ミカエラ・ジョスリン・メイヤー(Mikaela Joslin Mayer、1990年7月4日 - )は、アメリカ合衆国の女子プロボクサーである。現WBC女子世界ライト級暫定王者。第3代WBO女子世界スーパーフェザー級王者、第7代IBF女子世界スーパーフェザー級王者。
来歴
アマチュア時代
2011年にはナショナルゴールデングローブ優勝。2012世界選手権にライトウェルター級で出場し銅メダル獲得[1]。
2016年リオデジャネイロオリンピックのアメリカ代表に60kg級で選ばれる[2][3]。初戦でミクロネシア連邦の(ジェニファー・チエン)を破るが、準々決勝でロシアの(アナスタシア・ベリャコワ)に敗れメダル獲得はならなかった[4]。
プロ時代
8月5日、地元ロサンゼルスにてWidnelly Figueroa戦でプロデビューし、1回KO勝利。
2018年10月13日、ヴァネッサ・ブラッドフォードとのWBC北米女子スーパーフェザー級王座決定戦に挑み、判定で初タイトル獲得。同王座は3度防衛。
2020年には世界王座獲得を目指し3月に試合を予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大により中止。
米国ボクシング興行再開となる6月9日にネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナでヘレン・ジョセフ戦が組まれたが、今度は自身が新型コロナウイルスに感染したため中止に[6]。
7月14日、改めて同じ会場及び対戦相手でセットされた10回戦では判定で勝利。
10月31日、ラスベガスのMGMグランドで井上尚弥 vs ジェイソン・モロニーのアンダーとして(エワ・ブロトニチェカ)が前日計量で剥奪されたWBO女子世界スーパーフェザー級王座に挑戦し判定勝利で世界王座獲得[7]。
2021年6月19日、ラスベガスで井上尚弥 vs マイケル・ダスマリナスのアンダーとしてエリカ・ファリアス相手にWBO王座の初防衛に挑み、3-0(97-93、98-92×2)判定で初防衛に成功[8]。
11月5日、IBF王者(マイバ・アマドゥシェ)との間での王座統一戦に臨み、3-0(100-90, 99-91, 98-92)判定でWBO王座2度目の防衛とともにIBFとの王座統一に成功した[9]。
2022年4月9日、元IBF女子フェザー級王者(ジェニファー・ハン)相手にWBO・IBF王座の防衛戦を行い、3-0(100-90×2, 99-91)判定でWBO王座3度目・IBF王座初防衛に成功[10]。
9月10日、イギリス・ロンドンのO2アリーナにてWBC・IBO王者アリシア・バウムガードナーとの王座統一戦に挑む予定[11]だったが、エリザベス女王崩御のため延期となり、10月15日に行われる[12]。試合は1-2(95-96×2、97-93)の判定でプロ初黒星を喫し王座陥落となった[13]。
2023年4月15日、ロンドンのカッパー・ボックスにて前日急遽代役に抜擢されたルーシー・ワイルドハートとWBC女子世界ライト級暫定王座決定戦に臨み、3-0の判定でWBC暫定王座獲得し、2階級制覇達成[14]。
戦績
- アマチュア:87戦 62勝 2KO/RSC 25敗
- プロ:19戦 18勝 5KO 1敗
獲得タイトル
- プロ
脚注
- ^ a b c “Mikaela Mayer profile” (英語). TeamUSA.org (United States Olympic Committee) 2013年9月24日閲覧。
- ^ Stevens, Carrie (2013年5月8日). “How Boxer Mikaela Mayer Knocks Out Cravings”. (Fitness). 2017年8月22日閲覧。
- ^ Nuñez, Alanna (2013年9月20日). “How Model-Turned-Boxer Mikaela Mayer Stays Fit”. (Shape)
- ^ Kevin Iole (2016年8月15日). “American boxer Mikaela Mayer falls just short of Olympic medal” (英語). Sports.yahoo.com. 2016年9月16日閲覧。
- ^ “US. OLYMPIAN MIKAELA MAYER SIGNS WITH TOP RANK”. トップランク者 (2017年7月14日). 2021年2月7日閲覧。
- ^ “女子ボクシング界の実力者が新型コロナに感染 ラスベガスでの試合は2日前に中止”. Sponichi Annex. (2020年6月8日)2021年2月7日閲覧。
- ^ “平岡アンディ4回TKO勝ち ラスベガス2勝目”. Boxing News. (2020年11月1日)
- ^ “女子スター候補メイヤーV1 元S・バンタム級王者ドグボエは辛勝”. Boxing News. (2021年6月20日)2022年1月10日閲覧。
- ^ “MIKAELA MAYER WINS SLUGFEST OVER MAIVA HAMADOUCHE TO BECOME UNIFIED CHAMPION”. DAZN. (2021年11月6日)2022年1月10日閲覧。
- ^ “Mikaela Mayer dominates Jennifer Han to defend WBO and IBF super-featherweight titles in California”. sky sports. (2022年4月10日)
- ^ “MIKAELA MAYER: ALYCIA BAUMGARDNER IS ONE-DIMENSIONAL, I’M GOING TO EXPOSE HER”. THE RING. (2022年7月29日)2022年7月30日閲覧。
- ^ “ロンドンの女子Wビッグマッチ ミドル級4冠統一戦&S・フェザー級3冠戦あすゴング”. BOXING NEWS. (2022年10月15日)
- ^ “メイヤーまさかの王座陥落 バウムガードナーが2-1勝ち S・フェザー級女子3団体統一戦”. BOXING NEWS. (2022年10月16日)
- ^ “イギリスで番狂わせ! ヂャンがジョイスに負傷TKO勝ち WBOヘビー級暫定王座獲得”. ボクシング・ニュース. (2023年4月26日)
関連項目
外部リンク
- トップランク
- ミカエラ・メイヤー (MikaelaMayer) - Facebook
- Mikaela Mayer (@MikaelaMayer1) - Twitter
- Mikaela Mayer (@MikaelaMayer) - Instagram
- ミカエラ・メイヤーの戦績 - BoxRec(英語)
空位 前タイトル保持者 (エワ・ブロトニチェカ) | 第3代WBO女子世界スーパーフェザー級王者 2020年10月31日 - 2022年10月15日 | 次王者 アリシア・バウムガードナー |
前王者 (マイバ・アマドゥシェ) | 第7代IBF女子世界スーパーフェザー級王者 2020年10月31日 - 2022年10月15日 | 次王者 アリシア・バウムガードナー |