バティック・エア

マレーシアのバティック・エア（旧称マリンド・エア）については「バティック・エア・マレーシア」をご覧ください。

バティック・エア（Batik Air）は、インドネシアの航空会社。同国大手航空会社ライオン・エアの子会社である。

バティック・エア
Batik Air

IATA ID ICAO BTK コールサイン BATIK
設立	2013年3月
ハブ空港	スカルノ・ハッタ国際空港 ハン・ナディム国際空港
焦点空港	スルタン・シャリフ・カシム2世国際空港 サム・ラトゥランギ国際空港
親会社	ライオン・エア
保有機材数	68機
就航地	21都市
本拠地	インドネシア・ジャカルタ
代表者	Captain Achmad Luthfie (CEO)
外部リンク	http://www.batikair.com/
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概要

 

ボーイング737-900ER型機 (スルターン・アジ・ムハンマド・スレイマン空港にて)

 

ビジネスクラスの座席

親会社のライオン・エアは格安航空会社として知られているが、すべての座席に個人用モニタを設置したり、機内食を無料で提供したりするなどといったワンランク上のサービスを行う、いわゆるフルサービスキャリアを2013年に創設した。これがバティック・エアである^[1][2][3]。なお、格安航空会社が運営するフルサービスキャリアとしてはバティック・エアが世界初である^[4]。

会社名は、インドネシアの伝統的な布地の特産品バティックを由来としており、機体の外装にもバティックの柄が描かれている。

同社は他の多くのインドネシアの航空会社と同様、EU域内への乗り入れを禁止している航空会社に指定されている^[5][6] (EU域内乗り入れ禁止航空会社の一覧参照)。2017年1月に解除されている^[7]。

便数の拡大と他社との対抗

バティック・エアは、親会社のライオン・エアが既に就航している主要な路線に重複させる形で就航しているものが多い。これにより、様々な客層に利用される契機を増やせるだけでなく、ガルーダ・インドネシア航空とフルサービスキャリアとして対抗する形にもなっている^[4]。一方、未だ他社が開拓していない路線を就航開始するなどして、新たなビジネスチャンスも狙っている (バンドン - パレンバン線など)。

同社は、航空機の納入の遅延のために、路線拡充に想定以上の時間がかかっているものの、2015年中には40機を保有する計画であり、国際線路線の開始も予定されている^[4][8]。

定期便就航地

2019年2月現在^[9]。所要時間の最も長い路線はジャカルタ-ジャヤプラ線で5時間30分である^[4]。

•   インドネシア
  • スマトラ島
    • (バンダ・アチェ)（英語版）、(バンダールランプン)（英語版）、バタム島、(ブンクル)（英語版）、(ジャンビ)（英語版）、(ルブクリンガウ)（英語版）、メダン、パダン、パレンバン、プカンバル、(シランギット)（英語版）、(パンダン島)（英語版）
  • ジャワ島
    • ジャカルタ/CGK、ジャカルタ/ハリム、ジョグジャカルタ、スマラン、ソロ、スラバヤ
  • 小スンダ列島
    • デンパサール（バリ島）、(クパン)（英語版）、ラブハンバジョ、ロンボク島
  • カリマンタン島
    • バリクパパン、バンジャルマシン、(パランカラヤ)（英語版）、ポンティアナック、(タカラン)（英語版）
  • スラウェシ島
    • (ゴロンタロ)（英語版）、(ケンダリ)（英語版）、マナド、(パル)（英語版）
  • マルク諸島
    • アンボン、(テルナテ)（英語版）
  • ニューギニア島
    • ジャヤプラ、(マノクワリ)（英語版）、メラウケ、(ソロン)（英語版）
•   インド
  • チェンナイ
•   マレーシア
  • クアラルンプール、コタキナバル
•   オーストラリア
  • パース
•   シンガポール
  • シンガポール

保有機材

• エアバスA320 : 44機
• エアバスA320neo：1機
• ボーイング737-800 : 17機
• ボーイング737-900ER : 6機

2021年8月現在^[10][11]。

脚注

[脚注の使い方]

1. ^ Govindasamy, Siva (2012年6月9日). “IATA: Lion's Batik Air to up the competition in Southeast Asia”. Flightglobal. http://www.flightglobal.com/news/articles/iata-lions-batik-air-to-up-the-competition-in-southeast-asia-372803/ 2012年6月10日閲覧。 
2. ^ Cengkareng, Banten (2013年4月10日). “Lion’s full service Batik Air to launch maiden flights”. The Jakarta Post. http://www.thejakartapost.com/news/2013/04/10/lion-s-full-service-batik-air-launch-maiden-flights.html 2013年4月10日閲覧。 
3. ^ Walker, Karen (2012年6月8日). “Lion Air signs Dreamliner commitment for premium carrier”. Air Transport World. http://atwonline.com/aircraft-engines-components/news/lion-air-signs-dreamliner-commitment-premium-carrier-0608 2012年6月10日閲覧。 
4. ^ ^{a b c d} CAPA (2015年1月17日). “Lion Air’s Batik Air 2015 outlook: rapid expansion as competition with Garuda Indonesia intensifies”. CAPA Centre for Aviation. http://centreforaviation.com/analysis/lion-airs-batik-air-2015-outlook-rapid-expansion-as-competition-with-garuda-indonesia-intensifies-205434 2015年4月10日閲覧。 
5. ^ http://ec.europa.eu/transport/modes/air/safety/air-ban/index_en.htm
6. ^ http://ec.europa.eu/transport/modes/air/safety/air-ban/doc/list_en.pdf
7. ^ EU removes ban against Batik Air, Citilink, Lion Air - The Jakarta Post Fri, June 17, 2016
8. ^ CAPA (2014年2月28日). “Lion Air's Batik Air plans major domestic push followed by ambitious international expansion”. CAPA Centre for Aviation. http://centreforaviation.com/analysis/lion-airs-batik-air-plans-major-domestic-push-followed-by-ambitious-international-expansion-155064 2015年4月10日閲覧。 
9. ^ Destination - Batik Air
10. ^ Batik Air fleet details - AirFleets.net
11. ^ Batik Air Fleet Details and History. Planespotters.net

外部リンク

• Batik Air（インドネシア語）（英語）