葉を喋れるものも含めて)、『おすそわける』ではPYOROの通訳も行った。ゴキブリが苦手。
- アシュリーの親友でもあり常に彼女を気に掛けているが、薬の材料にされかかる、アシュリーの代弁を行い逆に怒られる、食べ物と勘違いされるなど苦労が絶えない。基本的にはキャラの呼び方はアシュリーを除けば「○○はん」と呼ぶ。ワリオによると、レッドとは一度コンビを組んだことがあるという。
- ヤング・クリケット&マスター・マンティス
- 『おどる』から登場。
- カンフー風の拳法家師弟で、ワリオが見つけた「作法殿」の文明と関係があるという拳法「ウィー拳」の使い手。修行の旅でダイヤモンドシティを訪れ、ちょうどそのとき「お作法」のブームだった為、ウィー拳との関係の秘密を解明するべく滞在することになった。『ゲーム&ワリオ』では「ウィーU拳」の修行となっており、詳しい明言はされていない。
- ヤング・クリケット (Young Cricket)
- 声 - 鈴木崚汰[5][6]
- マンティスの弟子。名前の意味は「若蟋蟀」。礼儀正しく爽やかな青年。ルールーに惚れられるほどのイケメン。一人称は「オレ」で、二人称は「お前か君」で、ワリオへの呼び方は「ワリオ」(『おすそわける』ではさん付け)。
- 趣味は修行。カットとアナが二人がかりでようやく動きを捉えられるほどの身体能力を持つ。肉まんが好物。
- マンティスのことは師匠として非常に慕っており、彼の言うことは信じて疑わず例えそれがどんなことであっても修行になると信じてついていく。『おどる』では肉まんを買いに行く際に悪気なく人の列の頭を足で渡ったり、『ゴージャス』ではマンティスが遊園地で遊びたいのを修行の一環と言い包められて信じ、体にしがみついていたルールーをおもりと勘違いしたり、『おすそわける』では捕らえられていたマンティスを見て関心する(ワリオは彼の言葉に思わず突っ込みを入れた)と天然ボケな一面もある。拳法の腕は確かであり、『ゴージャス』のエンディングでは修行で覚えた「金剛石不動拳(こんごうせきふどうけん)」を使って、大会で儲けた賞金を持ち逃げしようとしたワリオを捕まえた。キャラへの呼び方はドリブルとスピッツとクライゴアとオービュロンとレッドには「さん」付けで呼び、マンティスには「師匠」と呼び、それ以外は普通に呼ぶ。
- キャラクターPVによると幼い頃からマンティスのもとで修行をしているようである。
- Wii『みんなのリズム天国』ではミニゲーム「カンフーボール」でゲスト出演している。このミニゲームに出た女性拳法家は後にキャラクターPVや『おすそわける』のギャラリーでマンティスの弟子の一人として出演している。ワリオによると、クリケットはゲームデビュー前に「リズム天国」をプレイしていたという。
- マスター・マンティス (Master Mantis)
- 声 - 浜添伸也[5][6]
- クリケットの師匠。名前の意味は「蟷螂師匠」。非常に無口でミステリアスな人物である。弟子のクリケットを厳しく接している。
- 『ゲーム&ワリオ』では3種の謎の巻物を所有しておりシャカポンで確認が出来るが、その内容は、常人では実行不可能なことや、しゃぎぃが解説する料理のレシピが記されていた。
- 趣味は「旅」と語り、海外版の『おすそわける』では「お金ではなく、インスピレーションから得た旅が宝物」という言葉で物語を締めくくった(日本語版では単に一言「おしまい」のみでマンティスが締めくくっている)。真の実力は未知数だが、クリケットの攻撃を片手で軽くさばけるほどの実力を持つ。
- 『おすそわける』のギャラリーにて若き頃のマンティスの姿(黒髪)が見られる他、クリケット以外の弟子の存在も明らかにしている。
- キャラへの呼び方はクリケットを除けば「○○殿」で統一されている。ワリオによると、巻物を手に入れた際に宝が宿っているのだという。
- ルールー (Lulu)
- 声 - 武藤真子[5][6]
- 『ゴージャス』から登場。
- 『ゴージャス』冒頭でワリオが壺を盗んだラックス村の住民で、自称「ラックス村の勇者」。赤リボンと黒い太眉にそばかすが特徴の少女。一人称は「あたい」で、二人称が「あんた」で、ワリオへの呼び方は「ワリオ」。ただクリケットには一人称は「私」で、二人称は「君」であり、しゃべり方もやや真面目になる。頭のリボンにはリュックサックぐらいモノが入る。小柄だが水鉄砲や弓といった射撃、ヤングクリケットの腕にしがみつくなど、運動神経が非常に良い。クリケットの事を「クリケット様」と呼び好意を寄せている。好きな食べ物は肉の丸焼きと木の実のクッキー。
