プロジェクト:ロシア/資料ガイド

ロシア関連の資料や文献の簡単なガイドです。追記や削除をお願いいたします。

通史

はじめに

• （日本語）三浦清美『ロシアの思考回路　- その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層』扶桑社〈扶桑社新書〉、2022年。ISBN (978-4-594-09319-8)。 
• （日本語）栗生沢猛夫『図説　ロシアの歴史（増補新装版）』河出書房新社、2014年（原著2010年）。ISBN (978-4-309-76224-1)。 ^[1]
• （日本語）土肥恒之『ロシア・ロマノフ王朝の大地』講談社〈講談社学術文庫〉、2016年。ISBN (4-06-292386-6)。 （原著は「興亡の世界史 14」講談社、2007年）^[1]

通史一般

山川世界歴史大系ロシア史3冊

1. （日本語）田中陽兒、倉持俊一、和田春樹『ロシア史〈1〉9世紀-17世紀』山川出版社〈世界歴史大系〉、1994年。ISBN (4-634-46060-2)。 ^[1][2]
2. （日本語）田中陽兒、倉持俊一、和田春樹『ロシア史〈2〉18世紀-19世紀』山川出版社〈世界歴史大系〉、1994年。ISBN (4-634-46070-X)。 ^[1][2]
3. （日本語）田中陽兒、倉持俊一、和田春樹『ロシア史〈3〉20世紀』山川出版社〈世界歴史大系〉、1997年。ISBN (4-634-46080-7)。 ^[1][2][3]

• （日本語）B・O・クリュチェフスキー『ロシア史講話』1-5、八重樫喬任 訳、1979-1983年、恒文社。^[1][4][5]
• （日本語）森安達也、直野敦『スラヴ民族と東欧ロシア』山川出版社〈民族の世界史 10〉、1986年。ISBN (4-634-44100-4)。 ^[1][6]

時代別

リューリク朝

「リューリク朝」も参照

• （日本語）三浦清美『ロシアの源流 : 中心なき森と草原から第三のローマへ』講談社〈講談社選書メチエ〉、2003年。ISBN (978-4-13-026130-2)。 
• （日本語）栗生沢猛夫『タタールのくびき : ロシア史におけるモンゴル支配の研究』東京大学出版会、2007年。ISBN (978-4-13-026130-2)。 
• （日本語）G. ヴェルナツキー『東西ロシアの黎明　モスクワ公国とリトアニア公国』松木栄三 訳、風行社、1999年。ISBN (4-938662-42-6)。 

16世紀

• （日本語）ルスラン・スクルィンニコフ『イヴァン雷帝』栗生沢猛夫 訳、成文社、1994年。ISBN (4-915730-07-7)。 ^[2][4]

動乱時代、ロマノフ朝はじめ

スムータから初期ロマノフ朝

• （日本語）栗生沢猛夫『ボリス・ゴドノフと偽のドミトリー 「動乱」時代のロシア』山川出版社、1997年。ISBN (4-634-48140-5)。 ^[4]
• （日本語）グレゴリー・コトシーヒン『ピョートル前夜のロシア: 亡命ロシア外交官コトシーヒンの手記』松木栄三 編訳、彩流社、2003年。ISBN (978-4882028130)。 

ピョートル大帝以降、ロマノフ朝終焉あたりまで

「帝政ロシア」も参照

• （日本語）土肥恒之『ロシア社会史の世界』日本エディタースクール出版部、2010年。ISBN (978-4-88888-938-4)。 

20世紀初め

• （日本語）ピエール・パスカル『ロシア・ルネサンス : 1900-1922』みすず書房、1980年。(ISBN 4622005905)。^[4]
• （日本語）M. ウェーバー『ロシア革命論 I』雀部幸隆、小島定 訳、名古屋大学出版会〈名古屋大学出版会古典翻訳叢書〉、1997年。(ISBN 481580317X)。^[4]（「ロシアにおける市民的民主主義の状態について」、「ロシアの外見的民主主義への移行」、「ロシア革命と講和」を収録）

（日本語）M. ウェーバー『ロシア革命論 II』肥前栄一、鈴木健夫、小島修一、佐藤芳行 訳、名古屋大学出版会〈名古屋大学出版会古典翻訳叢書〉、1998年。(ISBN 4815803455)。^[4]（「ロシアの外見的立憲制への移行」を収録）

