フランソワ=ルイ・フランセ(François-Louis Français、1814年11月17日 - 1897年5月28日)はフランスの風景画家である。
略歴
ヴォージュ県のプロンビエール=レ=バンで生まれた。15歳から書店の店員として働き、出版物の挿絵などで認められて、美術の道に進み、1834年から美術学校で学び、ジャン・ジグー(Jean Gigoux)やジャン=バティスト・カミーユ・コローからも学んだ。1837年から人物画家のバロン(Henri Baron:1816-1885)と共同制作した作品をサロン・ド・パリへの出展した[1]。エルネスト・メソニエと共同制作した作品もある。1841年からの風景画で風景画家として高い評価を受けた。
1848年にイタリアを旅し、その成果は2点の油絵作品と版画集となった。
レジオンドヌール勲章(シュバリエ)を1853年に受勲し、1867年に、レジオンドヌール勲章(オフィシエ)を受勲した。1890年にジョゼフ=ニコラ・ロベール=フルーリーの後任として芸術アカデミーの会員に選ばれた。
作品
ダフニスとクロエのいる風景
「日没」(1878)
アンティーブの風景 (1894)
「夕暮れ」
チボリのオリーブを採る少年(1868)
Fourré au pied des montagnes.(1861)
ラングーンの仏塔
脚注
- ^ François Louis Français (1814-1897)
参考文献
- Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Français, François Louis" . Encyclopædia Britannica. 10 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 774