- 『ゴージャス』ではツボを取り戻すべくワリオと敵対していたが、ツボの正体が便器だった事を明かした事で和解し、キャラクターPVではワリオを始めダイヤモンドシティの仲間たちといつの間にか友好的になっており、村長・ポーからもらったカメラで彼らの写真を撮り、ワリオの部屋に飾った。それがきっかけでワリオカンパニーの社員に入った。『おすそわける』では経歴は不明だがワリオカンパニーの社員として登場し、ワリオカンパニーの社員兼ワリオの友人となった。また、今作で初めてプレイヤーキャラクターになった。ワリオによると、ルールーは「おすそわける」にて初めてプレイヤーキャラクターになった際、非常に喜んでいたのだという。
サブキャラクター
- ケン
- ダイヤモンド放送局のリポーターで、犬の姿をしている。彼がゲーム「PYORO」の大ヒットを突撃リポートしているのを見て、ワリオはゲーム制作を思いついた。
- また『まわる』ではスタジオキャスター、『さわる』では音楽番組の司会、『おどる』ではスポーツのコメンテーター、『俺』ではニュースキャスターをつとめている。『ゲーム&ワリオ』ではケンではなくジョンがリポーターを担当している。
- 新作ゲームやワリオが作った新作ゲームがダイヤモンドシティで大ヒットした際には「こんなに売れていいのかー!?」が口癖になっており、『ゴージャス』に登場する後輩リポーターのベンにも受け継がれている。
- PYORO (ピョロ)
- 『初代』のオープニングで、ニュースにおいて大ヒットゲームとして紹介されていたゲームの主人公である鳥。ワリオはこのニュースを見て自分でのゲーム製作を思いついた。作中に登場する架空のゲーム、いわば劇中劇のキャラクター。
- シリーズの伝統として、プチゲーム図鑑を完成させる事で、このPYOROが主人公のミニゲームがプレイできるようになる(『あつまれ!!』と、図鑑が存在しない『うつす』、『俺』[注 7]は除く。またニンテンドーDSiで『鳥とマメ』というタイトルでダウンロード販売もされている)。それ以外にも端役として様々な場面に登場している。
- 『おすそわける』ではラストボスとして登場。ゲームバグとは別に、面白そうだとしてワリオの作ったゲームの世界に出向いてきた。またプレイヤーとしても登場する。同作では、ゲーム作品としてはイニシャルのみ大文字の「Pyoro」が、キャラクターとしてはカタカナの「ピョロ」の表記が使われている。
- ジョー (Joe)
- 声 - 竹内高[5][6]
- モナのバイト先の店長。耳の大きな犬の姿をしている。
- 商魂たくましく、作品ごとにジェラート屋(『初代』)、レストラン(『あつまれ!!』)、ピザ屋(『まわる』、『さわる』)、中華料理の屋台(『おどる』)、ブティック(『ゴージャス』)と何度も店舗改装している。また『おどる』ではアメフト試合のコメンテーターとしても呼ばれているほか、作法殿一帯の土地の所有者でもある。『俺』ではモナの探検隊カメラマンとして登場する。『ゲーム&ワリオ』ではモナと共に「ダイヤモンドタイムス」という新聞社を立ち上げているほか、ナイトカフェを経営している。『ゴージャス』によると好みの女性はリボンを付けたピンクのドレスを着た女性(理由は初恋の人がそういうのを着用していたため)。
- 『ゴージャス』ではキャラクターデザインおよびイラストレーション担当スタッフである竹内高が声を担当しているが、これはゲーム開発中の仮音声を竹内が担当し、声の雰囲気が非常に合っていたことからそのまま製品版でも本採用になったという経緯がある[11]。
- モナーズ
- モナがバイクの中で飼っている、動物の姿をした小さなペット達。自分を追いかけてくる者に対し、ボールやバナナを投げて撃退する。『初代』では1号(ゾウ)、2号(ブタ)、3号(サル)の3匹が登場。『さわる』にはさらに4.1号&4.2号(オオカミ)の2匹が登場している。
- 『おすそわける』では、1~3号はいたずら癖がひどいということが明らかとなった。
- はやぶさ ハヤト、こまいぬ ポンきち、おさる ムサシ
