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フロイド・ハード

フロイド・ハードFloyd Wayne Heard1966年3月24日 ‐ )は、アメリカ合衆国ウェストポイント出身で短距離走を専門にしていた元陸上競技選手。4×100mリレー4×200mリレーの元世界記録保持者。200mでは19秒88の自己ベストを持つ、1987年ローマ世界選手権ファイナリスト(6位)である。現在は(ヒューストン大学)(英語版)で陸上チームのアシスタントコーチを務める。

フロイド・ハード
選手情報
ラテン文字 Floyd Heard
国籍 アメリカ合衆国
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 100m, 200m
大学
生年月日 (1966-03-24) 1966年3月24日(57歳)
出身地 ミシシッピ州ウェストポイント
身長 178cm
体重 71kg
成績
オリンピック 200m 準決勝2組6着 (2000年)
世界選手権 200m 6位 (1987年)
地域大会決勝 パンアメリカン競技大会
200m 優勝 (1987年)
最高世界ランク 200m 1位 20秒12 (1986年)
自己ベスト
100m 10秒10 (1991年)
10秒04w (1991年)
200m 19秒88 (2000年)
獲得メダル
陸上競技
アメリカ合衆国
(ワールドカップ)
1987 バルセロナ 200m
グッドウィルゲームズ
1986 モスクワ 200m
1986 モスクワ 4x100mR
パンアメリカン競技大会
1987 インディアナポリス 200m
ユニバーシアード
1987 ザグレブ 4x100mR
1987 ザグレブ 200m
編集 

経歴

1987年9月のローマ世界選手権男子200m準決勝を20秒31(+1.2)の全体1位タイで突破し、シニアの世界大会初出場でファイナリストとなった。メダルのかかった決勝は20秒25(-0.4)をマークしたものの、3位と0秒07差の6位に終わった[1]

1989年8月23日にコブレンツで開催された国際競技大会の男子4×200mリレーにおいてサンタモニカトラッククラブの3走を務め[注 1]、1分19秒38の世界新記録(当時)樹立に貢献した[2]

1991年8月3日のヘラクレス男子4×100mリレーでサンタモニカトラッククラブの3走を務め[注 2]、37秒79の世界タイ記録(当時)樹立に貢献した[2]

1991年8月の東京世界選手権男子200mでは準決勝で敗退し、2大会連続の決勝進出を逃した。準決勝では組4着までに入れば決勝に進出できたが、組4着と0秒13差の組5着に終わった[3]

1992年4月25日のペンリレー (en男子4×200mでサンタモニカトラッククラブの3走を務め[注 3]、1分19秒11の世界新記録(当時)樹立に貢献した[2]

1994年4月17日のマウントサックリレー男子4×200mでサンタモニカトラッククラブの3走を務め[注 4]、1分18秒68の世界新記録(当時)樹立に貢献した[2]

2000年7月の全米選手権(兼オリンピックアメリカ代表選考会)男子200m決勝で自己ベストとなる19秒88(-0.3)をマークし、(ジョン・カペル)(英語版)(19秒85)に次ぐ2位でシドニーオリンピックアメリカ代表の座をつかんだ[4]

2000年9月のシドニーオリンピック男子200mには34歳で出場し、決勝には進めなかったものの準決勝まで進出した。

自己ベスト

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
100m 10秒10 (+1.9) 1991年6月14日   ニューヨーク
10秒04w (+2.2) 1991年6月13日   ニューヨーク 追い風参考記録
200m 19秒88 (-0.3) 2000年7月23日   サクラメント 2000年世界ランク3位
4×100mR 37秒79 1991年8月3日   モナコ 元世界記録
サンタモニカトラッククラブ3走
4×200mR 1分18秒68 1994年4月17日   (ウォルナット) 元世界記録
サンタモニカトラッククラブ3走

主要大会成績

大会 場所 種目 結果 記録 備考
1986 グッドウィルゲームズ (en   モスクワ 200m 優勝 20秒12
4x100mR 優勝 37秒98 (2走)
1987 ユニバーシアード (en   ザグレブ 200m 2位 20秒44
4x100mR 優勝 38秒66 (2走)
パンアメリカン競技大会 (en   インディアナポリス 200m 優勝 20秒25
世界選手権   ローマ 200m 6位 20秒25 (-0.4)
1989 (ワールドカップ) (en   バルセロナ 200m 2位 20秒36 (+1.9)
1991 世界選手権   東京 200m 準決勝1組5着 20秒61 (+2.2) 全体10位
2000 オリンピック   シドニー 200m 準決勝2組6着 20秒61 (+2.2) 全体12位

脚注

注釈

出典

  1. ^ “第2回世界選手権男子200m決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月27日閲覧。
  2. ^ a b c d Progression of IAAF World Records 2015 edition / Records – Men(4×100mリレーはP.136、4×200mリレーはP.141参照) 国際陸上競技連盟 (PDF, 23.89 MB) 2017年8月29日閲覧
  3. ^ “第3回世界選手権男子200m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月27日閲覧。
  4. ^ “2000年全米選手権男子フルリザルト”. 全米陸上競技連盟. 2015年1月3日閲覧。

外部リンク

  • フロイド・ハード - ワールドアスレティックスのプロフィール(英語)
  • フロイド・ハード - Olympedia(英語)  
  • フロイド・ハード - 全米陸上競技連盟のプロフィール(英語)
  • フロイド・ハード - (ヒューストン大学)(英語版)のプロフィール(英語)
記録
先代(タイ記録保持者)
(37秒79)
  フランス
マクシ・モリニエール
ダニエル・サングーマ
Jean-Charles Trouabal
ブルーノ・マリーローズ
1990年9月1日
男子4×100mリレー
世界記録保持者
(37秒79)
  サンタモニカトラッククラブ

マイク・マーシュ
リロイ・バレル
フロイド・ハード
カール・ルイス

1991年8月3日 - 1991年8月7日
次代
(37秒67)
  アメリカ合衆国
マイク・マーシュ
リロイ・バレル
デニス・ミッチェル
カール・ルイス
1991年8月7日
先代
(1分20秒3)
  南カリフォルニア大学
Joel Andrews
James Sanford
William Mullins
Clancy Edwards
1978年5月27日
男子4×200mリレー
世界記録保持者
(1分19秒38 - 1分18秒68)
  サンタモニカトラッククラブ

1989年8月23日 - 2014年5月24日
次代
(1分18秒63)
  ジャマイカ
ニッケル・アシュミード
ウォーレン・ウィア
ジャーメイン・ブラウン
ヨハン・ブレーク
2014年5月24日
前年
  (ロレンツォ・ダニエル)(英語版)
(20秒07)
男子200m
シーズンベスト記録保持者
(20秒12)

1986年
次年
  カール・ルイス
(19秒92)
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