革命、内戦

• （日本語）E・H・カー『ロシア革命　レーニンからスターリンへ』塩川伸明 訳、岩波書店〈岩波現代文庫〉、2000年。ISBN (4-00-600011-1)。 日本語版原本は〈岩波現代選書〉、1979年。^[4][3]
• （日本語）池田嘉郎『ロシア革命　破局の8か月』岩波書店、2017年。
• （日本語）梶川伸一『幻想の革命　十月革命からネップへ』京都大学学術出版会、2004年。(ISBN 4876986398)。
• （日本語）ステファヌ・クルトワ、ニコラ・ヴェルト『共産主義黒書〈ソ連篇〉』〈ちくま学芸文庫〉外川継男 訳、筑摩書房、2016年。(ISBN 9784480097231)。

※ （日本語）藤本和貴夫「ロシア革命」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク、末尾の文献も参照。

ソ連

• （日本語）松戸清裕『ソ連史』筑摩書房〈ちくま新書〉、2011年。(ISBN 978-4-480-06638-1)。

※ （日本語）高野明、外川継男「ソビエト連邦」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク、末尾の文献も参照。

レーニン

• （日本語）ロバート・サーヴィス『レーニン』上下巻、河合秀和 訳、岩波書店、2002年。(ISBN 4000025279)。^[4]

※ （日本語）池田光義「レーニン」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク、末尾の文献も参照。

スターリン

• （日本語）ドイッチャー『スターリン』全2巻、上原和男 訳、みすず書房、1963年。^[4][7]
• （日本語）トロツキー『スターリン』全3巻、佐野健治 訳、合同出版、1967年。^[7]
• （日本語）アゴスティ『評伝スターリン』坂井信義 訳、大月書店、1985年。^[7]
• （日本語）横手慎二『スターリン　非道の独裁者」の実像』中央公論新社、2014年。

ゴルバチョフ

• （日本語）ゲルト・ルーゲ『ゴルバチョフ』鈴木直、深沢雅子 訳、平凡社、1991年。(ISBN 4582447066)。^[4]

※ （日本語）中西治「ゴルバチョフ」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク、末尾の文献も参照。

ロシア連邦

※ （日本語）木村英亮. "ロシア連邦". 日本大百科全書(ニッポニカ). 小学館、コトバンク. 末尾の文献も参照。

テーマ別

地理、地図、自然環境

• （日本語）『朝日百科世界の地理 7 東ヨーロッパ・ソ連』朝日新聞社出版局、1986年。^[4]
• （日本語）中村泰三『現代ソ連白書 : 民族・環境・共和国』古今書院、1991年。(ISBN 4772216162)。^[4]
• （日本語）中村泰三『CIS諸国の民族・経済・社会 : ユーラシア国家連合へ』古今書院、1995年。(ISBN 4772217479)。^[4]
• （日本語）A. V. ダリンスキー 編『ロシア : ソ連解体後の地誌』小俣利男 訳、大明堂、1997年。(ISBN 4470490288)。^[4]

宗教、民俗

キリスト教、ロシア正教会、古儀式派

• （日本語）N. M. ニコリスキー『ロシア教会史』宮本延治 訳、恒文社、1990年。^[8]
• （日本語）N. ゼルノーフ『ロシア正教会の歴史』宮本憲 訳、日本基督教団出版局、1991年。^[9]
• （日本語）廣岡正久『ロシア正教の千年』日本放送出版協会、1993年。^[9]
• （日本語）黒川知文『ロシア･キリスト教史 土着と服従と復活』教文館、1999年。^[8][9]
• （日本語）高橋保行『ロシア精神の源』中央公論社、1989年。^[9]
• （日本語）霜田美樹雄『政治と宗教 ソ連邦政治の宗教政策』成文堂、1972年。^{[10][注釈 1]}
• （日本語）高橋保行『迫害下のロシア教会 無神論国家における正教会の70年』教文館 1996年。^[8]
• （日本語）阪本秀昭、中澤敦夫『ロシア正教古儀式派の歴史と文化』明石書店〈世界歴史叢書 〉、2019年。
• （日本語）「司祭長アヴァクーム自伝」松井茂雄 訳、『スラヴ研究』10、北海道大学スラヴ研究センター、1966年、85-144頁。^[11]
• （日本語）「アヴァクーム自伝」、ネストル「原初年代記」ほか『ロシア中世物語集』中村喜和 編訳、筑摩書房〈筑摩叢書〉、1970年。^[5]
• （英語）Michels, G. B. (1999). At War with the Church: Religious Dissent in Seventeenth-Century Russia. Stanford, Calif. ^[12][13]
• （英語）Paert, I. (2003). Old Believers, Religious Dissent and Gender in Russia, 1760–1850. Manchester ^[13]
• （英語）Meyendorff, P. (1991). Russia, Ritual, and Reform: The Liturgical Reforms of Nikon in the 17th Century. Crestwood, NY ^[14]

