フランソワ・ゴネシア(François Gonnessiat、1856年 - 1934年10月18日)は、フランスの天文学者。
略歴
アン県のNurieux-Volognatで生まれた。リヨン大学で、リヨン天文台の創立者のシャルル・アンドレ(Charles André)教授の最初の学生となり、1879年に卒業後、新設された(リヨン天文台)で1880年から働くことになった。天体の位置測定の精度向上の仕事で功績をあげ、1889年にフランス科学アカデミーのラランド賞を受賞した。1892年に博士号を得た。1900年に天文学の分野でも有力な学者であるアンリ・ポアンカレの推薦で、エクアドルのキトの天文台の台長に任じられ、測地学や地球科学の分野の計測を行った。1906年にフランスに戻った後、1907年から、シャルル・トレピエ(Charles Trépied)の後を継いで、アルジェ天文台の台長に任じられた。アルジェ天文台は国際協力による星表 (Carte du Ciel)作成プロジェクトに加わった。
アルジェ天文台の同僚には、同じく天文学者のヴェニアミン・ジェコフスキーがいる。なお、彼は生涯で2つの小惑星を発見し[1]、小惑星(1177)の(ゴネシア (小惑星))は、彼に因んで命名された[2]。