バーバラ・ミンティ

バーバラ・ミンティ（Barbara Minty、1953年6月11日 - ）は、婚姻名のバーバラ・ミンティ・マックイーン (Barbara Minty McQueen) としても知られるアメリカ合衆国の元ファッション・モデル、写真家、著作家^[1]。映画スターであったスティーブ・マックイーンの3番目の妻、未亡人^[1]。

バーバラ・ミンティ
生誕	(1953-06-11) 1953年6月11日（69歳） アメリカ合衆国 ワシントン州シアトル
職業	モデル、写真家
配偶者	スティーブ・マックイーン (m. 1980; d. 1980)

経歴

ミンティは、ワシントン州シアトルに生まれ、オレゴン州コーバリスで育ち、1971年に(コーバリス高等学校)（英語版）を卒業した^[2]。

ミンティは、1970年代に、ニューヨークへ赴き、有力なモデル・エージェントであった(アイリーン・フォード)（英語版）や、後にはロサンゼルスのニーナ・ブランチャード (Nina Blanchard) と契約して、人気モデルとなり、『コスモポリタン』、『グラマー』、『スポーツ・イラストレイテッド』をはじめ何十誌もの雑誌の表紙を飾り、多数の広告に登場した^[3]。

1977年7月、スティーブ・マックイーンはミンティの写真を、移動中の機内で見かけたクラブメッドの広告で見かけ、次作として予定されていた映画『トム・ホーン』のオーディションをしたいとして、自分の代理人を通して彼女との面会を手配した^[3]。面会後間も無く、ふたりは同棲生活に入り、彼女はスティーブが死ぬまでの足掛け4年間にわたってその側に居続けた^[3][4]。ふたりが自宅で、身内での結婚式を挙げたのは、スティーブが死去する1980年11月7日より10ヶ月ほど前にあたる1月16日であった^[3]。

夫の死後、ミンティはアイダホ州に所有する牧場に移り住み、4年間ほどある男性と深い関係をもったが、その後はもっぱらマックイーンの未亡人として夫の顕彰活動に努めるようになった^[4]。

彼女は、2006年に、夫と過ごした時間について、(マーシャル・テリル)（英語版）との共著で『Steve McQueen: The Last Mile』を出版し、自ら撮影した写真多数を収録した^[5]。さらに2012年には、再びテリルとの共著で『Steve McQueen: The Last Mile…Revisited』を出版した^[6]。

2012年、ミンティは(アスベスト有害性認識普及協会)（英語版） (ADAO) に協力してアスベスト（石綿）禁止を訴える運動に参加し、7月16日には連邦下院のスタッフ・ブリーフィングに参加してアスベストの即時禁止を訴えた^[1]。

ミンティは、スティーブ・マックイーンを取り上げたドキュメンタリー映画にも様々な形で関わっており、2017年の映画『Steve McQueen: American Icon』ではエグゼクティブ・プロデューサーのひとりとして名を連ねた^[7]。

脚注

1. ^ ^{a b c} “Press Release: Barbara Minty McQueen, Steve McQueen’s Widow, to Speak at the House of Representatives Staff Briefing”. Asbestos Disease Awareness Organization. 2020年10月1日閲覧。
2. ^ “”. 2011年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月20日閲覧。
3. ^ ^{a b c d} Jeremy Roberts (2016年12月6日). “The definitive account of Barbara Minty’s love affair with bad boy Steve McQueen”. Medium. 2020年10月1日閲覧。
4. ^ ^{a b} Ariel Leve (2007年5月13日). “”. TimesOnline. 2011年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月1日閲覧。
5. ^ “Steve McQueen: The Last Mile”. Goodreads, Inc.. 2020年10月1日閲覧。
6. ^ “Steve McQueen: The Last Mile…Revisited”. University of Chicago Press. 2020年10月1日閲覧。
7. ^ Steve McQueen: American Icon (2017) - IMDb（英語）