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ボノム・リシャール (空母)

ボノム・リシャール (USS Bon Homme Richard, CV/CVA-31) は、アメリカ海軍航空母艦エセックス級航空母艦としては14番目に就役した。エセックス級のうち後期に建造された艦は艦首を延長する等の設計変更が行われており、非公式ながら「短船体型(short-bow unit)」「長船体型(long-bow unit)」という区分がなされることがある[1][2]が、本艦は短船体型のうち最後に完成した艦である。

1945年1月9日撮影
艦歴
発注
起工 1943年2月1日
進水 1944年4月29日
就役 1944年11月26日
退役 1971年7月2日
除籍 1989年9月20日
その後 1992年にスクラップ
性能諸元
排水量 基準27,100トン、満載36,380トン
全長 水線長820 ft、全長872 ft
全幅 水線長93 ft、全幅147 ft 6 in
吃水 満載:34 ft 2 in
機関 ウェスティングハウス製蒸気タービン4機, 4軸推進, 150,000 shp
最大速 33ノット
航続距離 20,000海里(15ノット時)
乗員 士官、兵員 2,600名
兵装 連装38口径5インチ砲4基、単装38口径5インチ砲4基
56口径40mm4連装機関砲8基
単装78口径20mm機関砲46基
搭載機 90 - 100
エレベーター 中央2基、舷側1基
カタパルト

艦名はジョン・ポール・ジョーンズの乗艦した有名なフリゲートフランス語で「善良なリチャード Goodman Richard」の意。ベンジャミン・フランクリンが "Poor Richard" の別名で出版した著書『貧しきリチャードの暦』から。)に因む。この名を持つ艦としては二隻目。

本艦は第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の三つの戦争全てに参加した唯一の航空母艦である。ボニー・ディックの愛称を持つ[3]

艦歴

第二次世界大戦

ボノム・リシャールはニューヨーク州ブルックリンブルックリン海軍工廠で建造された。1944年11月に就役し、1945年3月には太平洋戦線に参加、6月3日にウルシーに到着し翌日30.2任務群に編入、以降大東島への攻撃を皮切りに日本への最終攻撃に参加した。8月の終戦から9月まで作戦参加しその後帰国、1946年には復員兵輸送(マジックカーペット作戦)に参加する。

朝鮮戦争

大戦終結に伴う海軍の縮小に伴い、本艦も同型艦の多くと同様に予備役に編入され、1947年1月9日よりワシントン州ブレマートンピュージェット・サウンド海軍造船所モスボール処理のうえ保管される。しかし1950年6月に朝鮮戦争が始まるとボノム・リシャールは現役復帰が決まり、1951年1月15日に再就役した。5月には西太平洋に配備され、5月30日に朝鮮半島沖の空母機動部隊に合流、同年末まで朝鮮半島の目標に対し艦載機による攻撃を行う。その後CVA-31と艦種変更され1952年5月から12月まで作戦参加する。6月23日にはボクサー、フィリピンシー、プリンストンとともに水豊ダムへの攻撃に加わった。

朝鮮戦争にアメリカ海軍はエセックス級航空母艦8隻とコメンスメント・ベイ級航空母艦等の小型空母6隻を投入したが殆どが初実戦で、太平洋戦争からの空母はボノム・リシャール以外ではエセックスとインディペンデンス級航空母艦バターンだけであった。

近代化

 
1959年撮影

1953年5月よりボノム・リシャールはサンフランシスコ海軍造船所SCB-27C改装を受けるが、併せてSCB-125改装も受けることとなり、飛行甲板を延長、アングルド・デッキ化され、開放艦首はエンクローズ化した「ハリケーン・バウ」となり、蒸気カタパルト、新型艦橋、船体のワイド化など多くの改修が行われた。

1955年9月に再就役し、第七艦隊に配備される。西太平洋での航海は1957年、1958年 - 1959年、1959年 - 1960年、1961年、1962年 - 1963年および1964年に行われた。最後の航海はインド洋であった。 トンキン湾事件時にはジョージ・スティーヴン・モリソン提督(ドアーズのリード・シンガー、ジム・モリソンの父親。)が艦を指揮した。

ベトナム戦争

1965年前半にベトナム戦争が段階的に拡大すると、ボノム・リシャールは三度目の戦闘参加を行うこととなる。艦は続く6年に渡って東南アジアでの5度の戦闘参加を経験する。ボノム・リシャールの艦載機は北ベトナム軍のミグ戦闘機と交戦し、地上輸送部隊や建造物への攻撃を行った。

退役

ボノム・リシャールは1970年に任務を解かれ、1971年7月に退役する。ワシントン州ブレマートンで予備艦隊入りしモスボール化が行われ、20年後の1992年3月にスクラップとして売却された。

第二次世界大戦での戦功で1つの従軍星章、朝鮮戦争の戦功で5つの従軍星章、ベトナム戦争の戦功で10の従軍星章を受章した[4]。艦名はワスプ級強襲揚陸艦6番艦に受け継がれた。

ギャラリー

関連項目

脚注

  1. ^ Raven 1988, pp. 42, 56.
  2. ^ Friedman 1983, p. 151.
  3. ^ “Ship Nicknames”. 2019年6月3日閲覧。
  4. ^ “NavSource Online: Aircraft Carrier Photo Archive USS USS BON HOMME RICHARD (CV-31)”. 2019年6月4日閲覧。

参考文献

  • Raven, Alan (1988). Essex-Class Carriers. Annapolis, Maryland: Naval Institute Press. ISBN (0-87021-021-1) 
  • Friedman, Norman (1983). U.S. Aircraft Carriers: An Illustrated Design History. Annapolis, MD: Naval Institute Press. ISBN (0-87021-739-9) 
  • “NavSource Online: Aircraft Carrier Photo Archive USS BON HOMME RICHARD (CV-31)”. 2019年6月4日閲覧。

外部リンク

  • NavSource Online: Aircraft Carrier Photo Archive USS BON HOMME RICHARD (CV-31)
  • USS Bon Homme Richard (CV 31)
  • USS Bon Homme Richard
  • USS Bon Homme Richard CV/CVA 31
  • U.S. Navy Ships in WWII Dazzle Camouflage 1944-1945 Aircraft Carriers Fleet Carriers USS Bon Homme Richard
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