パウル・ショルツ（Paul Scholz, 1889年8月21日 - 1944年10月2日）はドイツ出身のピアニスト、音楽教師。
経歴
ライプツィヒに生まれる。ハンブルク音楽院でマックス・フィードラーにピアノを師事。ベルリン高等音楽学校でカール・ハインリヒ・バルトとエルンスト・フォン・ドホナーニにピアノを師事し、1912年に卒業[1]。1911年にメンデルスゾーン奨学金を取得した[1][2][3]。1913年1月に来日し、以後1922年8月まで東京音楽学校（現在の東京芸術大学音楽学部）でピアノ教師を務め、同校退職後も東京高等音楽学院（現在の国立音楽大学）教師[4]など、東京を拠点にピアニスト、音楽教師としての活動を続けた[1][2]。
教え子
脚注
- ^ a b c d e 東京芸術大学百年史 東京音楽学校篇 第2巻 2003, pp. 1220–1222, 第3章 大正・昭和の東京音楽学校. 第5節 教職員. 2 外国人教師. (3) パウル・ショルツ Paul Scholz.
- ^ a b コトバンク. ショルツ パウル.
- ^ メンデルスゾーン奨学金取得者一覧 1879-1934（2020年1月3日閲覧）には掲載されていない。
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 170, パウル・ショルツ.
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 229, 松平 信博.
- ^ 辻 1999, p. 288.
- ^ a b 音楽年鑑 1941, p. 241, 山崎 鏡子, 山崎 照子.
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 196, 戸塚 政一.
- ^ a b 音楽年鑑 1941, p. 237, 室岡 清枝, 室崎 琴月.
- ^ 音楽年鑑 1941, pp. 185–186, 高折 宮次.
- ^ 萩谷 2016, pp. 83–87, 高折宮次の入門.
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 243, 山根 貞江.
- ^ 音楽年鑑 1941, pp. 125–126, 宇佐美 ため.
- ^ “宇佐美 ため”. コトバンク. 新撰 芸能人物事典 明治 - 平成. 2020年1月3日閲覧。
- ^ 音楽年鑑 1941, pp. 145–146, 金子 真佐子.
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 145, 金沢 孝次郎.
- ^ “金沢 孝次郎”. コトバンク. 新撰 芸能人物事典 明治 - 平成. 2020年1月3日閲覧。
- ^ 日本の作曲家 2008, p. 626, 松本 四郎.
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 178, 鈴木 マサヲ.
- ^ 音楽年鑑 1941, pp. 186–187, 高島 二葉.
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 169, 属 啓成.
- ^ “宅 孝二”. コトバンク. 新撰 芸能人物事典 明治 - 平成. 2020年1月3日閲覧。
- ^ 音楽年鑑 1941, p. 137, 岡田 九郎.
- ^ 日本の作曲家 2008, p. 25, 天池 真佐雄.
- ^ 萩谷 2016, pp. 289–291.
- ^ 日本の作曲家 2008, p. 671, 宗像 敬.
- ^ “金沢 益孝”. コトバンク. 新撰 芸能人物事典 明治 - 平成. 2020年1月3日閲覧。
- ^ “真木 利一”. コトバンク. 新撰 芸能人物事典 明治 - 平成. 2020年1月3日閲覧。
参考文献
- “ショルツ パウル”. コトバンク. 新撰 芸能人物事典 明治 - 平成. 2020年1月3日閲覧。
- 『音楽年鑑』 昭和16年度、大日本音楽協会、1941年。2020年3月24日閲覧。
- 辻浩美 著「16. 日本の女性作曲家」、小林緑 編『女性作曲家列伝』 189巻、平凡社〈平凡社選書〉、1999年3月、279-308頁。ISBN (9784582841893)。
- 東京芸術大学百年史編集委員会 編『東京芸術大学百年史 東京音楽学校篇 第2巻』音楽之友社、2003年。ISBN (978-4-2760-0615-7)。
- 細川周平、片山杜秀 監修『日本の作曲家 : 近現代音楽人名事典』日外アソシエーツ、2008年。ISBN (978-4-8169-2119-3)。
- 萩谷由喜子『クロイツァーの肖像 日本の音楽界を育てたピアニスト』ヤマハミュージックメディア、2016年4月10日。ISBN (9784636928303)。