コサック/農民/民衆

• （日本語）阿部重雄『コサック』(教育社)〈教育社歴史新書〉、1981年。^[4]
• （日本語）ポール・アヴリッチ『ロシア民衆反乱史』白石治朗 訳、彩流社、2002年。^{[注釈 2]}
• （日本語）阿部重雄『帝政ロシアの農民戦争』吉川弘文館〈ユーラシア文化史選書〉、1969年。^[15]

文学

• （日本語）藤沼貴、小野理子、安岡治子『ロシア文学案内 新版』岩波書店〈岩波文庫別冊〉、2000年。(ISBN 4003500024)。^[4]
• （日本語）藤沼貴、水野忠夫、井桁貞義 編著『はじめて学ぶロシア文学史』ミネルヴァ書房、2003年。(ISBN 4623037541)。^[4]
• （日本語）川端香男里 編『ロシア文学史』東京大学出版会、1986年。(ISBN 4130820400)。^[4]

※ （日本語）江川卓、木村彰一、大木昭男「ロシア文学」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク、末尾の文献も参照。

映画

• （日本語）ジダン『ソヴェト映画史』高田爾郎 訳、三一書房、1971年。^[16]
• （日本語）ユレーネフ『世界の映画作家30　ソヴェート映画史』町田陽子 訳、キネマ旬報社、1976年。^[16]
• （日本語）山田和男『ロシア・ソビエト映画史』キネマ旬報社、1997年。^[16]
• （日本語）岩本憲児『ロシア・アヴァンギャルドの映画と演劇』水声社、1998年。^[4][16]
• （日本語）ネーヤ・ゾールカヤ『ソヴェート映画史　七つの時代』扇千恵訳、ロシア映画社、2001年。^[16]

地域別、近隣諸国、民族

モンゴル/中央ユーラシア

• （日本語）護, 雅夫、岡田, 英弘『中央ユーラシアの世界』 4巻、山川出版社〈民族の世界史〉、1990年。 

シベリア

• （日本語）加藤九祚（かとうきゅうぞう）『シベリアの歴史（新装版）』紀伊國屋書店、2018年。原本、1963年。^[4][17]
• （日本語）三上次男、神田信夫『東北アジアの民族と歴史』民俗の世界史 3、山川出版社、1989年。(ISBN 463444030X)。
• （日本語）ジェームス・フォーシス『シベリア先住民の歴史 : ロシアの北方アジア植民地 : 1581-1990』彩流社、1998年。(ISBN 4882025612)。^[4]
• （日本語）高倉浩樹『社会主義の民族誌 : シベリア・トナカイ飼育の風景』(東京都立大学出版会)、2000年。(ISBN 492523501X)。^[4]
• （日本語）森永貴子『ロシアの拡大と毛皮交易――16～19世紀シベリア・北太平洋の商人世界』彩流社、2008年。(ISBN 9784779113932)。

※ （日本語）（英語）三上正利; 上野俊彦; 藤本和貴夫. "シベリア". 日本大百科全書(ニッポニカ). 小学館、コトバンク. 末尾の文献も参照。

ウクライナ

• （日本語）中井和夫『ソヴェト民族政策史 : ウクライナ1917～1945』御茶の水書房、1988年。(ISBN 427501281X)。^[4]
• （日本語）早坂真理『ウクライナ : 歴史の復元を摸索する』社会科学の冒険 18、リブロポート、1994年。(ISBN 4845709732)。^[4]
• （日本語）中井和夫『ウクライナ・ナショナリズム : 独立のディレンマ』東京大学出版会、1998年。(ISBN 4130360930)。^[4]
• （日本語）『ポーランド・ウクライナ・バルト史 』伊東孝之、井内敏夫、中井和夫 編、山川出版社、1998年。(ISBN 4634415003)。^[4]
• （日本語）黒川祐次『物語ウクライナの歴史 : ヨーロッパ最後の大国』中央公論社〈中公新書〉、2002年。(ISBN 4121016556)。^[4]

