ベイトゥベイ (Bay to Bay、2007年3月22日 - ) は、アメリカの競走馬。主な勝ち鞍は2011年の(加ナッソーステークス)、2009年のナタルマステークス。
ベイトゥベイ | |||||||||
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欧字表記 | Bay to Bay | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牝[2] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2007年3月22日(16歳)[2] | ||||||||
父 | Sligo Bay[2] | ||||||||
母 | Bala[2] | ||||||||
母の父 | With Approval[2] | ||||||||
生国 | アメリカ合衆国[2] | ||||||||
生産者 | Adena Springs[2] | ||||||||
馬主 | Robert Smithen[2] | ||||||||
調教師 | Brian A. Lynch[2] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 17戦4勝[2] | ||||||||
獲得賞金 | $744,728[2] | ||||||||
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引退後は繁殖牝馬として日本に輸入された。
戦績
2007年、ケンタッキー州パリスのアデナスプリングズにて出生。父スライゴベイはアイルランド生産のアメリカの競走馬で、2002年に米G1のハリウッドターフカップステークスを制している[3]。母バラはカナダの競走馬で、現役時代に3勝を挙げ、2001年の加G3ナタルマステークス3着の実績を持つ[4]。
2008年9月、(キーンランド・イヤリングセール)にてロバート・スミッセンが3万5000ドルで落札した[5]。
2009年7月12日、カナダ・ウッドバイン競馬場で開催された(メイドン競走)でデビュー。8月14日のメイドン競走で初勝利を挙げた。次走は9月19日にウッドバイン競馬場で開催されるG3・ナタルマステークスに出走。重賞初挑戦ながら、2着ジャングルテイルに3/4馬身差をつけて勝利した。その後はG3の(マザリンステークス)、(アパラチアンステークス)、(ボイリングスプリングスステークス)でいずれも2着、G2・(ハニーフォックスステークス)で5着と、勝ちきれないながらも重賞戦線での経験を着実に重ねた。
2011年6月4日、ウッドバイン競馬場で開催されたG2・ナッソーステークスで2着ネヴァーリトリートに2馬身差をつけて快勝、2009年のナタルマステークスに勝って以来となる重賞2勝目を挙げた。続くG2・(ダンススマートリーステークス)はネヴァーリトリートにリベンジされる形で1 1/4馬身差の2着に敗れた。7月30日、サラトガ競馬場で開催されるG1・ダイアナステークスに出走。G1初挑戦ながら、優勝した(ザゴラ)の1 1/2 馬身差の3着に好走した。
2012年3月のG2・ハニーフォックスステークスはタピッツフライの2着、現役ラストランとなった4月14日のG1・ジェニーワイリーステークスはデイジーディヴァインの2着に敗れた。
繁殖成績
2012年11月、(キーンランド・ブリーディングストックセール)にて社台ファームに42万5000ドル(当時のレートで約3400万円)で売却された[6]。
2018年6月30日、2番仔のスワーヴアラミス(父ハーツクライ)が3歳未勝利戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。また2020年3月21日には同馬がGIII・マーチステークスを制し、産駒重賞初勝利を挙げた。
生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 管理調教師 | 戦績 | 出典 | |
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初仔 | 2014年 | レッドプラージュ | 牝 | 鹿毛 | クロフネ | (株)東京ホースレーシング | 栗東・友道康夫 | 不出走(抹消) | [7] |
2番仔 | 2015年 | スワーヴアラミス | 牡 | ハーツクライ | (株)NICKS | 栗東・須貝尚介 →小林・荒山勝徳 | 35戦10勝(現役) (GII) 東海S (GIII) マーチS、エルムS | [8] | |
3番仔 | 2016年 | デッドアヘッド | 牡→騸 | (有)社台レースホース | 美浦・牧光二 →川崎・山崎尋美 | 19戦3勝(現役) | [9] | ||
4番仔 | 2017年 | キッズアガチャー | 牡 | ヴィクトワールピサ | 瀬谷隆雄 | 栗東・田所秀孝 →水沢・佐藤雅彦 | 18戦3勝(抹消) | [10] | |
5番仔 | 2018年 | フジマサインパクト | 牡 | ディープインパクト | 藤原正一 | 美浦・菊川正達 | 14戦3勝(現役) | [11] | |
6番仔 | 2019年 | ローラスノビリス | 牝 | ロードカナロア | (有)社台レースホース | 栗東・庄野靖志 | 3戦1勝(現役) | [12] | |
7番仔 | 2021年 | 牡 | 栗毛 | ダイワメジャー | [13] | ||||
8番仔 | 2022年 | 牡 | 鹿毛 | サートゥルナーリア | [14] |
- 2022年10月13日現在
血統表
ベイトゥベイ(Bay to Bay)の(血統) | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サドラーズウェルズ系 | [§ 2] | ||
父 Sligo Bay 1998 鹿毛 | 父の父 Sadler's Wells1981 鹿毛 | Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge | Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母 Angelic Song1988 鹿毛 | Halo | Hail to Reason | ||
Cosmah | ||||
Ballade | Herbager | |||
Miss Swapsco | ||||
母 Bala 1999 鹿毛 | With Approval 1986 芦毛 | Caro | *フォルティノ | |
Chambord | ||||
Passing Mood | Buckpasser | |||
Cool Mood | ||||
母の母 Muskoka Dawn1994 鹿毛 | Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
April Dawn Marie | Baldski | |||
First of Dawn | ||||
母系(F-No.) | (FN:(42)) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 3×5、Hail to Reason 5×4(父内)、Almahmoud 5×5(父内)、Buckpasser 4×5(母内) | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
- ^ a b “ベイトゥベイ(USA)”. JBISサーチ. 2022年6月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “Bay to Bay (FL)”. www.equibase.com. 2022年6月11日閲覧。
- ^ “Sligo Bay(IRE)”. JBISサーチ. 2022年6月11日閲覧。
- ^ “Bala(CAN)”. JBISサーチ. 2022年6月11日閲覧。
- ^ “Keeneland 2008 September Yearling Sale”. (The Blood-Horse). 2022年6月11日閲覧。
- ^ “Keeneland 2012 November Breeding Stock Sale”. (The Blood-Horse). 2022年6月11日閲覧。
- ^ “レッドプラージュ”. JBISサーチ. 2022年10月14日閲覧。
- ^ “スワーヴアラミス”. JBISサーチ. 2022年10月14日閲覧。
- ^ “デッドアヘッド”. JBISサーチ. 2022年10月14日閲覧。
- ^ “キッズアガチャー”. JBISサーチ. 2022年6月11日閲覧。
- ^ “フジマサインパクト”. netkeiba.com. 2022年10月14日閲覧。
- ^ “ローラスノビリス”. JBISサーチ. 2022年10月14日閲覧。
- ^ “_________”. JBISサーチ. 2022年10月14日閲覧。
- ^ “_________”. JBISサーチ. 2022年10月14日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ベイトゥベイ(USA)”. JBISサーチ. 2022年6月11日閲覧。
- ^ “ベイトゥベイの血統表”. netkeiba.com. 2022年6月11日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