フィラー(filler、fillér)
filler
- 空白・空間に何かを詰める人または装置。
- (充填機)
- 空白・空間に詰められる/満たされるもの。
- 充填剤 - 分析化学のカラムクロマトグラフィーで用いられる試剤の総称。
- 工業におけるフィラーには、以下のものがある。
- フィラー注射 - いわゆる「プチ整形」における、医療用素材を用いた充填施術[1]。
- データ処理におけるフィラーは、固定長フォーマットのデータを用意するときに、実際のデータ長が足りない場合に残りを埋める数値・文字。
- (フィラー (言語学)) - 会話において、次の言葉を選んでいる間の隙間を埋める「あー」「ええと」「でも・・・」などの発話、つなぎ言葉のこと。ポーズフィラー、フィラーワードとも。
- フランス語でのフィラー/舌打ちについては、(パリ症候群)を参照。
- 放送におけるフィラーは、多くの物を指す。#放送で後述。
- 補充のために用いるもの
- FILLER - プログラミング言語のCOBOLにおいて「無名の変数」を意味する特殊なデータ項目。
放送
放送において、フィラーは多くのものを指す。番組枠の空白や無変調を「埋める」、という意味は共通している。以下の各種がある。
- 放送事故を回避するために技術的に対応するための映像・音声素材
- テレビ放送における、放送中断対応のための映像[2]。「しばらくお待ち下さい」と表示された静止画など。
- CMフィラー - ラジオ放送においてコマーシャルメッセージの枠を埋め合わせるため放送する音声
- 放送休止の時間帯(放送終了から放送開始まで)に、埋め合わせのため放送する映像・音声
- (放送休止#放送休止時間帯に送出される内容) - 一定の内容を伴って番組扱いされるものも含めた各具体例は、この項目参照。
- (試験電波#放送局における場合)
- インターバル・シグナル
- 編成の都合のために放送される「穴埋め番組」「クッション番組」などの総称
- 代替番組
- テレビの(気象情報番組)において、気象情報以外の要素(背景映像・BGM)[3]。また、その要素においてインフォマーシャルを送出すること[4]。「天気予報フィラー[4]」「天気フィラー[3]」とも。
- 「ギャップフィラー」の略。受信障害対策中継放送参照。