コーカサス

• （日本語）佐藤信夫『新アルメニア史 : 人類の再生と滅亡の地』泰流社〈泰流選書〉、1989年。(ISBN 4884706676)。^[18]
• （日本語）林克明『カフカスの小さな国 : チェチェン独立運動始末』小学館、1997年。(ISBN 409389521X)。^[18]
• （日本語）林克明、大富亮『チェチェンで何が起こっているのか』高文研、2004年。(ISBN 4874983200)。^[18]
• （日本語）植田樹『チェチェン大戦争の真実 : イスラムのターバンと剣』日新報道、2004年。(ISBN 4817405686)。^[18]

事典など

• （日本語）『新版 ロシアを知る事典』川端香男里、佐藤経明、中村喜和、和田春樹、塩川伸明、栖原学、沼野充義 監修、平凡社、2004年。ISBN (9784582126358)。 ^{[1][19][注釈 3]}
• （日本語）『中央ユーラシアを知る事典』小松久男、梅村坦、宇山智彦、帯谷知可、堀川徹 編、平凡社、2005年。ISBN (9784582126365)。 ^[20][21]

脚注

注釈

1. ^ 帝政末期およびソビエト時代の教会と国家の関係を扱っている^[10]。
2. ^ ボロトニコフの反乱、ラージンの反乱、(ブラヴィンの乱)（ロシア語版、英語版）、プガチョーフの反乱を扱っている。
3. ^ 『ロシア・ソ連を知る事典』を改題改訂した新版。

出典

1. ^ ^{a b c d e f g h} 下斗米伸夫 編著『ロシアの歴史を知るための50章』エリア・スタディーズ 152〈ヒストリー〉、明石書店、2016年。(ISBN 9784750344140)。「ロシアの歴史を学ぶためのブックガイド」374-379頁。
2. ^ ^{a b c d} 外川継男「ロシア史」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2023年1月2日閲覧。
3. ^ ^{a b} 高野明、外川継男「ソビエト連邦」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2023年1月2日閲覧。
4. ^ ^{a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa} 『新版 ロシアを知る事典』「文献案内」1021-1032頁。
5. ^ ^{a b} 廣岡正久『キリスト教の歴史 3 東方正教会・東方諸教会』宗教の世界史 10、山川出版社、2013年、「参考文献」付録20-25頁。
6. ^ 佐々木史郎「ロシア人」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2023年1月1日閲覧。
7. ^ ^{a b c} 原暉之「スターリン」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2023年1月2日閲覧。
8. ^ ^{a b c} G. ピオヴェザーナ「ロシア」『新カトリック大事典』研究社、KOD. 2023年1月2日閲覧。
9. ^ ^{a b c d} 安村仁志「ロシア正教会」『新カトリック大事典』研究社、KOD. 2023年1月2日閲覧。
10. ^ ^{a b} 森安達也『キリスト教史 3 東方キリスト教』世界宗教史叢書 3、山川出版社、1978年。「参考文献」付録39-42頁。
11. ^ 中村泰朗「アヴァクーム」『新カトリック大事典』研究社。2023年1月2日閲覧。
12. ^ "Old Believers", ODCC³, p. 1186.
13. ^ ^{a b} "Old Believers", ODCC⁴. Kindle edition, pp. 5559-5560.
14. ^ "Nikon", ODCC⁴. Kindle edition, pp. 5462-5463.
15. ^ 伊藤幸男「ステンカ・ラージンの乱」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2023年1月3日閲覧。
16. ^ ^{a b c d e} 岩本憲児、田中陽「ロシア映画」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2023年1月2日閲覧。
17. ^ 三上正利、上野俊彦、藤本和貴夫「シベリア」『日本大百科全書(ニッポニカ) 』
18. ^ ^{a b c d} 『中央ユーラシアを知る事典』「文献案内」580-587頁。
19. ^ 「新版 ロシアを知る事典」平凡社。2023年1月5日閲覧。
20. ^ 木村英亮「ロシア連邦」『日本大百科全書(ニッポニカ) 』
21. ^ 「中央ユーラシアを知る事典」平凡社。2023年1月20日閲覧。

書誌

• Cross, Frank Leslie; Livingstone, Elizabeth A., eds (2005). The Oxford Dictionary of the Christian Church (3rd ed.). Oxford: OUP. ISBN (9780192802903) 

Louth, Andrew, ed (2022). The Oxford Dictionary of the Christian Church (4th ed.). Oxford: OUP. ISBN (9780199642465)