フニテル(Funitel)とは索道の一種で、二本の支曳索(ロープ)を片側二条になるよう敷設した複式単線(DLM:Double Loop Mono-cable)方式のうち、支曳索の間隔がゴンドラの幅よりも広いものの愛称である。
概要
複式単線自動循環式と複式単線交走式とがあり、主に前者が従来のロープウェイやゴンドラリフトに代わり、1990年代以降世界中の観光地に普及している[1]。 フニテルはフランス語のFuniculaire(鋼索鉄道)とTeleferiqueあるいはTelepherique(架空索道)との造語である。 搬器は約30人分の乗客収容スペースを持ち、3Sロープウェイで使用されるものと共通となっている[2][注 1]。
沿革
脚注
注釈
- ^ フニテル方式の谷川岳ロープウェイと3Sロープウェイ方式のザイルバーン・コブレンツは共にスイス(CWA)製のZETA型搬器を使用している。
出典
関連項目
- ドッペルマイヤー・ガラベンタ・グループ
- ポマ
- ライトナー・グループ
- 日本ケーブル
- オートザイルバーン・ブラチスラヴァ - 自動車運搬専用の貨物フニテル
外部リンク
- 索道観察日記 「複式単線自動循環式」の記事
- 地下よりも空が最適?都市型ロープウェーに注目だ