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プジョー・9X8

プジョー・9X8(プジョー・ナインエックスエイト[1]Peugeot 9X8)は、プジョー・スポールル・マン・ハイパーカー (LMH) 規定に基づき2022年のFIA 世界耐久選手権 (WEC) への参戦用に開発したプロトタイプレーシングカー

プジョー・9X8
2022年バーレーン8時間レース
カテゴリー LMH
コンストラクター プジョー
デザイナー オリビエ・ジャンソニ
マティアス・ホッサン
先代 プジョー・908
主要諸元
シャシー カーボンファイバー アルミニウム ハニカム モノコック
全長 5,000 mm
全幅 2,080 mm
全高 1,180 mm
ホイールベース 3,045 mm
エンジン プジョー 2.6 L V6 + モーター ツインターボ ミッドシップ
トランスミッション 7速
燃料 トタルエナジーズ
タイヤ ミシュラン
主要成績
チーム プジョー・トタルエナジーズ
ドライバー
出走時期 2022年 -
初戦 2022年モンツァ6時間耐久レース
出走優勝表彰台ポールFラップ
30001
(テンプレートを表示)

LMH規定に基づき開発された3台目のプロトタイプレーシングカーであり、リヤウイングを装備しないという近年のスポーツカーでは“前例のない”スタイリングが与えられている。

概要

プジョーは2011年のル・マン24時間レース以降耐久レースの最高峰から姿を消していたが、2019年11月、2022年からハイパーカーを用いてWEC及びル・マン24時間レースへ復帰することが発表されていた[2]。しかし、新たにLMDh規定が発表されたこともあり、ハイパーカーもしくはLMDhを用いて参戦するのか対応が注目されていた。そんな中、2020年のル・マン24時間レース前日の9月18日にハイパーカーを開発することが正式にアナウンスされた[3]

車名の「9X8」は、プジョー・905プジョー・908といった過去の車種を引き継ぐという意味の「9」、ハイパーカーの全輪駆動技術とモーターレースの世界におけるブランドの電動化戦略を具現化するハイブリッドパワートレインを指す「X」、そしてプジョーの現行シリーズを示す「8」を組み合わせたもの[4]

仕様

パワートレインは自社製の2.6L V型6気筒ツインターボエンジンに、前輪に最大出力200kWの電動MGUを搭載するハイブリッド構成で、バッテリーはトタルエナジーズの子会社であるサフトグループS.A.が開発した900Vバッテリーを採用する[4]。なお通常は二輪駆動でモーター駆動時に四輪駆動となるのは、ハイパフォーマンスモデルの508 PSEと同じであり、デザインも同車のマーケティングを意識したものになっている[5]

 
サイドビュー

リアウィングを廃し、フロント部分に対して極端にリアが低いデザインが特徴。これは独自性を打ち出すこと以外にも、ダウンフォースの上限とドラッグの下限が定められておりその範囲内でなら自由な設計が可能なことや、「調整可能な空力デバイスはひとつ」(=リアウィングかフロントスプリッターの二者択一)といった技術規則が大きく影響している[5]

前後のライトはプジョーの市販車と同様の「ライオンのかぎ爪がイメージされたデザイン」という3本のラインで構成される[4]。空力パートナーは当初オレカが務める予定だったが、オレカがLMDhマシンの開発を優先させたいとして辞退したため、リジェ・オートモーティブがパートナーに選ばれた[6]

レース活動

2022年

2022年シーズンからWECへ参戦すると表明し、同じくハイパーカーを用いて参戦するトヨタグリッケンハウスがライバルとなる。しかしマシンの開発が難航したため、第3戦ル・マン24時間レースまで欠場し[7]、第4戦モンツァより2台体制で参戦を開始した。

戦績

チーム クラス No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 ポイント ランキング
2022年   プジョー・トタルエナジーズ LMH SEB
 
SPA
 
(LMS)
 
MNZ
 
FUJ
 
BHR
 
42 4位
93   ポール・ディ・レスタ Ret 4 Ret
  (ミッケル・イェンセン)(英語版) Ret 4 Ret
  ジャン=エリック・ベルニュ Ret 4 Ret
94   ロイック・デュバル 33 21 4
  グスタヴォ・メネゼス 33 21 4
  ジェームズ・ロシター 33 21
  ニコ・ミュラー 4

余談

2022年9月7日、NHKのニュースウオッチ9にて、コロナ禍での水際対策緩和という題材の報道の中で、ただの「外国人観光客」として寿司握り体験に興じていた人々は、実はWEC富士で9X8をドライブしに来日した6人のドライバーたちであった。

特にロイック・デュバルジェームス・ロシターは日本のレースで長らくトップドライバーとして活躍していたこともあり、これに気づいたモータースポーツファンたちがSNS上で賑わった[8]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “プジョーのハイパーカー「9X8」登場!「ナイン・エックス・エイト」リヤウイングのない意欲的なスタイルだ”. Motor-fan.jp (2020年7月7日). 2021年9月26日閲覧。
  2. ^ “プジョーがル・マンに復帰! 2022年からハイパーカーでのWEC参戦を表明”. Autosport.com (2019年11月14日). 2021年7月7日閲覧。
  3. ^ “プジョー、トタルとともにル・マン・ハイパーカー開発を正式アナウンス”. Autosport.com (2020年9月18日). 2021年7月7日閲覧。
  4. ^ a b c プジョーが2022年ル・マン/WEC参戦マシン『9X8ハイパーカー』を正式発表 - オートスポーツ・2021年7月6日
  5. ^ a b 前例のない挑戦を選んだプジョー9X8。過激な“ウイングレス”コンセプトは「ごく初期の段階で生まれた」
  6. ^ WEC:ハイパーカー計画を進めるプジョー、オレカに代わり『リジェ』と提携へ - オートスポーツ・2020年2月18日
  7. ^ プジョー、2022年のル・マン参戦見送りを発表。『9X8』は競争力を高め今夏デビューへ/WEC - オートスポーツ・2022年2月26日
  8. ^ 寿司屋でまさかのバッティング。プジョーのイケメンドライバーたち、NHKで『外国人観光客』として登場【WEC第5戦富士】

関連項目

外部リンク

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