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パワーコード

パワーコード (Power Chord) とは、コードにおけるヴォイシングの一種である。

概要

メジャーコードもしくはマイナーコードの第3音を省略し、それにより音の濁りが少なくなるため純粋かつ力強い音を醸し出す事が出来る。また、オクターヴを加える場合もある。通常はヴォイシングの一種であるため、譜面上では表記されることはほとんどないが極まれに使う事があり、その場合は例えばルートがCであるとすると、C5と表記する。

主にロックギタリストが「純粋にトライアードを弾くには音が柔らかすぎであり、かといって7thコードでは響きが強すぎ、とはいえ単音では物足りない」ということで使い始めた和音である。またアンプで激しく音を歪ませたエレクトリックギターで、通常通りの和音を演奏すると歪みが激しくなりすぎて聴き苦しいため音を省略したことも理由のひとつであろう。この和音の持つ独特の空虚さやパワーがロックミュージシャンの気質によく合い、広く定着するにいたった。

考案者はリンク・レイという説がある[1]

特徴と利用

空虚五度と同じ構成音を持っているが、これとは区別して扱われるべきである。パワーコードは主にロックやその周辺のジャンルで使用される用語であって、またその用法も空虚五度とは若干異なっている。たとえば、アコースティックギターエレクトリックギターと同じ和音を出すことはできるが、音がそれほど強くないためあまりパワーコードとは呼ばれない。

通常、第3音はコードがメジャーであるかマイナーであるかを識別させる重要な役割を持ってはいるが、ロックでパワーコードを多用する曲は、多くがダイアトニックなコード(本来その調に含まれている音のみを使用した和音)を主体として構成されている場合であり、前後の流れ、およびベースラインやメロディに使われている音から聞き手が容易にコードを類推できるため、この点はあまり問題とならない。一方でジャズなどでは、曲中にノンダイアトニックなコード(本来その調には無い音を使用した和音)を使うことが多く、伴奏がパワーコードで構成されているとそのようなコード進行の特色を出せないため、あまり使用されない。ノンダイアトニックなコード進行や、sus4などを取り入れた曲でパワーコードを演奏するギターを取り入れる場合、ピアノオルガン、アコースティックギターなどの他の楽器で音を補う必要がある。

ロックの中でも特にハードロックヘヴィメタルでは、マイナーコードのメロディに歪ませた音のパワーコードで速いテンポでバッキングをするケースが多い。そうすると短三和音が含まれず、リズムや音質も合わさってマイナー調特有の悲しい感じが希薄になる。ただしメロディーがマイナーであるため若干は悲しげな雰囲気が残っており、これが同ジャンルにおいてファン及びレコード会社が「激しくて哀愁を含んだメロディー」と表現する音楽性の一因となっている。

脚注

  1. ^ Koda, Cub. “Link Wray - Biography”. AllMusic. 2015年5月22日閲覧。

関連項目

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