ジョルジ・アントニオ・リカルド(Jorge Antonio Ricardo 1961年9月30日-)は、ブラジル・リオデジャネイロ出身の騎手。
略歴・人物
父・アントニオ・アルフレッドも騎手という競馬一家に生まれ、1976年、地元のリオデジャネイロのガベア競馬場で初騎乗。
1982年、(ブラジルジョッキークラブ大賞)(日本の菊花賞に相当するGI)を勝ち、GI初制覇。同年から2006年まで25年連続でリオデジャネイロ州の首位騎手に君臨。
1993年、サンドピットでクルセイ・ド・スル賞(ブラジルダービー)初制覇。1994年には(マッチベター)で、サンパウロのシダーデジャルディン競馬場で行われるサンパウロ大賞(日本で言う有馬記念に相当するGI)と、ガベア競馬場で行われるブラジル大賞(日本で言う天皇賞に相当するGI)を制覇、さらにアルゼンチンへ渡って、ブエノスアイレス郊外のサンイシドロ競馬場で行われる、カルロスペレグリーニ大賞(欧州で言う・凱旋門賞に相当するGI)を制覇。
2004年、ゴリラでカルロスペレグリーニ大賞を制覇。
2007年にはアルゼンチンで年間440勝を挙げてアルゼンチンの国内記録を更新。
2008年1月9日、サンイシドロ競馬場で世界初の通算10000勝を達成。
2010年3月にブラジル・シダーデジャルディン競馬場(サンパウロ州)で行われたGIラテンアメリカンジョッキークラブ&同競馬場協会大賞で落馬負傷し、療養することになる。
2018年2月5日、ガベア競馬場で行われたレースにて、ラッセル・ベイズ(アメリカ)の通算勝利数世界記録に並ぶ12844勝目を挙げた。
2020年9月25日、ガベア競馬場の1R(ダート1100メートル)を逃げ切り、 前人未到の通算1万3000勝を達成した。
主な優勝レース
- ブラジルジョッキークラブ大賞(1981)
- クルセイ・ド・スル賞(ブラジルダービー)(1992・2001)
外部リンク
- Jorge Ricardo x Russel Baze (英語)
- Breedingracing : Ricardo sets a new World Record (英語)
- Story on Ricardo's pursuit of 10,000 victories. (英語)
- Profile on Jorge Ricardo (スペイン語)
- February 6, 2007 ESPN article Brazilian passes Baze to take record -- for now (英語)
- Profile of Jorge Ricardo at JockeysRoom.com (英語)