ハーバート・J・ビーバーマン(Herbert J. Biberman, 1900年3月4日 - 1971年6月30日)は、アメリカ合衆国の映画監督・脚本家。ハリウッド・テン(ハリウッドの十人)の一人。妻は俳優ゲイル・ソンダガード。
来歴
1935年『片道切符』で監督デビューをした。
ナチズムを批判した1944年の『(幻影のハーケンクロイツ)』で注目を浴びたが、下院非米活動委員会で証言を拒否して議会侮辱罪に問われ、投獄される。6ヶ月後に釈放されたが、映画スタジオのブラック・リストに載った為、以降は自主制作を余儀なくされた。ニューメキシコ州の鉱山労働者のストライキの模様を描いた1954年の『(地の塩 (1954年の映画))』はカルロヴィ・ヴァリ映画祭でグランプリ受賞し、アメリカ国立フィルム登録簿とニューヨーク近代美術館に保存されている。
主なフィルモグラフィ
- (片道切符) One-Way Ticket (1935) 監督
- (完全犯罪) Meet Nero Wolfe (1936) 監督
- (アラブの陰謀) Action in Arabia (1944) 脚本
- (幻影のハーケンクロイツ) The Master Race (1944) 監督・脚本・原案
- (再会) Together Again (1944) 原案
- (ニューオリンズ) New Orleans (1947) 原案
- (地の塩) Salt of the Earth (1954) 監督
- Slaves (1969) 監督・脚本、19世紀ケンタッキー州の奴隷制度を批判したもの
外部リンク
- ハーバート・ビーバーマン - allcinema
- Herbert J. Biberman - IMDb(英語)
- Herbert J. Biberman - インターネット・ブロードウェイ・データベース(英語)