ジョン・マルコム・フレーザー(英語: John Malcolm Fraser、1930年5月21日 - 2015年3月20日)は、オーストラリアの政治家。第22代首相。
人物
1930年5月21日にビクトリア州メルボルン近郊のトゥーラックに誕生した。1952年にオックスフォード大学で政治学・経済学の学位を取得した。1972年にホイットラム首相率いる労働党政権が誕生した。しかし、野党である自由党の新党首となったジョン・マルコム・フレーザーは激しい政府攻撃を展開し、上院での予算案通過を阻止することに成功した。このような事態を受けて、カー総督は強権を発動して(ホイットラム首相を罷免)し、その結果フレーザーが新首相に就任した。
首相時代の1976年には日本との間に日豪友好協力基本条約を締結した[1]。2006年に旭日大綬章を受章[2]。2015年3月20日に死去した[1]。84歳没。
参考文献
- Ayres, Phillip, Malcolm Fraser, a Biography, Heinemann, Melbourne, 1987.
- Kelly, Paul, "Malcolm Fraser", in Michelle Grattan (ed.), Australian Prime Ministers, New Holland, Sydney, 2000.
脚注
外部リンク
- Malcolm Fraser - Australia's Prime Ministers / National Archives of Australia
- Fraser demands global ban on execution