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プリア・コー

プリア・コー(プレア・コー、Preah Ko、クメール語: ប្រាសាទព្រះគោ)(「聖なる牛」、英語: The Sacred Bull[2]の意[3])は、カンボジアアンコール遺跡において中心に位置する寺院群の南東およそ15キロメートルにある、今は亡き古代の都(ハリハラーラヤ)(英語版)(今日、(ロリュオス)(英語版)と呼ばれている地域)に建設された最初の寺院である[4]。寺院は、(ジャヤーヴァルマン2世)(英語版)をはじめ[5]王族の祖先に捧げるために、クメール(インドラヴァルマン1世)(英語版)(在位877-889年[2])のもと、879年に構築され[6]ヒンドゥー教の神シヴァに関するものが配置された[7]

プリア・コー
ប្រាសាទព្រះគោ
Preah Ko
プリア・コーの祠堂群
基本情報
座標 北緯13度20分38秒 東経103度58分22秒 / 北緯13.34389度 東経103.97278度 / 13.34389; 103.97278座標: 北緯13度20分38秒 東経103度58分22秒 / 北緯13.34389度 東経103.97278度 / 13.34389; 103.97278
宗教 ヒンドゥー教
(ロリュオス)(英語版)
地区 (プラサットバコン郡)(英語版)
シェムリアップ州
カンボジア
現況 遺跡
建設
形式 (クメール建築)(英語版)
様式 プリア・コー様式[1][2]
創設者 (インドラヴァルマン1世)(英語版)
完成 879年
資材 ラテライト砂岩煉瓦
(テンプレートを表示)

名称

 
主祠堂群の前に対面して並ぶ3体のナンディン像。

プリア・コー(聖なる牛)は、寺院中央の祠堂群の前方にあって対面する3体の砂岩の彫像より名付けられている[8]。これらの彫像はナンディンという、シヴァの乗り物としての役割を果たす白い雄牛を描写している[6]

歴史

 
プリア・コーは、その彫刻の美しさと複雑さで知られる。このまぐさには、下から3つの頭のナーガに乗る戦士、騎手、それにカーラ(kala(キールティムカ)(英語版))に乗った神などが見られる。

クメール王ジャヤーヴァルマン2世(在位802-834[9])は、西暦802年にクメール王朝をおこした後、最終的にはハリハラーラヤに彼の首都を建てた[10]。インドラヴァルマン1世は、ジャヤーヴァルマン2世に次いで即位した息子(ジャヤーヴァルマン3世)(英語版)(在位834-877年[9])の母である前王妃ダラニンドラドゥヴィーの縁者であり王の補佐役であったとされる[11][12]。インドラヴァルマン1世が即位すると、まず最初にバライである大貯水池、インドラタターカ(「インドラヴァルマンの池」の意[13])を築き、次いで879年に、プリア・コーの建立を命じ[14]、その後、881年にはバコンとして知られる山岳型寺院を構築した[15][16]。この建設計画は、王の平和的統治および拡大する領土から収益を引き出す王の能力により成し得たと考えられる。塔の修復はドイツ政府機関の出資により、アプサラ機構 (APSARA Authority) との共同プロジェクト (German Apsara Conservation Project, GACP) として[17]、1990年代初頭より行なわれた。

構成

プリア・コーは、奥行500メートル(東西)、幅400メートル(南北)の環濠に囲まれている。寺域内には、二重となるラテライトの周壁があり、外周壁は97メートル(東西)×94メートル(南北)、内周壁が58メートル(東西)×56メートル(南北)である[6]

プリア・コーの祠堂は、砂岩の同じ基壇上にあって3基の塔を各二列に配置した[5]合計6基の煉瓦の塔により構成される[6]。塔は東向きで[6]、両側の塔に比べてやや西に窪むように位置する[5]前方の中央祠堂が最も高い。聖所は神格化された3人のインドラヴァルマンの祖先および彼らの妻たちに捧げられている。前方の中央祠堂はクメール王国の創健者ジャヤーヴァルマン2世に捧げられており[4]、ジャヤーヴァルマン2世が死後にシヴァ神と合体したパラメーシュヴァラが祀られ、左(南側)の祠堂には王インドラヴァルマン1世の父プリティヴィンドラヴァルマンを神格化したプリティヴィンドレシュヴァラを、右(北側)の祠堂は祖父(母方)の化身であるルドレシュヴァラが祀られた。その後方の小さい3基の祠堂は、それら3人の男性の妻に捧げられた[5]。その主要なすべての祠堂は、ヒンドゥー教の神シヴァの象徴を備えている。

脚注

  1. ^ 波田野 (2007)、182頁
  2. ^ a b c Rooney (2011), p. 270
  3. ^ 平山善吉『アンコールの遺跡』連合出版、2011年、78-79頁。ISBN (978-4-89772-262-7)。 
  4. ^ a b Michael D. Gunther. “Northwest Corner, Preah Ko”. Old Stones: The Monuments of Art History. art-and-archaeology.com. 2015年2月1日閲覧。
  5. ^ a b c d 石澤 (2005)、57頁
  6. ^ a b c d e 波田野 (2007)、181頁
  7. ^ Rooney (2011), pp. 270-272
  8. ^ “Preah Ko”. The Kingdom of Cambodia. Canby Publications. 2015年2月1日閲覧。
  9. ^ a b 石澤 (2005)、49頁
  10. ^ 波田野 (2007)、179頁
  11. ^ 石澤 (2005)、52-56頁
  12. ^ 石澤 (1996)、49頁
  13. ^ 石澤 (1996)、50頁
  14. ^ 石澤 (2005)、56-57頁
  15. ^ 波田野 (2007)、179-180頁
  16. ^ 石澤 (2005)、57-61頁
  17. ^ “Restoration Work Sites - Preah Ko worksite”. Yashodhara no. 6: January - June 2002. APSARA Authority (2005年). 2015年2月1日閲覧。

参考文献

  • 石澤良昭『アンコール・ワット』講談社〈講談社現代新書〉、1996年。ISBN (4-06-149295-0)。 
  • 石澤良昭『アンコール・王たちの物語』日本放送出版協会〈NHKブックス〉、2005年。ISBN (4-14-091034-8)。 
  • 波田野直樹『アンコール遺跡を楽しむ』(改訂版)連合出版、2007年。ISBN (978-4-89772-224-5)。 
  • Rooney, Dawn F. (2011). Angkor: Cambodia's Wondrous Khmer Temples (6th ed.). Odissey. ISBN (978-962-217-802-1) 
  • Freeman, Michael; Jacques, Claude (2006). Ancient Angkor. River Books. ISBN (974-8225-27-5) 
  • Falser, Michael S. (2006). The Pre-Angkorian Temple of Preah Ko. Bangkok: White Lotus Publication. ISBN (978-974-480-085-5) 
  • Glaize, Maurice (2003) [1993, First published 1944]. Tremmel, Nils. ed (PDF). The Monuments of the Angkor Group (based on the 4th ed.). http://www.theangkorguide.com/images/download/angkor-guide.pdf 2015年2月1日閲覧。 

関連項目

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