ブレーまたはブレ、ブーレ(bourrée[1])は、オーヴェルニュとビスカヤに共通する17世紀の舞曲。速いテンポの2拍子の舞曲で、ガヴォットに似ている。組曲の中の舞曲や、独立した小品の形式としても利用されている。
ショパンなどもピアノのためのブレーを作曲しているが、代表的なブレーはバロック音楽の作曲家によって作曲され、ヘンデルの室内楽曲やバッハのチェンバロ曲が有名である。
ブレーのステップは、ポワントもしくは(ドミポワント)として、バレエの急速な楽章を構成するのにも利用されている。(パ=ド=ブレー)(パソ・ドブレに非ず)は、両脚をたわませ、片脚を伸ばしてから、2度跳び上がって着地し、膝を曲げるステップである。
脚註
- ^ "FORVO"での発音例