- カット&アナのペット達。3匹共首に赤いスカーフを巻いている。
- ハヤトは茶色い羽の猛禽類で、他の者を抱えた・くわえたままの飛行ができる。『初代』のみハヤトの代わりに「スズメのドンちゃん」という名前の小鳥が登場している。
- ポンきちは柴犬と思しき茶色い犬(名前と違い狛犬ではない)で、大太刀に変身する事ができる。
- ムサシは『さわる』で、アナのおやつだったバナナを盗んだ犯人として登場したサル。バナナを食べているムサシを見たカットとアナの2人はかわいいと心打たれ、仲間になった。
- 宇宙ウサギ (Alien bunnies)
- 宇宙の平和を守る為に日々飛び回っているウサギ型宇宙人たち。『初代』のエンディングのみ「ウサギ星人」と書かれている。
- オービュロンは事故が起こった際、彼らに助けてもらっている。『まわる』ではピッグシップ内で働いている者が登場し、『さわる』では彼らの住むウサギの顔型宇宙ステーションが登場している。『ゴージャス』ではワリオのゲーム大会の運営スタッフやファイブワットの見ていた通販番組の出演者、ボーナスタイムの操作キャラクターなどで複数が、『おすそわける』ではダイヤモンドシティの一般市民として多数が登場。
- また、開発スタッフがほぼ同一の『リズム天国』にも登場している。名前は「ウチューうさぎ」と命名。『ゴージャス』以降はそちらのデザインが使われた。
- ピッグシップ
- オービュロンが所有する宇宙船。その名のとおりブタの顔をしており、自分の意志(人工知能)もある模様。飛行は勿論、ビームで下のものを吸い込むことが可能。
- オービュロンが普段乗っているのはピンク色だが、『まわる』では黄色いボディの2号機がエンディングに登場。遭遇したワリオマンが変身したロボットを悪質ロボットだと思い込み「ヤラレルマエニ ヤルブー!」と鼻からのマシンガン攻撃で破壊してしまった。
- 『ゴージャス』ではオービュロンの腰までしか入らない小さなサイズになっている。『おすそわける』では宝を吸い込んだ際にそれに合わせて膨張するシーンがある。
- なお こもり
- 『まわる』から登場する女性歌手。『まわる』のモナステージに使われている歌「こちら☆モナピザ」を歌っている。ジョーのお気に入りらしい。
- 『まわる』ではモナのステージのテレビ画面、『さわる』では、お宝の「こちら☆モナピザ」のプロモーションビデオに登場し、『おどる』ではゲームには出ないがモナファンの回想に、『ゲーム&ワリオ』ではテレビ番組および劇中のポスターで出演している。
- アート、デコ
- 『さわる』から登場。モナが組んでいるバンドのメンバー。
- アートはかなり小柄な黒い姿で、デコはかなり巨体で黄色い犬のような姿。二人ともモナに振り回されている。『おどる』ではモナと共に中華料理屋でアルバイトをしている。
- マンドラゴラ
- 『さわる』『ゴージャス』『おすそわける』に登場する謎の植物。『さわる』では風邪を引いたワリオがニンニクと間違えてこれを食べてしまい、ワリオマンになった。『ゴージャス』ではアシュリーが持ってきたバーベキューの材料として登場。レッド曰く「悲鳴を聞くと死んでしまう」らしく、スピッツがレッドを脅かして気絶させた。アシュリーはこれを焼いた匂いが好きらしい。『おすそわける』では怪物として登場。空腹のアシュリー&レッドの前に現れ、アシュリーの魔法で食べ物に変えられた。
- スプランクス
- 『おどる』に登場する「作法殿」に生息する鳥のような謎の生き物。赤・青・黄の3種類がいる。作法殿を残した古代人の絵にもスクランプスらしき存在が描かれており、何か関連があるといわれているが真相は謎。作法棒を守護している模様(にぎり石は不明)。
- ファンシーな外見に反して非常に獰猛で、作法殿にある作法棒を持ち出したものには容赦ない制裁を加える。
- クリナ (Doris 1)
- 声 - 小市眞琴[5][6]
- 『ゴージャス』から登場。過去にクライゴアが発明した女性型の掃除ロボット。
- 「色が気に入らない」という理由で捨てられ、アゲート森林で偶然クライゴアと再会し、過去の仕打ちに加えてクライゴアがこちらの事を完全に忘却していた事から激怒、生きては返さないと言うほどの怒りで追い回した。その後、改めてクライゴアに「また人を襲うかもしれない」と引き取られて研究所に連れて帰った。クライゴアとペニーのキャラクターPVや『おすそわける』を見るとその後はマイクと共に研究所でクライゴアとペニーの助手や雑用をしている模様。
