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ベリンダ・カーライル(英: Belinda Carlisle、本名:Belinda Jo Carlisle、1958年8月17日 - )は、アメリカ合衆国の歌手である。アメリカ人の歌手であるが、主にヨーロッパ、日本で人気が高く、特にイギリスではヒット曲が多い。元ゴーゴーズのヴォーカル。
ベリンダ・カーライル Belinda Carlisle | |
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ベリンダ・カーライル(2008年2月4日) | |
基本情報 | |
出生名 | Belinda Jo Carlisle |
別名 | Belinda、Dottie Danger、Belinda Jo Kurczeski |
生誕 | 1958年8月17日(64歳) |
出身地 | アメリカ合衆国、カリフォルニア州ロサンゼルスハリウッド |
ジャンル | ロック、ポップ |
職業 | 歌手 |
担当楽器 | ボーカル、ドラム |
活動期間 | 1978年 - |
レーベル | Rykodisc (2006年 - 現在) Ark21 (1997年、米国のみ) Chrysalis (1999年) Virgin (1993年、米国) Virgin (1996年、英国) MCA (1992年、米国のみ) I.R.S. (1986年) |
共同作業者 | ゴーゴーズ The Germs Black Randy and the Metrosquad |
公式サイト | Belinda Carlisle - Official Website |
来歴
カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッド出身。ロサンゼルスのパンク・ロックシーンのオリジネイターといわれる(ジャームス)(Germs)結成時にドラムスで参加したが、まもなく脱退(ただし後もライブMCなどを務めてバンドに協力した)。1978年にジェーン・ウィードリンとロックンロールバンドのゴーゴーズを結成し、1980年にメジャーデビューした。デビューアルバム Beauty and the Beat は6週にわたり全米1位を記録した。女性だけのロック・グループとして史上初の全米1位であった。
ゴーゴーズは1985年に解散するが、翌年1986年ソロデビューし、さらに1987年にはシングル “Heaven Is A Place On Earth” が『ビルボード』誌のHot 100で1位を記録した(後にDIMA MUSICのlisaによりカバーされている)。この曲のプロモーションビデオは女優ダイアン・キートンが監督した。ミュージシャン仲間との交流も盛んで、彼女のアルバムには多数の著名ミュージシャンが参加している(リンジー・バッキンガム、スザンナ・ホフス、(アンディ・テイラー)、ミシェル・フィリップス、トーマス・ドルビー、ジョージ・ハリソン、ブライアン・アダムス、ブライアン・ウィルソン、ナターシャ・アトラス、デヴィッド・リンドレー、スティーヴ・ルカサー、ブライアン・イーノなど)。
1990年になるとゴーゴーズは再結成され、カーライルもそれに参加している。
90年代後半からはイギリスやフランスに移住しゴーゴーズの活動以外はヨーロッパを中心に活躍している。
2006年には、(80's DANCE POP SUMMIT)出演のため、来日。リック・アストリー、シニータ、マイケル・フォーチュナティと共に来日公演を行った。
2007年に久々にソロでアルバムをリリース。全曲フランス語で歌われたこのアルバムは高い評価を得るが、セールス的には惨敗した。
2008年、MTVの人気番組 Rock The Cradle に審査員として参加している。
2010年5月7・8日にBillboardLiveTOKYO[1]で、10・11日にはBillboardLiveOSAKA[2]で計4日間8公演を行った。
2010年6月に自伝『Lips Unsealed: A Memoir』を発表。40代半ばまでドラッグ中毒であった事を告白し、物議を醸す。
2016年末にフランスからタイのバンコクに移住、現在はバンコクを拠点に活動している。
2020年、ゴーゴーズがドキュメンタリー映画「The Go-Go’s」を公開。それに合わせ約20年ぶりの新曲となる「Club Zero」を含むアルバム「Beatnik Beach Summer」を発表し、カーライルもそれらに参加している。[1]
人物
好きな映画はイタリア映画で、俳優マルチェロ・マストロヤンニのファンである。夫は俳優ジェームズ・メイソンの息子で映画プロデューサーの(モーガン・メイソン)。モーガンは彼女のプロモーションビデオ(“Heaven Is A Place On Earth” と “Mad About You”)に出演している。俳優、(ゲイ・アクティビスト)の(ジェームズ・デューク・メイソン)は1人息子。
