概要
2005年にニューヨークのバー「(ミルク&ハニー)」のオーナーバーテンダーであるサム・ロス(Sam Ross)が考案したカクテルである[1]。名前は同名の抗生物質からである[1]が、古来よりショウガとレモンに薬効があると広く信じられていた民間療法にまでさかのぼることができる[2]。この2つをレシピに用いることで、薬剤としてのペニシリン同様にカクテルのペニシリンも万能薬を思わせるが、このカクテルには薬効はない[2]。
ブレンデッドとシングルモルトの2種のスコッチウイスキーを使用し、ショウガの辛さとレモンの酸味が合わさった大胆な風味はアルコール度数が高いにもかかわらず、爽快な味わいとなって、短期間に新しい定番カクテルと呼ばれるようになった[1][2]。
レシピの例
国際バーテンダー協会のレシピを以下に挙げる[3]。
- 材料
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- ブレンデッド・スコッチ・ウイスキー - 60ml
- ラガヴーリン[注 1]16年物(シングルモルト)スコッチ・ウイスキー - 7.5ml
- フレッシュレモンジュース - 22.5ml
- ハチミツシロップ - 22.5ml
- スライスしたショウガ 1/2個-3/4個分
- 作り方
脚注・出典
注釈
- ^ アイラ島にあるスコッチ・ウイスキー蒸留所の1つ。