『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(マギーズプランしあわせのあとしまつ、Maggie's Plan)は2015年にアメリカ合衆国で公開されたロマンティック・コメディ映画である。監督はレベッカ・ミラー、主演はグレタ・ガーウィグが務めた。
マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ | |
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Maggie's Plan | |
監督 | レベッカ・ミラー |
脚本 | レベッカ・ミラー |
原案 | (カレン・リナルディ) |
製作 | レベッカ・ミラー (デイモン・カルダシス) (レイチェル・ホロヴィッツ) |
製作総指揮 | (フィリップ・スティーヴンソン) (テンプル・ウィリアムズ) (ルーシー・バーザン・ドネリー) アレクサンドラ・ケリー (マイケル・J・メイリス) (スーザン・ルーベル) |
出演者 | グレタ・ガーウィグ イーサン・ホーク ジュリアン・ムーア ビル・ヘイダー |
音楽 | (マイケル・ロハティン) |
撮影 | (サム・レヴィ) |
編集 | (サビーヌ・ホフマン) |
製作会社 | (ホール・モニター) (ロコモーティヴ) (レイチェル・ホロヴィッツ・プロダクションズ) (ラウンド・フィルムズ) |
配給 | ソニー・ピクチャーズ クラシックス 松竹 |
公開 | 2016年5月20日 2017年1月21日 |
上映時間 | 99分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $7,091,326[2] |
ストーリー
マギー・ハーデンはアート関係の仕事に携わりつつ、大学でデザインを学んでいた。あるとき、彼女は子供が欲しいと思うようになり、旧知のガイ・チャイルダーズから精子の提供を受けた。
大学で、マギーは文化人類学者のジョン・ハーディングと知り合いになった。彼はコロンビア大学で教鞭を執るジョーゼットと結婚していたが、全てを研究に捧げる妻に嫌気がさしていた。その後、2人は大学でよく顔を合わせる関係になり、ジョンはマギーに「私は小説を書き進めているのです」という秘密を明かした。ジョンの小説を読み始めるようになったマギーは、それ以来、彼と小説の話をするようになった。
マギーがチャイルダーズの精子を注入しようとした矢先、ドアのベルが鳴った。マギーがドアを開けると、そこにはジョンが立っていた。ジョンは彼女に「君に惹かれているんだ。子供の父親になりたい」と告白した。
それから3年後、マギーとジョンは結婚し、娘のリリーとジョンの連れ子2人と共に幸せな生活を送っていた。しかし、マギーは自分の仕事を後回しにして子供3人の世話と夫のサポートに明け暮れている現状に不満を抱いていた。ある日、リリーと散歩に出かけたマギーは、チャイルダーズにばったり会った。リリーの顔を見たチャイルダーズは彼女を自分の娘だと勘違いした。リリーがジョンの娘だと知ったチャイルダーズは複雑な気分になった。
そんなある日、ジョーゼットがまだジョンを愛していると痛感したマギーは、魅力を失いつつある夫をジョーゼットに返す算段を整え始めた。
キャスト
- グレタ・ガーウィグ - マギー・ハーデン
- イーサン・ホーク - ジョン・ハーディング
- ジュリアン・ムーア - ジョーゼット
- ビル・ヘイダー - トニー
- マーヤ・ルドルフ - フェリシア
- トラヴィス・フィメル - ガイ・チャイルダーズ
- ウォーレス・ショーン - クリーグラー
- (アイダ・ロハティン) - リリー
- (アレックス・モーフ) - アル・ベントワイズ
- (ジャクソン・フレイザー) - ポール
- (ミーナ・サンドウォール) - ジャスティン
- (フレディ・ウォーカー=ブラウン) - ビヴァリー
- (モンテ・グリーン) - マックス
製作
2014年1月9日、レベッカ・ミラーの新作映画でグレタ・ガーウィグが主演を務めることになったとの報道があった[3]。15日、ジュリアン・ムーアが本作に出演すると報じられた[4]。5月1日、クライヴ・オーウェンが本作に出演することになったとの報道があったが、本作の劇場公開版に彼が出演したシーンはなかった[5]。2015年2月2日、トラヴィス・フィメルの出演が決まった[6]。3日、イーサン・ホーク、ビル・ヘイダー、マーヤ・ルドルフの出演が決まったと報じられた[7]。23日、本作の主要撮影がニューヨークで始まった[7]。
公開
2015年9月12日、本作は(第40回トロント国際映画祭)でプレミアを迎えた[8]。その直後、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが本作の配給権を獲得したと発表した[9]。10月4日にはニューヨーク映画祭での上映が行われた[10]。2016年1月22日、本作はサンダンス映画祭で上映された[11]。2月15日、本作はパノラマ部門に出品されていた第66回ベルリン国際映画祭で上映された[12][13]。
評価
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには165件のレビューがあり、批評家支持率は85%、平均点は10点満点で7.1点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「主演のグレタ・ガーウィグによる魅力的な演技のお陰で、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』はロマコメ的な感受性に知的かつ予想を裏切る捻りを加えている。」となっている[14]。また、Metacriticには35件のレビューがあり、加重平均値は76/100となっている[15]。
出典
- ^ “マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Maggie’s Plan (2016)”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Rebecca Miller & Greta Gerwig Team For ‘Maggie’s Plan’”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Julianne Moore To Star With Greta Gerwig In Rebecca Miller-Helmed ‘Maggie’s Plan’”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Cannes: Clive Owen Joins Julianne Moore and Greta Gerwig in 'Maggie's Plan'”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “‘Vikings’ Star Travis Fimmel Joins ‘Maggie’s Plan’”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ a b “Berlin: Ethan Hawke, Bill Hader Join Rebecca Miller’s ‘Maggie’s Plan’”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Emma Watson, Kate Winslet, and Many More Are Ready to Blow You Away at the Fall’s Biggest Film Festival”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Sony Pictures Classics Buys Toronto Comedy ‘Maggie’s Plan’ (EXCLUSIVE)”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Schedule”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Sundance Institute Completes Feature Film Lineup For 2016 Sundance Film Festival”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Greta Gerwig-Starring ‘Maggie’s Plan’ Leads 2016 Berlin International Film Festival Panorama Lineup”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Maggie's Plan”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Maggie's Plan”. 2017年12月8日閲覧。
- ^ “Maggie's Plan (2016)”. 2017年12月8日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト (英語)
- 公式ウェブサイト (日本語)
- Maggie's Plan - IMDb(英語)