- マイクからは「森林に現れるゴーストの正体」と思われていたが、本人は「クライゴア以外を襲ったことはない」と言っており、ゴーストの正体は謎のままだった。
- サーティーンアンプ (13-amp)
- 声 - 松山ユイ[5][6]
- 『ゴージャス』から登場。ダイヤモンドシティに引っ越して来たばかりの女子高校生のラッパー。一人称は「オレ」で口調も男性的。
- ラップ勝負の勝敗を名目に子供のゲーム機を巻き上げ、それを見かねたエインティーンボルトとラップで勝負をする。エインティーンボルトに負けて彼をライバルとして認めたものの、同世代だと思っていたエインティーンボルトが9歳の小学生だと知って愕然とした。その後、ジョーのナイトクラブでDJをしている場面がある。その後のナインボルトたちのキャラクターPVでも登場しており、エイティーンボルトとの交流は続いているようで、『おすそわける』ではナインボルトとも友人になった模様。
- 両親はかなり厳格で、ラップやDJをしている事は親に内緒としている。劇中で高校生だと勘違いしてエイティーンボルトにどこの高校の生徒かと聞いているが、ダイヤモンドシティの高校はモナの通うダイヤモンド高校の1校しかないという設定で、モナは学校での彼女を知らないことから、別学年の生徒ではないかとされている[8]。
- ポー
- 声 - 亀谷祐馬[5][6]
- 『ゴージャス』に登場するラックス村の村長。ルールーが宝を取り戻している間に新しい便器を作った。
- ルールーのキャラクターPVではルールーにカメラを渡した。
- パンツおじさん
- 『俺』から登場。元々はプチゲーム製作ツール「ツクリエイター21」のゲーム製作画面およびゲームアニメーション用スタンプとして登場した、頭髪の薄いステテコをはいた(原始人を思わせる毛皮を纏った姿などバリエーションもあり)中年男性のキャラクター(当時は名称が無かった)。
- あくまでモブキャラクターであったのだが、同作で行われた「俺ゲーム」投稿コンテストで投稿者から非常に高い頻度で使用され、同コンテストの常連キャラクターとなった。
- 後の『ゲーム&ワリオ』や『ゴージャス』にも出演を果たしている。
- アッフン
- 『俺』から登場。元々は『俺』の原型となったスーパーファミコンソフト『マリオペイント』のキャラクター(当時は名称が無かった)。
- パンツおじさんと同様に「ツクリエイター21」に登場していた、奇妙な笑い顔をした球体のキャラクター。パンツおじさんと共に投稿コンテストで非常に高い頻度で使用され常連キャラクターとなった。
- 後の『ゲーム&ワリオ』や『ゴージャス』にも出演。後者のプチゲームの一つで平面であることが判明した。
- かつて任天堂が発売したシリーズに登場した真っ黒な平面人間。なお、後述のようにゲーム中での表記は無く、この名前は『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズから。
- エンディングクレジットなどで表記されたことはないが『まわる』や『さわる』、『ゲーム&ワリオ』のモード選択画面で登場していたり、『おどる』にてペニーの発明バトルの観客として大人数で登場する、『ゴージャス』におけるワリオステージでの観客など、モブキャラクターとして常連出演している。
雑記
- 『ワリオシリーズ』のゲームの取扱説明書は、ページの大半がワリオ自身による解説となっているのが恒例であり、本シリーズも同様にワリオの言葉から始まっているが、途中から「疲れた」など文句を言い、ワリオカンパニーの面々に交代するパターンがお決まりになっている(『俺』『あそぶ俺』は例外で、他のソフトと同じ体裁)。
- 『メイド イン ワリオ(俺)』のタイトルは『Made in Japan』にかけたものだが「メイド イン(made in)~」とは「~(場所)で作られた」という意味であり、「~(人)により作られた」という意味なら「メイド バイ(made by)~」であるため、正確な英語ではない。そのため日本国外ではタイトルを『WarioWare』としている(『ゲーム&ワリオ』はニンテンドー・オブ・アメリカ(NOA)からの提案で世界共通タイトル)[2]。