歌手のマドンナとは何かと縁がある。誕生日が1日違いであり、アメリカ時代は同じジムに通っていたりもした。またベリンダが最初に起用した(ウィリアム・オービット)や(リック・ノウェルズ)をマドンナが後から起用し成功させている。ベリンダが早くにヨーロッパへ移住した後、マドンナも移住。また、マドンナのドキュメンタリー映画『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』の中でもベリンダの名前が出てくる箇所がある(ベリンダとマドンナ両方のバックコーラスをしたことのある(ドナ・デ・ローリー)がベリンダの歌まねをしてふざけるシーン)。
私生活ではビバリーヒルズと南フランス・ヴァール県に居住、フランスで子育てをした。一人息子は大学卒業後にカリフォルニアに戻り、2016年末ベリンダと夫はアメリカとフランスに別れを告げタイに移住した。
ヴァール県にアメリカのファーストフードチェーンが進出する際、反対運動をした。
日本との関わり
- 最大のヒット曲「ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」はJR東海「プレイバック・エクスプレス」(1988年)およびスバル・プレオ(2002年)のCM曲、また「ベイビーレイズJAPAN 大矢・高見のしゃべりスタ!」オープニングテーマに起用されている。2011年頃[いつ?]にはフジテレビ系列の情報番組『めざましどようび』の「どようび占いcount down」のコーナーや同局「情報プレゼンター とくダネ!」のテーマソングにも使用された。
- 読売テレビが1987年から1995年にかけて春休み・夏休み・冬休みの学休期間中にOVAやアニメーション映画を中心に放送していた関西ローカルセールスの特別枠番組『アニメだいすき!』シーズン4のOPに、Heaven Is A Place On Earthが採用されている。
- 1992年、阪神競馬場にて「ランナウェイ・ホーシズ」が使用された。
- ブティックJoyのCMに出演したことがある(BGMは“The Same Thing”)。
- Vision Of Youのプロモーションビデオは日本に来た時に撮影した素材で構成されている(渋谷、成田空港、東京都大田区の池上本門寺など)。
作品
スタジオ・アルバム
- ベリンダ - Belinda (1986)
- ヘヴン・オン・アース - Heaven on Earth (1987)
- 輝きのままで - Runaway Horses (1989)
- 愛になりたい - Live Your Life Be Free (1991)
- リアル - Real (1993)
- ア・ウーマン・アンド・ア・マン - A Woman & a Man (1996)
- Voilà! (2007)
- Wilder Shores (2017)
EP
- Kismet (2023) [2]
ライヴ・アルバム
- グレイテスト・ヒッツ・ライヴ! - Live From Metropolis Studios (2013)
- The Heaven on Earth Tour (2022)
コンピレーション・アルバム
- The Best of Belinda / Her Greatest Hits (1992)
- The Best of Belinda vol.1 (1995)
- ザ・グレイテスト - The Greatest (1998)
- グレイテスト・ヒッツ - A Place on Earth - The Greatest Hits (1999)
- Icon – The Best of Belinda Carlisle (2013)
- ザ・コレクション - The Collection (2014)
- The Anthology (2014) [3]
- The Very Best of Belinda Carlisle(2015)
- The CD Singles 1986-2014(2015)
- ゴールド - Gold (2019)
シングル
- マッド・アバウト・ユー (Mad About You) - (1986年、全米3位)※ソロデビューシングル
- ヘヴン・イズ・ア・プレイス・オン・アース (Heaven Is a Place on Earth) - (1987年、全米1位)
- (アイ・ゲット・ウィーク) (I Get Weak) - (1988年、全米2位)※ダイアン・ウォーレン作
- "What Does It Take" (1989) (featuring Belinda Carlisle) -(全英最高33位)※ゼン・ジェリコの楽曲にコーラスで参加
脚注
外部リンク
- BelindaCarlisleTV - YouTubeチャンネル
- ベリンダ・カーライル (@travels_with_mrs_mason) - Instagram
- ベリンダ・カーライル (@belindaofficial) - Twitter