座標: 北緯6度25分34秒 東経101度49分23秒 / 北緯6.42611度 東経101.82306度
ムアンナラーティワート郡(ムアンナラーティワートぐん、タイ語:อำเภอเมืองนราธิวาส)はタイ王国南部・ナラーティワート県の郡(アムプー)である。同県の県庁所在地でもある。
名称
元々、マレー系の住民によってクアラ・ムナラ (Kuala Menara) と呼ばれており。短くムナラとも呼ばれていた。このクアラ・ムナラは「灯台」という意味である。これをタイ人は崩してバーンナラー (บางนรา)、バーンナーク (บางนาค) と呼び[1]、バーンナラーの名前が公文書でも見られるようになった。1915年、ラーマ6世(ワチラーウット)は県の名前をこのバーンナラー県からナラーをもじってサンスクリット風にナラーティワート県と名を変えた[2]。郡の方はしばらくバーンナラー郡と呼ばれていたが、1937年に県の名前に合わせてムアンナラーティワート郡と改称した。なお、ナラーティワートの意味は「よい住民の住むところ」である。
歴史
ナラーティワートは元々、ムナラと称し(サーイブリー)の村だった。その後、タムボン・ナマーロー (ตำบลมะนาลอ) と改称し(ラゲ県)の管轄下に入った。その後。タムボン・ナマーローは発展し、ラゲ県の県庁舎はタムボン・ナマーローに移転しその後、タムボン・ナマーローは郡に昇格し地元の名前に合わせバーンナラー郡と呼ばれるようになった。その後、県がナラーティワートと改称したのに合わせ、1938年にムアンナラーティワート郡となった[3]。
ラーマ9世(プーミポン)はこの地に1973年(タクシンラーチャニウェート宮殿)を建設[4]、毎年の様に訪れていた[5]。
地理
郡はバーンナラー川の形成した平地にある。郡内の重要な水源もバーンナラー川である。郡内には(アーオ・マナーオ=カオ・タンヨン国立公園)がある。
国道42号線が東に延びており(パッタニー)方面に、国道4055号線が西南に延びており(スンガイコーロック)に、国道4084号線が南東に延びており(タークバイ)方面と、国道4136号線が北に通っており(マイケン)方面とつながっている。
経済
行政区分
郡は7のタムボンに分かれ、さらにその下位に57の村(ムーバーン)がある。自治体(テーサバーン)があり以下のようになっている。
- テーサバーンムアン・ナラーティワート・・・タムボン・バーンナークの一部。
また郡内には6のタムボン行政体(オンカーンボーリハーンスワンタムボン)がある。
- タムボン・バーンナーク・・・ตำบลบางนาค
- タムボン・ラムプー・・・ตำบลลำภู
- タムボン・マナンターヨー・・・ตำบลมะนังตายอ
- タムボン・バーンポー・・・ตำบลบางปอ
- タムボン・カルウォー・・・ตำบลกะลุวอ
- タムボン・カルウォーヌア・・・ตำบลกะลุวอเหนือ
- タムボン・コークキエン・・・ตำบลโคกเคียน
脚注
- ^ ประพนธ์ เรืองณรงค์: "นราธิวาส", รัฐปัตตานื ใน "ศรืวิชัย", สุจิตต์ วงษ์เทศ, บรรณาธิการ. กรุงเทพฯ: สำนักพิมพ์มติชน, 2547, p.350 (ISBN 9789743231834)
- ^ “ประกาศ เปลี่ยนชื่อเมืองบางนรา เป็นเมืองนราธิวาส”. ราชกิจจานุเบกษา เล่ม ๓๒ (ตอน ๐ ก): หน้า ๑๔๕. (๘ สิงหาคม ๒๔๕๘) .
- ^ “พระราชกฤษฎีกาเปลี่ยนนามจังหวัด และอำเภอบางแห่ง พุทธศักราช ๒๔๘๑”. ราชกิจจานุเบกษา เล่ม ๕๕ (ตอน ๐ ก): หน้า ๖๕๘. (๑๔ พฤศจิกายน ๒๔๘๑) .
- ^ (タイ語) พระตำหนักทักษิณราชนิเวศน์, สำนักประชาสัมพันธ์ เขต 6 2008年3月29日閲覧。
- ^ 石井米雄・(吉川利治)『タイの事典』同朋舎、1993年、p.251 (ISBN 9784810408539)
外部リンク
- amphoe.com