- ソフト開発元は『初代』『まわる』は任天堂単独で、『あつまれ!!』と『さわる』以降はインテリジェントシステムズとの共同である。この切っ掛けは『あつまれ!!』を『初代』発売から半年以内で開発することとなった際、それだけのスピード作業が可能な技量を持つスタッフがいる場所として白羽の矢が立ったとの事[12]。
脚注
注釈
- ^ イオングループのデベロッパーとして、株式会社ダイヤモンドシティという企業が過去に存在したが、本作とは無関係である(同社は2007年にイオンモール株式会社に(吸収合併)され、現存しない)。
- ^ 全くの無関係というわけではなく、『ワリオランド』シリーズに登場したものが背景程度に登場している作品も存在する。『マリオカート』シリーズにおいて、『アーケードグランプリ』の一コースとして「ダイヤモンドシティ」が、『Wii』ではバイクの一種として『メイド イン ワリオ』のワリオが使用する「ワリオバイク」が登場しているなど、要素が輸出入された事例がある。
- ^ 『おどる』では基本的にゲームが始まる直前にお作法表示画面が4拍足される為、その場合は(20×60)/sという形になる。
- ^ 「ずかん」やそれに相当するモードの場合は、初代と『まわる』では500(音程はそこからさらに上がり、初代では620相当、『まわる』では660相当まで上昇する)、『あつまれ!!』では400、『さわる』と『おどる』と『おすそわける』では360、『俺』では300、『ゴージャス』では480まで上昇する。
- ^ なお、任天堂はタクシー会社をかつて運営していたが、社名は「ダイヤタクシー」であった(名古屋鉄道に譲渡され京都名鉄タクシーとなった後、ヤサカグループに再度譲渡され現在の南ヤサカ交通となっている)。
- ^ ローソンやカプコンなど他の企業とコラボレーションした姿のバッジは除外されている
- ^ ニンテンドーWi-Fiコネクションを用いた「ゲームショップにんてん」では「とりとマメ」というプチゲームがダウンロードできる。
出典
- ^ 社長が訊く Wiiプロジェクト-Vol.6『おどる メイド イン ワリオ』編 第1回における坂本賀勇の発言より
- ^ a b 社長が訊く『ゲーム&ワリオ』 任天堂
- ^ “瞬間アクションゲームの集大成! 3DS『メイド イン ワリオ ゴージャス』が8月2日に発売決定!”. 任天堂 (2018年3月9日). 2018年3月9日閲覧。
- ^ “『おすそわける メイド イン ワリオ』9月10日発売。アシュリーたちも操作できる!【E3 2021】”. 電撃オンライン. (2021年6月16日)2021年6月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 編集部 Kai (2018年12月21日). “『メイド イン ワリオ ゴージャス』のキャラクターPVがぞくぞくと公開中。ワリオ社長がみずから宣伝!極秘情報もポロリ?”. 任天堂. 2019年1月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2019年2月号30ページ掲載の『ゴージャス』特集記事より。
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- ^ a b c ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2019年2月号31ページ掲載の『ゴージャス』特集記事より。
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- ^ 『Miiverse』で公開されていた「スマブラシリーズ コミュニティ ディレクターズルーム」の2014年1月15日更新より。
- ^ ゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』2019年2月号32ページ掲載の『ゴージャス』特集記事より。
- ^ “社長が訊く『ニンテンドーDSi』 うつすメイドインワリオ篇”. 任天堂ホームページ. 任天堂 (2008年10月24日). 2019年7月29日閲覧。
外部リンク
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